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薬剤師に聞く、受診勧奨の経験は?

薬剤師に聞く、受診勧奨の経験は?

2013年12月13日 (金) 07時55分配信 投稿日:13/12/13 07:55 icon_view 264view

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薬局は、処方箋をはじめお薬手帳、服薬指導時の患者との会話・表情、待合室での患者の様子など、患者に対して様々な情報をキャッチできる場所です。そんな中、薬使用のチェックとともに、受診疾患以外の患者のSOSを見つけ、適切な受診勧奨を行うのも薬局の重要な仕事だと思われます。そこで今回は実態調とともに、受診勧奨の経験をお聞きしました。

*この記事は2017年9月26日に更新しました。

 

【関連Q&A】
Q.とびひやおできで相談を受けた場合のOTC対応と受診勧奨の線引きについて教えて…
Q.かすみ目の相談を受けることがありますが、受診勧奨のポイントがわかりません。

 

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■Q1. 受診している疾患以外に、他の病気の兆候を感じた患者さんはいますか?

認知症や胸やけ・下痢等、対面での会話や態度、訴えの中から受診疾患以外の兆候をみつけている場合が多く、会話は重要なヒントになっているようです。血圧の測定の他、咳・むくみなど会話以外の患者観察からも兆候を感じとっている人もいます。
 

Q1



■Q2. 上記Q1で挙げた病気の兆候は、どのような症状でしたか。具体的に教えてください。

話がかみ合わない・つじつまが合わない等の服薬指導時の会話からくる異変が多くとらえられているようですね。胸やけ・胃痛・便秘、動悸・ふらつき等といった患者直接の訴え、咳・むくみ・黄疸等の患者観察によっても兆候をキャッチしていました。
 

・認知症-何度も文書で説明しても聞いていないともどってくる。

・胃食道逆流症-口の中が苦い、のどが痛いと訴え。

・眼-みえづらい、白濁

・手の震え、すくみ足

・咳が続く

・手指のむくみ

・同じ質問が、繰り返される。

・昔の話が、あたかもさっきの様な話ぶり

・鼻血がよく出ると言われていた。

・急激に痩せて、疲れが取れない、だるいといわれた。

・血圧計が置いてあり、計り方を教えて計測すると、上が160あった。

・朝起きたら胃がむかつく、横になると気分がすぐれない上部胃部不快感があるとはなされたとき。

・自分の帰る方向がわからなくなった

・「のどが狭い感じがする」、「朝に胃がムカムカする、口の中がすっぱい」

・前回受診時の内容を覚えていられない。

・投薬時に話がかみ合わなかったり、同じことを何度も聞かれた。

・カゼ様症状でOTCを買いに来て相談されたが、肌が黄色く見え黄疸の疑いありすぐ受診するように伝えた。

・高血圧:頭が痛い

・重度のむくみ。

・見るからに結膜炎。

・骨密度測定結果より

・胃痛、胸焼けがある

・出会った事はないです




■Q3. 受診疾患以外の病気の兆候を感じた患者さんに対して、どのように対応しましたか?

受診疾患以外、病気の兆候を感じる患者がいなかったと回答した人が3割強いました。患者・家族に受診勧奨したのが約半数、薬歴に記載したのが1/3強の回答となっていて、感じた兆候に対しては、ほとんどの場合何らかの対応をとっているようです。
 

Q3
 

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■Q4. 病気の兆候を感じた患者さんに対して、医師や患者に働きかけをしなかったことはありますか?

兆候を感じた場合、医師又は患者に対し必ず何らかの対応をしている人が4割強となっています。対応しなかった人の理由として、自分の知識や見立てに自信がないと、患者や医師に言いづらい・怒られそうがともに約半数という結果になりました。
 

Q4



 

■Q5. 受診勧奨をして、患者さんやその家族、医師などに喜ばれた事例を教えてください。

受診勧奨して、その結果患者に喜んでもらえるとき、こんなに嬉しいことはないですよね。患者さんに自分の体のことを本当に心配してくれているんだということが伝わり信頼感が増していくというのは何にも代えがたい財産だと思います。
 

・湿疹だから塗り薬欲しいという患者さん、ピリピリすると見せてくれたら帯状疱疹かも?と、思われたのですぐに皮膚科に行くよう説得。帰りにゾビラックスの処方箋を持ち、「やたらな薬を売りつけず、ありがとう」と、笑顔で来局してくれました。

・患部をみて帯状疱疹の可能性があったので医師の受診を勧め実際そうであったことが何回もあり感謝された。

・急に飛蚊症が悪化したと相談を受け、網膜剥離の可能性があると考え、眼科に受診するよう促した。網膜剥離の初期段階との診断で後日早く見つかって良かった、相談して良かったとのお礼を言われた。

・認知症の受診をしていただきMRI撮影の結果、初期認知症と診断され投薬が開始されたところ落ち着かれて喜ばれました。

・患者様から、「動悸が続く」と相談を受けて、循環器への受診を勧めた。甲状腺に異常が見つかり、後でお礼を言われたことがある。

・診療所では夜間無呼吸は診察できないので、近隣の小児特化病院に紹介状を書いてもらってはどうか?と提案。Drもそれに応じてくれた。その結果アデノイド肥大が判明。手術となった。患者両親はわざわざお礼を言いに来てくださった。


<まとめ>

受診疾患以外に受診勧奨をした人が約半数になっている一方、病気の兆候を感じる患者さんがいなかったとする人が3割強います。一方、医師や患者に対しての働きかけをしない理由としては、自分の知識や実力に不安を持っているケースと、医師や患者から嫌がられたり怒られたりを気にするなど対人的理由をあげるケースが多くみられます。
調剤に神経を使い、受診疾患以外の部分にはなかなか気が回りにくいところですが、処方箋・お薬手帳、患者さんの様子などいろいろな情報が集まる薬局だからこそ、医者とは別の視点で患者さんをみることができます。感謝事例を読むと、心温まるものもあり、患者さんの体を気遣って、言いづらい所をほんの少し勇気を出してみると、より一層信頼関係が深まっていくのかもしれませんね。


■期間:2013/11/22(金)~11/29(金)
■対象:薬局薬剤師
■回答数:n=87   


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