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「2013年のくすり大賞結果発表」アンケート結果

「2013年のくすり大賞結果発表」アンケート結果

2014年01月22日 (水) 08時01分配信 投稿日:14/01/22 08:01 icon_view 667view

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くすりを見ると、2013年が見えてくる。

一般用医薬品のネット販売解禁の公布、臨床データ操作発覚と大きな問題がいろいろあった2013年。そんな「2013年を象徴するくすり」をココヤク上で募集したところ、150名を超える方から声が寄せられました。昨年、最も話題になったくすりは何だったのか。そして、医薬品業界にとってどんな一年だったのか。薬剤師・薬学生のみなさんから寄せられたエピソードとともに、振り返っていきましょう。

2013年の1位に輝いた「くすり」は・・・

ディオバン でした!

揺らぐ信頼性で医薬関係者に衝撃 臨床研究でデータ操作が発覚した「ディオバン」

「ディオバン」に応募した方のエピソード

●メーカーと第三者の癒着、逆に取り締まりが厳しくなって良かったのではないかと思います。

→臨床試験の信頼性を失わせる非常に重大な事件でしたが、臨床試験のあり方に一石を投じた点では良かったのかもしれませんね。(ココヤク運営部)

●承認時のデータ操作が問題になり、改めて論文の信憑性などについて考えさせられました。

→論文の信憑性について大きな疑問を抱かせてしまったことは、医薬の発展において大きなマイナスといえるでしょう。(ココヤク運営部)

●何事においても誠実に、偽りなく自分のできることを一つ一つ取り組むべきだと改めて考えさせられた出来事だから。

→真面目に誠実にという医療関係者としては当たり前のことが行われなかったことは寂しいかぎりですね。(ココヤク運営部)

●患者からの質問が多い。いい意味で患者との距離が縮まった。

→起こった事件に対する考えではなく、患者との距離感という視点でプラスととらえる見方もあるんですね。(ココヤク運営部)

●臨床データの故意の改ざんが明らかになり、改めて製薬メーカーと大学病院医局との悪しき関係がクローズアップされた。また、これに最初に気付いたのも大学病院の医師であり、海外とのデータの違いに注目した結果であったことに敬意を表している。

→常に疑いの目を持つということは、ミスや間違いを発見するという意味で大切な視点なんですね。(ココヤク運営部)

 

ディオバンの問題は、承認効能の根拠にもなったデータで、権威のある大学での臨床試験論文だったもので、しかも最初はデータ集計のミスとされていたものが、人為的なデータ操作ということで、しかもそれにメーカー社員が携わっていたというウソにウソを上塗りしたような残念な事件でした。メーカーの対応も悪く、不正データと知ったうえで広告宣伝に繰り返し用いた疑いが強いとしてついに、厚生労働省も刑事告発をしました。いろいろな人間がいるというのはわかりますし、どこのメーカーでも医療機関でも、起きては行けませんが起こり得る問題です。問題が起きたときに隠さずに問題を明らかにしていくという姿勢が大切だと思います。また臨床試験に限らず、疑問をもつ目というのも大切ということを考えさせられる事件でした。(ココヤク運営部)

「ディオバン」関連情報


「2013年のくすり」トップ5

2013年を象徴するくすりの1位は、データ操作問題があり、今年に入って刑事告発となっているディオバンです。これに次いで2位になっているのがNSAIDSのロキソニンです。OTC薬のロキソニンSがネット販売に関連して議論され話題になりました。3位は花粉シーズンにおなじみのアレグラで、眠気が少ない花粉症シーズンの鼻炎薬としてOTCスイッチされました。4位のイグザレルトは投与期間制限が解除されワーファリンからの変更が話題になりました。同じく4位のフェキソフェナジン塩酸塩60mg 「SANIK」は、アレグラ錠のジェネリックとして日医工がサノフィと独占販売合意ができたことで話題になりました。同じく4位のリリカは、帯状疱疹後の神経痛や糖尿病性神経障害等に使われ、神経障害性疼痛という効能が追加されました。

順位 くすり名  
1位 ディオバン エピソードを読む
2位 ロキソニン エピソードを読む
3位 アレグラ エピソードを読む
4位 イグザレルト エピソードを読む
4位 フェキソフェナジン塩酸塩60mg 「SANIK」 エピソードを読む
4位 リリカ エピソードを読む

