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調剤監査|薬剤師の9割は一人監査が不安!調剤ミスを防ぐために工夫していることは?

調剤監査|薬剤師の9割は一人監査が不安!調剤ミスを防ぐために工夫していることは?

2014年04月18日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/04/18 07:00 icon_view 1189view

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調剤監査は、調剤過誤防止といった観点からも非常に大切な業務で、複数の人の目でチェックすべきです。しかし中には一人薬剤師の薬局であったり、そうでなくても他の薬剤師の監査なしに一人で監査もしなければいけないケースに遭遇した人も多いかと思います。24時間体制や在宅業務といった流れもある中、1年前の前回調査からの状況変化とともに、一人監査で心がけていること、工夫していることについてお聞きしました。
 

*この記事は2017年6月22日に更新しました。
 
★関連テーマのQ&A
Q.調剤は薬剤師がして監査は薬剤師以外(事務)の人にやっていただいても良いでしょうか?
Q.上の人に「一年位で管理薬剤師をやってもらう。家庭とかは関係ない。一人薬剤師も当たり前」と言われ、今から不安で仕方ないです。
 

 

■Q1._あなたは、調剤業務の中で一人監査(調剤と監査を同じ人が行う状況)を経験したことはありますか?

9割以上の薬剤師が一人監査の経験があるようですね。薬剤師経験年数1年未満では一人監査経験ありという人はゼロで、1~3年になると8割を超えていました。1年を過ぎたころから一人監査をしなければいけないケースに遭遇するようです。ココヤクが1年前に行った調査(次ページ参照)では、薬剤師経験年数1年未満で一人監査経験がない人が約38%でしたが、今回は100%でした。

 

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■Q2._ここ一カ月で、一人監査が発生した頻度はどのくらいですか?

直近一カ月で一人監査しなかった人は24%、処方箋全体の5%未満だった人は41.3%と、合わせると2/3となり、原則、やむを得ない場合を除いては調剤者とは違う薬剤師が監査しているケースが多くなっています。一方、一人薬剤師の薬局などで常に一人監査という人も13.3%います。原則複数の人で監査、または、常時一人監査、と二極化の傾向がみられました。これについては、1年前の調査(次ページ参照)と大きな差異は見られず、この傾向は続いているようですね。

 

Q2

 
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■Q3._一人監査をする時、不安を感じますか?

一人監査に対する不安は男性で6割強、女性で8割の人が感じているようです。 対して、「あまり不安ではない」、「全く不安ではない」と回答した人は全体で約13%でした。薬剤師経験年数別では5年未満では少なく、5年以上になると増える傾向があり、仕事形態別では正社員は16%、派遣社員は33%だったのに対し、アルバイトは3%という結果になっています。

 

Q3

 
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■Q4._これまで一人監査で、調剤ミスが起こったことはありますか?

ミスに関しては、日数等の錠数間違いが35%、規格間違いが30%と多くなっています。以下、1種類薬剤を渡し忘れるといったものが17%、処方と違う薬剤を渡したのが16%、用法の伝え間違いが12%となっています。一方、監査段階で気づきミスに至らなかったという回答が40%となっていて、あらためて監査の重要性が示された形ですね。

 

q4

 
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■Q5._一人監査をするにあたって、注意していることや工夫をしていることはありますか?

ほぼ半数の人が患者さんと一緒に確認していると回答しているほか、「事務スタッフと一緒に確認している」という回答もあり、複数の人の目で確認するという人が多いようです。次いで、声に出して確認、指さし確認がそれぞれ4割前後となっていて、いろいろ工夫されているようです。21店舗以上の薬局では、監査システムの利用が35%と、平均の18%を大きく上回っていました。

 

Q5

 
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■Q6._Q5で回答された事柄について、具体的にどのような注意や工夫をしているか教えてください。

患者さんに渡すときに確認する人が多いようです。スタッフ・患者さんとの複数チェック、間違っているものとして新たな気持ちでチェックする、時間を空けるといったように一度頭の中をリセットして気持ちを切り替えるという回答が多くありました。声出し、指さしの他に赤丸や筆記用具等も工夫したチェックや、写真との照合といろいろ工夫されているようです。監査システムもいろいろなシステム名があがっていて、利用している人も増えてきているようです。

 

