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残薬確認|患者の残薬を薬価換算した場合、30万円以上のケースも少なくない!?

残薬確認|患者の残薬を薬価換算した場合、30万円以上のケースも少なくない!?

2014年02月07日 (金) 08時00分配信 投稿日:14/02/07 08:00 icon_view 844view

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残薬の確認については、患者さんに医薬品を適正使用していただくという視点では大切で、2012年度の診療報酬改定でその確認が算定要件に加えられています。残薬の確認は、患者の飲み忘れの発見にもつながり、慢性疾患の悪化や合併症の予防の意味でも重要です。そこで残薬に関しての確認状況やその内訳についてその実態を調査しました。


*この記事は2017年6月21日に更新しました。
 
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Q.残薬確認(先確認)をしてるけど、そのことについて業務手順書に記載が必要なんじゃないかな〜
 

■Q1.ここ1カ月の全患者さんのうち、約何%に残薬確認をしましたか?

全患者に残薬確認をしていた方は5%にとどまっています。80%以上が25%、60%以上で45%となっていて、全く行っていないを含め一桁%が15%弱になっています。病院と薬局、薬局の店舗数による傾向の差は見られないようです。

 

Q1

 
 

■Q2.どんな患者さんに残薬確認をしていますか?

残薬確認を行っている患者さんについてですが、ほぼ2/3の方は慢性疾患で内服薬を服用されている患者さんと回答し、次点が久しぶり来局の患者となっていて、必要に応じてメリハリをつけて残薬確認が行われているようですね。

 

Q2

 
 

■Q3.あなたが過去に対応した患者さんの残薬を薬価換算した場合、最高額はいくら位ですか?

残薬による無駄についての調査ですが、ほとんどの方が薬価換算まではやられていないようです。しかし中には30万円以上という高額例も複数あり、適正使用面はもちろん、医療費面での無駄ということからも残薬は問題ですね。

 

Q3

 
 

■Q4.どのような疾患の薬に残薬が多いと感じていますか?

残薬は、糖尿病・高血圧・高脂血・漢方といった慢性で苦痛や恐怖感と結びつきにくく、症状が連想しにくいもので多くなっています。認知症治療薬は意外と多くありませんでしたが、家族の方がきちんと管理されているのかもしれませんね。

 

Q4

 
 

■Q5.どのような剤形に残薬が多いと感じますか?

錠剤・散剤・カプセル薬が上位を占めているのは、剤形として絶対数が多いからと考えることもできます。しかし、慢性疾患で何種類も服用しなければいけない患者さんが、数種類飲み忘れしまうといったケースも考えられますね。

 

 
 

■Q6.残薬確認のエピソード(驚いた、困った、ありえない!と思ったこと)がありましたら、ぜひ事例を教えて下さい。

 

・大事に持っている患者さん。
・無料の人が飲んでいないのに毎回薬をもらい、残っていると言うと怒られるから、言えないし、言わないでほしいと 特に湿布は家族にあげるから使わないけどもらう等と言っていた
・降圧剤で副作用と思われる症状が出ているにもかかわらず、Drには言いづらいからと、処方されていても服用しないで家に溜めこんでいる患者さんがいました。薬局からDrへの疑義照会を提案しましたが、Drによく思われないから・・と拒否されました。Drの副作用に対する考慮軽視を疑問に思いました。
・ヒートを1錠ずつに切られていたので、よく似たヒートの所に混ざって入っていた。
・薬袋に書いてあるにもかかわらず、服用回数を勘違いして薬が余っていたことがありました。
・エピソードと言うまでではないが、いくつかの質問に「はいはい」と答えて聞いていない雰囲気の患者では当然残薬状況を聞いてもあてにならないことが多い。
・残薬のある方で隠そうとする方がいる。その理由はDrにバレると怒られるからで、この傾向は高齢の患者に多い気がする。
・患者さんが自分で一包化したのだが、薬が足りなかったりなど間違っていた。
・副作用がわかりやすかったり、テレビでこうゆう症状が起こった…など、患者から見て自分でも判断出来る症状や状態の時に、自己判断で服薬をやめてしまう人が多いと感じます。
・飲むと調子が悪くなるので全然飲んでいなかったのに先生に言えなくて1年分以上段ボール2箱分残薬があって処分に困っていた。


<まとめ>

残薬を確認することは、患者の適正使用を促す意味でも、医療費の無駄をなくす意味でも重要な問題だと思われます。残薬確認は、慢性で合併症や悪化のリスクがある薬等でメリハリをつけて行われているようですが、患者の中には、残薬を医師に言いにくいという方も結構いるようです。そういった場合、患者が相談しやすいような薬局・薬剤師の存在というのも大きいのではないかと思います。
複数の薬が処方されていると、どうしても用法がそれぞれ違っていたり、薬の種類によって1回に飲む数が異なったりで飲み間違いをしてしまう患者さんもいるようで、特に高齢化が進むこれからは、一包化等の工夫もサービスの一つになってくるのかもしれません。飲み忘れや処方変更が原因の多くと思われますが、なぜ残薬が起きてしまったのか、その原因をしっかりつかみ個々に対策をしていくことが大切なのだと思います。

■期間:2014/1/17(金)~2014/1/24(金)
■対象:薬剤師
■回答数:n=135   


ココヤク運営事務局

 

(次ページ)残薬確認に医師は協力的?・・・

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