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薬局での上手なジェネリックの勧め方

薬局での上手なジェネリックの勧め方

2014年02月14日 (金) 08時00分配信 投稿日:14/02/14 08:00 icon_view 631view

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後発医薬品の使用促進ロードマップでは平成30年3月末までに後発医薬品の数量シェアを60%にするという目標がたてられています。今後後発医薬品調剤体制加算における算定条件のハードルも高くなることが予想されますが、後発品使用変更に関しては患者の同意が大切です。そこで後発品使用における患者理解のための工夫を聞いてみました。

 

■Q1.あなたの薬局ではジェネリック医薬品を推奨していますか?

ジェネリック医薬品については、7割の薬局で推奨されていることがわかりました。推奨していないという回答は少ないものの、あまり推奨していないところもあり、後発品に対する安全性や品質に対してまだ信用されていない面もあるようですね。

 

 
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■Q2.あなたがジェネリック医薬品を推奨するときに特に強調している点や重視して伝えていることは、どのようなことですか?

後発医薬品推奨の際、みなさんが強調して説明されているのは負担額と効果についてで、安全性や相違点については意外と少ないという結果がでました。患者の関心が費用対効果が中心になるので仕方ないのかもしれませんね。
 

 
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■Q3.ジェネリック医薬品を推奨するときに工夫していることについてお伺いします。

1. 先発医薬品とジェネリック医薬品との価格差が大きい、または長期処方などで負担金がとても安くなる場合には、どのように説明しますか?

安くなるだけの説明の方もいるようですが、1ヵ月でなど具体的に安くなる金額について説明されている方もいるようですね。価格差が出る理由・剤形工夫等の説明をして後発品に対する不信感を払拭する努力をされている方も多いようです。
 

・国の政策上 ジェネリック推進ですけど 患者さん本人が決めて構わないですよ。
・まず先発品と主薬の成分含量が同じであることを説明し、次に添加物等の違いをさらっと説明。その後に窓口での負担金の違いを示して、どうするかの判断は患者に任せます。
・安すぎることでジェネリックに対する不信感がないように、特許の話から入り、なぜこれだけ安いのか説明するようにしている。
・GEの方がかなりお安くなります。と具体的な金額ではない説明をします
・安さもさることながら、医療費の削減につながりますと話す。
・なぜ安いのかを説明する。
・小児の散薬で、苦みが出にくくなっている。と、飲みやすさをアピールしている。
・医療費抑制に協力
・品質が悪いから、材料が悪いから価格が低い、と勘違いされないように、なぜ安いのかを説明します。
・近隣の中規模総合病院で採用していて、実績があるという安心感をだす
・「処方されたお薬の他に同様の効き目のこのようなお薬も選べます」というように、選択肢があることを知らせる、という感じで説明し、「価格はこちらとこちらでは○円違います」と話します。値段ばかりが強調されないよう多少注意を払います。
・ジェネリック医薬品だと今回の処方日数では○○円お安くなります。と言う。


2.先発医薬品とジェネリック医薬品との価格差が非常に小さい、または短期処方などで負担金がほとんど変わらない場合には、どのように説明しますか?

患者さんにあまり経済的メリットがない場合は、説明した上で患者選択に任せるといった方が多くなっています。剤形など工夫やメリットがあるかで推奨を判断したり、医療費削減協力願いというかたちをとっているという方も意外とおられました。
 

・価格差がないときや、短期のときはあまり勧めない。
・ほとんど変わらないことを説明して、患者さんにどちらがよいか選択していただきます
・負担金が変わらないことを説明し患者さんに決めさせてます
・特にしない。
・ジェネリックのほうが改良、改善されているものもある
・GE普及は厚労省の勧めている事業であることを説明し、我々調剤薬局の保険薬剤師が厚労省に委託されてGEの説明をし、国民の皆様に理解していただくことが使命であると話します。(本当に(笑)) その上で、価格差は小さい(ない)ものの、認知度を上げるために進めていきたい、と話す。
・服用工夫など付加価値のあるジェネリックについてはその旨を伝えるが、先発品との価格差異が少ない場合は積極的に薦めない。しかし、安全性と効果効能が先発品と同等だと国が認めで低価格の場合が多く国費の削減に貢献するというジェネリック全般についての説明は行う。その上で患者様に選択頂く。
・薬価差と負担金額差を示した上で、先発より工夫された製剤ならば、そこを伝える。
・新患アンケートにジェネリック希望を書く欄があるので、それにしたがって。希望と書いた患者には、値段関係無しに替えています。
・ジェネリック医薬品の考え方を説明し、今後の処方があったらのことを含めて、ジェネリックをすすめる
・医療費全体で考えると、ジェネリックを使用した方が皆さんで貢献出来ますよ。
・あまり勧めない
・価格はそんなに安くならないがこんないい所があります。飲みやすさ、味など
・ジェネリック医薬品の方が剤形等の工夫がなされていればその点をお話しますが、そうでなければ強いておすすめしていません。