 

2位「ロキソニン」にまつわるエピソード

●小児科の門前で働いていますがロキソニンSを置くようにしてから、「子供用のロキソニン?」とか「私もここで買えるの?」とお母さんに聞かれたり、近所の人から「ここにあるなら薬局(ドラッグストア)まで買いに行かなくてもいいね。薬剤師いなくて買えない時もあるけどここなら大丈夫だね。」とありがたいことも言っていただけました。一般消費者から薬局はこんな風に見られているんだなと改めて思いました。

「ロキソニン」関連情報

3位「アレグラ」にまつわるエピソード

●OTCでお薬を販売していますが、花粉症の時期、指名がびっくりするほどありました。

「アレグラ」関連情報

4位「イグザレルト」にまつわるエピソード

●今までワーファリンやプラザキサなど抗凝固剤は食生活や相互作用などでライフスタイルに制限を与えたけど、イグザレルトはその制限を少なくした。

「イグザレルト」関連情報

4位「フェキソフェナジン塩酸塩60mg 「SANIK」」にまつわるエピソード

●オーソライズドジェネリックとは発想の盲点。過去,特許侵害に絡む採用薬変更を経験しているので,1つでもそのリスクは減らしたい。

「フェキソフェナジン塩酸塩60mg 「SANIK」」関連情報

4位「リリカ」にまつわるエピソード

●帯状疱疹の患者様に処方され、かなりの痛みが治った方々が、とても喜んでいらした。

「リリカ」関連情報

 

ロキソニンは、スイッチされてから3年近くになるにもかかわらず複数のコメントがOTC医薬品として求める人が多かったというようになっていて、NSAIDSとして根強い人気がうかがえます。アレグラは花粉症シーズン多く処方されていたもので、スイッチOTCとなってからも出ており、処方箋薬としての知名度がスイッチOTCの使用に大きく影響を及ぼしている形になっています。イグザレルトは投与期間制限がなくなり患者が使いやすいものとして人気がでてきているようです。フェキソフェナジン塩酸塩60mg 「SANIK」にみられたようにジェネリックに関連してメーカーの特許戦略も激しくなっていくのかもしれません。リリカのように効能拡大によって使用の幅を拡がり、それに伴い認知度も上がっていきます。ニーズに合わせた効能拡大製品はこれからも増えていきそうです。(ココヤク運営部)

ココヤクからのお年玉当選者発表

JCBギフト券(20,000円相当) 1名

ゆうみんさん
「ディオバン」
臨床データの故意の改ざんが明らかになり、改めて製薬メーカーと大学病院医局との悪しき関係がクローズアップされた。また、これに最初に気付いたのも大学病院の医師であり、海外とのデータの違いに注目した結果であったことに敬意を表している。

JCBギフト券(5,000円相当) 3名

たたさん
「ロキソニン」
小児科の門前で働いていますがロキソニンSを置くようにしてから、「子供用のロキソニン?」とか「私もここで買えるの?」とお母さんに聞かれたり、近所の人から「ここにあるなら薬局(ドラッグストア)まで買いに行かなくてもいいね。薬剤師いなくて買えない時もあるけどここなら大丈夫だね。」とありがたいことも言っていただけました。一般消費者から薬局はこんな風に見られているんだなと改めて思いました。

