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「OTC医薬品のネット販売について」

「OTC医薬品のネット販売について」

2013年03月01日 (金) 09時00分配信 投稿日:13/03/01 09:00 icon_view 361view

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2社が厚生労働省を相手にして起こしていた訴訟で、最高裁判所は国の上告を棄却する判決を言い渡しました。判決を踏まえ、すでにOTC医薬品のネット販売が再開しています。

→アンケート結果『医薬品のネット通販Yes、No!』

薬剤師の皆さんの率直な感想・ご意見を聞いてみました。
 

Q1今回の判決結果に対して

「賛成」が半数以上の回答でした。

Q1


Q2あなたの考えに最も近いものをお教えください

「全面的に反対」が僅か6%で、何かしらの条件付きでの「賛成」が大半を占めました。 賛成派の中でも「全面的に賛成」31%と「賛成(ビタミン剤や整腸剤など安全性が高い医薬品 かつ 僻地や島しょ部など地理的制約が大きい場所のみ解禁)」29%とほぼ同率の回答でした。

Q2


Q3その理由について具体的にお教えください

様々な意見が飛び交いました。薬剤師の存在意義についての意見も多数ありました。一部抜粋します。

■全面的に賛成
(理由)
・自己責任とセルフメディケーションの関係をはっきりさせる契機となると考えるため。
・離島・僻地の判断は難しい、体調不良時には徒歩30分でも十分辛い。
対面販売にこだわるのではなく、必要時にはいつでも説明を受けつけれる体制を義務付ける方がよほど良いと思う。
・薬剤師は販売以外にしなければいけない粗衣事がたくさんあるから
・実際に売ってて 説明必要なしという人も多いし^^;
・ITを使えば、薬剤師が高付加価値職務により、シフトできるから
・ 薬局の処方箋調剤にしたって、個人在宅の患者の居宅管理指導や来局出来ない患者に対するお届けや電話投薬なども今は普通に行われている。今の時代は、むしろ、そこがフロンティアにさえなっている。
市販薬の対応にしたって、医薬品通販会社に勤務する薬剤師が受付や販売、お届などをすれば良いだけの話で、通販だから危険と云う論理それ自体がそもそも破綻している。
・販売前に確認するべき事項は、対面に限らず、ネット上のアンケートでも可能だから。購入を薬局やドラッグストアに限定する必要はない。

■賛成(ビタミン剤や整腸剤など安全性が高い医薬品 かつ 僻地や島しょ部など地理的制約が大きい場所のみ解禁)
(理由)
・それ以上のものは危険が大きそうだから
・薬剤師としての資格の意味がなくなるような気がする
・継続で服用している薬剤に関しては購入出来る配慮があれば良いと思う。しかし、薬剤師が介入する販売方法を取り入れる事も大切だと思う。(購入する前に薬剤師が作成したチェック項目の導入、相談窓口設置等)
・値段が下がるから。また、薬剤師や登録販売者の指導の価値を大きく下げると思う。
・ただし、販売する以上、副作用に関してネットショップにも責任を持たせる為に、製薬メーカーが機構に払っている負担金のような制度を作る必要があると思う。売ったら後は知らないでは困るので。
・1類・2類は対面販売が基本だと思うので
・ネット販売をしていて重大な健康被害が起きやすくなるというデータがない
・医薬品はあらゆる面で食品等と異なるもので有資格者が対面で取り扱うべきものである。その人に合った薬を選択しアドバイスする為の専門家が必要ないとはおかしい。

■賛成(ビタミン剤や整腸剤など安全性が高い医薬品(第3類医薬品)のみ解禁)
(理由)
・地理的制約は区分けがあいまいになるので、一律にすべき。
・賛成意見を読んでみたら「ガスター10を早速買ってみました。なんか長い説明が書いてあって、「読みました」チェックをすると購入できるようになっています。パソコンのソフト使用許諾書と同じで、誰も読まないでしょう、こんな文書。自己責任自己責任」皆こんな感じなんじゃないでしょうか。で、責任が発生したら薬剤師、店舗の責任。え?って感じです。自己責任なら保険使わないでねと言いたい。また、ネットで処方の重複や飲み合わせの禁忌などが把握できるのですか?
・すでにコンビニ等でも可能となっている部分があるので条件付きならば賛成。
・3類は安全性が高いと位置づけたわけで、安全なものは規制する必要がない。類別にした意味がなくなる。
・医療用医薬品からスイッチOTC化された第一類医薬品までインターネットで自由に購入できる状況では必ず重篤な副作用被害が発生することは、薬剤師であれば常識である知識だが、それを代償にしてまで一般国民のニーズが多いとか、利便性の要望が多いという理由では単に営業利益の追求というのが本音なんだろうと思えてしかたがない。
こんな一般用医薬品の販売方法では、今後新規に医療用医薬品のスイッチ化など無謀に思える。
・安全性が高いということは副作用が起きても大事にはならないから。

■賛成(僻地や島しょ部など地理的制約が大きい場所のみ解禁)
(理由)
・薬局がつぶれます。大手ドラックストアはいいかもしんないけど、調剤だけじゃやっていけない。
・薬剤師の必要性が薄くなっている。
・僻地等は店舗もなく、ある程度までは患者個人での自己管理も医療費削減には必要だから。
・事実上僻地、島諸部など線引きが困難なことから措置はあるもの全面規制にしているのではとおもいます。対面販売で必要な事柄に関しもう少し煮詰ネット販売すべきだとおもいます。しかし、薬物に対する依存や習慣、乱用、不正使用、悪用など前述のネット販売方法ではまだまだ課題も多いと思います。因って現状、全面は問題ですが利便の悪い一部の地域などは配慮した緩和は必要なのかも知れないと思います。
・困る人にはやさしくあるべき。あとは自分が薬剤師だから職域が減るのは困るから。

■全面的に反対(再規制すべき)
(理由)
・薬局はその地域の保健衛生業務の一翼を担うものであり、ネット販売により既存薬局の経営が成り立たなくなり廃業するなど消滅してしまう可能性があるので賛成できない。
・ネット上の規制が医薬品以外でも追い付いていないと考えるため。
・私たちの地位があぶなくなる
・安全管理。一度許可したものは再び禁止にするのは困難 慎重さと長いスパンで考えることが必要


如何でしたか。利便性、安全性、薬剤師の存在意義など一筋縄では行かない様々な問題が絡んできます。判決が出たとは言え、問題の解決には至っていません。薬剤師の皆さんの生の声をあげるることが今後重要になってくるかもしれませんね。

■期間:2013/1/28~2/12
■対象:薬剤師
■回答数:n=104   
(内訳:男性:女性=6:4、職場:その他37%・薬局49%・病院クリニック14%)


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