 
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■Q4. ジェネリック医薬品を勧めるにあたり、苦労された事例について教えてください!

ジェネリックは粗悪な模倣品というイメージがあり、ブランド嗜好の年配の方や生保や自己負担のない方に添加物の違いも含め理解してもらうのが難しいという意見が多くなっています。まだまだ医師に比べ薬剤師に対する信頼度は薄いのかもしれませんね。
 

・ある医薬品をジェネリックに変更後、体調急変し入院。原因はGEの体内挙動の違いと添加物によるアレルギー反応。その後、全てのGEを拒否されるようになった。GE1剤ずつ、全て添加物情報とADMEデータを例示し、納得されたものからGEの再導入を行っている。
・安くなくてもいいといわれる。
・医師が決めた薬がいいので処方箋に書かれた通りがよいという方はいくら説明しても変更してくれないため苦労するれい
・ご高齢ですと、ジェネリックという単語自体が理解出来ずにウヤムヤになることもありました。
・お年寄りにはまだ知らない人も多く、その際にはあまり突っ込まず、DR指示通りとする。
子供が一人で来た時は、リーフレットを渡してお母さんと相談して次はどうするか考えてねと話す
・先生が処方した薬でないと嫌だと頑なに断られる
・患者様がジェネリックは偽物という考えを持っていらっしゃることがあり、聞く耳を持っていただけない。
・ぎりぎりの在庫で回しているので患者さんが希望されていても、ジェネリックを用意できていないことが。世の中の流れでジェネリックが当然になってきていますが、門前のドクターがジェネリック絶対反対(薬効が同じではないとの判断から)派なので在庫しても期限切廃棄が多数出ます。他院処方箋受付時にジェネリックを推奨すると分譲で走り回る羽目に…残念ながら積極的にジェネリック推奨できる薬局にはなっていません
・患者自身がジェネリックを選びたいが、医師が変更不可の印鑑を押している場合
・ジェネリックに変更したら体に合わなかった、と言われたとき
・とにかく、医者に聞いてみないと分からないんで、という患者にはイラッとします。
・生保の方や自己負担のない方の理解を得ることが非常に厳しいです。
・「私が貧乏人だって云ってるの!?」と喧嘩腰に答えられたり、一般名で書いてあることが理解できずに「お医者さんが云ってる薬のとおりで出して頂戴!」と云われたり。
・効果がまったく一緒なのねと言われると個人差がありますのでと返答に困る。


<まとめ>

今後の国の施策の大きな流れの中で、医療費削減に後発医薬品の使用促進ロードマップが示され、平成30年3月末までに後発医薬品の数量シェアを60%にするという目標がたてられています。今後は、より後発医薬品調剤率が高い薬局に重点をおいた施策がたてられていくことが予想されます。 一方日本薬剤師会では、ジェネリック医薬品使用・銘柄変更ガイダンスでも後発品への変更に関する患者の同意が最重要という位置づけをしています。このロードマップ実現のためにも、後発品の品質等の担保を図るとともに、後発品に納得して変更していただくためのスキルも求められるようになってきます。
ジェネリックに懐疑的な人には、負担額が少ない理由の説明等で格安の粗悪品ではないということを説明していくとともに、理解力が落ちている高齢者にもわかりやすく説明する工夫も必要なのかもしれません。

■期間:2014/1/24(金)~2014/1/31(金) 
■対象:薬剤師
■回答数:n=103 


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