あくびちゃん
「ニトロペン舌下錠」
ばんばん出るわけではないですが、ぽつぽつと処方されるニトロペン舌下錠。処方薬ではなかった事例です。古い薬で良く知ってると思っていた舌下錠でした。ある高齢者の患者さんがかばんから出してきて「聞きたいことがあるが・・・。」「何ですか?」プラスチック容器をだしならがら「この薬は発作時にすぐにのまないといけないが。このケースを開けて、アルミ包装を破いて・・と間に合わないのではないか?」「いままでに発作は起こされたことありますか?」「ない」「近所の人が、同じ薬を常備してたが玄関で倒れて間に合わなかった」とか。「ケースに薬を裸にしていれていいか?」私もその話をききながらお年寄りでいざという時にはそらー間に合わないかも、しかも容器をあけてアルミシートは破らないといけない、中の薬も非常に小さい。「アルミから出すと劣化するので頻繁に発作がおこるわけではないなら効果に補償はできないですが、お気持ちわかるのでせめて透明ではなくて遮光できる入れものほうが・・・」「舌下投与ですよ。飲んでもきかないですよ」と念押ししたところでお帰りになりました。その後、同僚からアルミから出してはいけないと聞き、メーカーに問い合わせたところアルミシートから出すと揮発するので1週間も持たない、効果がなくなると教えてもらいました。慌てて、帰宅したころをみて電話にて連絡、もう遮光の入れ物かってたらどうしようとか思いながら、「先ほどのお話しですが、どんな容器でもアルミから出したらすぐに舌下しないと効果がなくなると確認しました」とお話ししました。遮光容器は買ってない、独居老人であること、などいろいろとお話しすることに。一人だから誰もたよれない。「でも、なにより処方薬でないのにわざわざ電話にて連絡をくれたことを感謝します。感謝します。」と何度も言われました。その「感謝します」の言葉がとても2013年心に残りました。ニトログリセリンの性質を考えるとすぐにわかるはずなのに・・・まだまだですね。

たいこさん
「シムビコートタービュヘイラー」
とにかく説明に時間がかかり、チェック表など自作をして分かりやすくしようと努力した。

おたのしみ福袋(3,000円相当) 5名

みきこりんさん
「ディオバン」
患者からの質問が多い。いい意味で患者との距離が縮まった。

Otohさん
「イグザレルト」
今までワーファリンやプラザキサなど抗凝固剤は食生活や相互作用などでライフスタイルに制限を与えたけど、イグザレルトはその制限を少なくした。

まちゃさん
「リバロ」
今年転職して小さい薬局から大きい薬局へ変わったのですが、同じ内科でも「これだけ違うか?!」を思い知らされたというか…年末にかけて出ていく数がハンパじゃありません。特にリバロは前のところでは扱っていなかったので存在も知らず。それが1000とか1500が出ていくのを見ると…大きいところは本当に勉強になります。

香世さん
「ジェノトロピンゴークイック」
門前病院にいきなり脳外科ができて、いきなり出た処方。皆で使い方の動画を見て勉強したり、患者さんから「出なくなった」と訴えがありコールセンターに電話したり、とにかく大変でした。でも、おかげで処方せん単価が跳ね上がりました。

cholineさん
「ツムラ桂枝茯苓丸」
以前、漢方診療所で桂枝茯苓丸をもらって体質改善をされていた方。しばらくはその診療所への足も遠のいていて漢方も飲まなくなっていた。その方が「もともと冷え症もあるし、しもやけができやすいのよね。」と呟かれたことから、「それならば漢方を!」とご提案しました。その話の中で昔もらっていた桂枝茯苓丸がどうやら今の体質にも合っていそうと思ったのでお伝えしました。さっそく現在かかりつけの病院で桂枝茯苓丸を処方してもらってお渡しして2週間後。「しもやけができてたのがすぐ治っちゃって痛くないの!」と嬉しい報告をしていただきました。それから今も漢方続けられています。やっぱり漢方って体質に合えば劇的に効くんだなぁと印象深かったです。

 

◆ココヤク運営事務局より

ココヤクユーザーの皆さんに「2013年を振り返り、もっとも印象に残った医薬品」につき、アンケートしてみました。結果は皆さんにとっていかがだったでしょうか。やはり「ディオバンのデータ操作」のニュースは大きな衝撃を与え印象に残っていると思います。今年に入っても厚生労働省の刑事告訴など問題は収束する様子が見えず続報が届いているので、2014年になっても尾を引きそうです。

投稿内容を見てみると一般的に記憶に残った医薬品とともに、個人にとって想い出深い医薬品のエピソードや、変わった視点から様々な回答をいただきました。
ココヤクでは、これからも薬剤師業務に役立つ情報をアンケートを通じて提供していきたいと思います。現場の声を薬剤師同士で共有することで、みなさんの業務の不安や悩みを解決することにつながればと願っています。
今年のアンケートにも、どうぞご期待ください。

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