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薬剤師の残業、必要ですか?

薬剤師の残業、必要ですか?

2013年11月08日 (金) 09時00分配信 投稿日:13/11/08 09:00 icon_view 895view

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残業は疲労の蓄積になったり、プライベートな時間が減ったりで、ストレスの原因や職場への不満にもつながってしまいます。しかし日々患者さんは来局し、業務を翌日に持ち越すわけにもいかず、残業はなかなかなくならないのが現状だと思います。そんな中、皆さまに残業に対する意識やその主な原因、実際に行っている残業を減らすための工夫などについてお聞きしました。


*この記事は2017年5月17日に更新しました。

■Q1._残業について、従業員・経営者どちらかご自身の立場でお答えください。

残業は減らすべきだという人と残業はやむを得ないという人は、従業員としてではともに40%前後、経営者としてはともに3%弱とほぼ半々という結果になりました。前回は従業員としてやむを得ないという回答が53%と過半数で、従業員として残業を減らすべきという回答は32%でしたので、残業は減らすべきと考える人の割合が多くなってきているようですね。

 

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■Q2._残業時間は、一人当たり1ヶ月に何時間ぐらいですか?(経営者は、従業員の平均時間をお答えください)

残業時間は、2割近くがほとんど残業がなく、過半数が月10時間未満となっていて、前回の調査と同じような結果になりました。月80時間以上というケースもあるものの、月40時間以上という人の割合は5%程度と減っていました。極端に残業時間が多いというところは減ってきているのかもしれませんね。

 

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■Q3._残業になる要因を教えてください。

残業になる要因については、約半数の人が薬歴記載に時間がかかるとしている他、約1/3の人が病医院の終了間際の受診患者の来局と人材不足をあげていて、これら3つが大きな要因になっているようですね。薬歴記載に時間がかかるという回答と、一包化が多く時間がかかるという回答の割合が増えています。その他としては会議、在学業務、学会発表という回答もあり、その人の資質という意見もありました。

 

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■Q4._残業の理由として、薬剤師各人のスキルアップや業務改善で解決できる要因はありますか?

残業の理由として1/3の人が、薬剤師のスキル面や業務面で解決できる要因は特になしとしています。それ以外では、業務をする時にいろいろと考えてしまうという回答が26.8%、知らないことが多すぎるという回答が20.6% となっています。薬剤師経験年数が3年未満では、業務に慣れていない、知らないことが多いと回答する人が多く、3年以上になると、解決できる要因は特になしとする人が増えてきているようですね。

 

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■Q5._残業を減らす工夫や、残業に関するご意見を教えてください。
例)電子薬歴の記載で、辞書登録をして長文入力を省力化している。

辞書登録やショートカットコマンドの利用、テンプレート作成といった工夫が多く行われているようです。音声入力といった回答もありました。シフト制で薬歴を集中して書く時間を設けているところもあり、優先順位を決めるなど時間の有効活動が大切という回答もありました。一方、近隣の医師との関係で残業を減らすのは難しいという回答もあり、また薬剤師の意識の問題という意見もありました。

 

[残業を減らす工夫]
*医師に予め、処方箋を書いてもらう。
*電子化、診療時間の見直し、だらだら仕事をしない。
*マウスは極力使わずにショートカットコマンドを多用している
*優先順位を決める。
*時間内に業務を終えるよう時間配分を考えながら仕事をすべき。
*電子カルテ登録
*電子薬歴で辞書登録している。少しは楽になったが、人手不足のため、絶対的なM/Hが不足している。
*投薬時すでにわかっている情報については薬歴確認時に記入し、投薬後の業務を極力減らしている。
*発注の確認、一包化や重い処方の予製、在庫量の調整を昼休みの時間(12:30から14:30)を利用して準備している。(まあ店長なので残業時間はありませんが。)
*薬歴は、申し送りが見やすいように、要点を簡潔に書く。記入項目の印字、欄を設け、書きやすくしている。
*疑義照会の印鑑利用
*ある程度、定型文を使用する。簡易な内容は、投薬時に直ぐに書いてしまう。
*棚上の在庫を取りやすくしたりするなど小さな工夫をしてはいるが残業を減らすためにどれほど役立っているのだろうか?と思いつつ、工夫しないよりはマシだと思っている。
*テンプレートを使っている。
*以前は薬歴記載での残業が多く、会社に指摘されたため、1枚3分かけていた薬歴記載を1分ちょいまで短縮しました。短縮の方法は繁用フレーズの辞書登録、予測変換の活用、マウスを極力使わずキーボードのショートカットキーの多用です。今では冬の繁忙期でも薬歴記載による残業は30分以内におさまるようになりました。ただ、自分の薬歴記載が速くなった分、記載が遅い人の投薬を代わりにやらなければならなくなり、不公平感がストレスになっています
*音声入力でテンプレートを用い、効率アップするようにしている。
*患者さんの来局が遅いのが原因の残業は仕方ないと思うが片づけとかは閉める前から始めても良いと思う
*在宅業務の移動時間を無駄にしないよう、電車の乗り換え待ち時間や交通機関の中でできることを行う
*他薬剤師の仕事状況を把握しながら、業務フォローを行うようにしている。
*薬歴を集中して書く時間を設ける。シフト時間外だと調剤や鑑査をせず薬歴を書く時間になる。

[その他]
*プロの薬剤師の仕事と思っていない。時間いれば、給料がもらえると思っている薬剤師が多い。
*近隣の医師が「自分のペースで診察したい」という方だとお手上げです。
*マンパワーの不足が原因なので、とにかく増員が一番だと思う。でも、指示待ち人間が増えると、かえって足手まといなので、今のままでもいいかもしれない。考えて行動できる社員が増えれば、確実に残業は減ると思う。
*時間をかけて入力した薬歴が、必ずしも充実しているとは、限らないという問題がある。
*午前、午後の診療と分かれている診療所と門前薬局の関係では、勤務時刻の設定に無理かあるように感じる。
*やる気の問題。能力給に変える予定。


<まとめ>
残業については、前回に比べて、残業は減らすべきと考える人の割合が多くなり、残業はやむを得ないと回答している人とほぼ半々になってきています。一方、残業時間が60時間を超える人でも、従業員としてある程度やむを得ないと思うと回答している人もいて、残業時間だけでなく、環境や個人の仕事に対する考え方によって違っているようです。残業時間は、過半数が10時間未満となっている一方、周りの薬局の営業時間、患者の来局、医者の意向などで薬剤師のスキルアップや業務の効率化だけではどうにもならない部分もあるようです。
残業の要因として薬歴の記載に時間がかかるという回答が一番多かったのですが、前回の調査から回答した人の割合が増えていました。これは前回の調査の後、大手チェーン店で薬歴の大規模な未記載事件が発覚するという事件があり、日本チェーンドラッグストア協会では、「不適切な薬歴管理の再発防止に関する宣言」を2015年のゴールデンウィーク前に関係省庁に提出したことも影響しているのかもしれません。
残業については、医師や患者の都合によりどうしても仕方ない部分もありますが、薬歴記録時間が大幅に短縮できる電子薬歴の導入も増えてきている中、テンプレートや辞書登録といった面での工夫をしている人が多いようです。またシフト制で薬歴を集中して記載する時間を作るなど時間的な工夫も一つの方法かもしれませんね。

■期間:2016/1/8(金)~2016/2/5(金)
■対象:薬剤師
■回答数:n=194


ココヤク運営事務局

 

 

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