《監査回数を増やす》
*投薬時にも、確認する。
*基本は繰り返し間違いないことを確認することにしている。また、単純な処方ほど油断しやすいので、意識を高めるように努めている。
*熱で消えるペンを使い、チェックを記入。3回確認する。
*薬品をとった時点で処方箋と薬品の確認。監査台で監査前に薬品のみ処方箋と確認。監査時、処方内容確認後に再度、規格・数量等確認。渡すときに薬品をみせながら、薬品名を口に出して説明。
*患者さんに薬を渡すとき処方箋の薬と薬袋記載の薬と実際の投薬の薬の3回確認
《客観的な態度で監査する》
*平常心を保つ
*間違ってるものと思って、再確認するので、深呼吸する事によって落ち着いて間違い探しのように監査してます
*監査の時は、別人格だと思って、気持ちを切り替えるようにしてます。何度も確認するしかないです。
*調剤をした後、場所を移動し、新たな視点で監査をする。声出し確認も。
《患者に渡す際に再確認》
*ピッキング、監査、投薬時と三回確認するようにしている。人のすることに絶対はないのだと常に注意し自分に言い聞かせている。つらい。
*処方箋とヒートの薬品名で確認・薬歴簿で確認・調剤録で確認・薬袋の印字で確認・患者さんと確認
*薬の監査時には規格までよみあげながら、確認している。投薬時には必ず患者さんと一緒に確認している。
*薬袋の上に薬を並べ、患者様と一つ一つ確認しながら薬袋に入れていく。
《監査の前に時間をあける》
*監査を終えた後、次の患者の調剤をしてから、再度確認する。
*出して他の調剤をしてから、監査をするようにしている
《システムを工夫する》
*Goocoさん(グッドサイクル)の正くんを採用しました
*簡単なシステムとして湯山さんのポリムスやミスゼロ子などの導入でモノ、規格間違いは防げることができる。相互作用などは電子薬歴などのシステムで最低限のスクリーニングできる。
*ミスゼロ子というピッキング監査システムを利用しています
*JANコードを読み込む監査システムを使用してます。ただし、数量は何度も確認してます。散剤の監査システムは役に立ってます。ユヤマのONEDYとか言うシステムです。
《事務員など他のスタッフに確認してみる》
*監査前に一度事務の方に見てもらい、もう一度監査して投薬
*最終的に薬剤師が確認するのは当たり前ですが、まず事務員にそろえてもらうというのは違反なんでしょうか?
*まず事務さんと一緒に。その後患者さんと一緒に確認
《調剤・監査でのチェック方法を工夫》
*声で再確認、処方箋を指差し確認、患者に渡すときにDOでも現物を見せながら薬袋に入れる。そろえる時に下からそろえる。
*PHPは裏表両方見えるように輪ゴムで止め、患者と一緒に確認できるようにしている
*薬剤の名称や規格があっているか一文字ずつ確認し、ピッキングした数を記入している(10Tx2+4+4とか)
*一般名処方やジェネリック品への変更時は処方せんのコピーにメーカー名等を記載。後で確認出来る様にしている。先に薬歴で前回処方を確認し、処方せんのコピーに記入。それから調剤を行っている。先に調剤した後に薬歴で確認すると思い込みからスルーしやすい気がするから。
*処方箋に処方されたお薬すべてがきちっと揃っているか?規格違いの間違いがないよう規格に◯をつけたり1T2×など用法に注意するものに◯をつけたりしてチェックしている。また処方箋に1剤ずつ出した数を書いて最後にチェックしたりします
*全ての処方せんと薬をデジカメで撮っている
*薬袋に薬剤の画像と数が印刷される様に設定して処方箋とあわせて確認しています。
*バーコードによる監査、全体重量による監査、指差し確認、患者さんに見せながら投薬。
*一人調剤マニュアルにそってやっている
*処方箋に鉛筆で識別番号とシートや錠剤の色、62+1で出した 14×3で出した等 具体的に記載する。投薬時に患者さんと一緒に確認が一番防げると思う。
*複数規格には赤丸をつけている。
*薬剤のシート数をピッキングシートに記入している。数量間違いの防止の為。


<まとめ>
今回は、一人監査について、昨年と同様に調査をしました。全体的には昨年との大きな違いは見られませんでしたが、一人監査の経験については、母数は少ないものの昨年の調査では薬剤師経験年数1年未満で一人監査経験がある人が約62%でしたが、今回0%でした。一人監査はしっかり慣れてからという傾向がでてきているのかもしれません。一人監査の発生頻度をみると、一人薬剤師の薬局など常時一人監査の所と、どうしても致し方ない時のみ一人監査になるという所で二極化している傾向がありますが、9割超の薬剤師が一人監査の経験者となっていて、このあたりの状況は昨年とあまり変わっていないようです。
一人監査に関してはやはり不安をもつ人が多く、特に女性にその傾向が強くなっています。ミスに関しては監査段階で気づいたものが40%となっていて、一人監査でもしっかり行うことで、調剤過誤防止に役立っていて、監査の重要性が改めて示された結果になっています。
ミスに関しては、日数等の錠数間違い・規格間違いが多く、これらに対しては、スタッフ・患者さんの複数の目でのチェック、声出し・指さしでのチェック、監査システムの導入などの工夫が行われています。
しかし薬剤渡し忘れ、処方と違う薬剤を渡す、用法の伝え間違いなども起きていています。一人監査の改善においては、時間を空ける・客観的態度でといった自分自身で工夫できる部分、患者・スタッフの目といった他者に協力をお願いする部分、監査システム導入やチェック方法の見直しなど方法論に関する部分、それぞれ工夫できることを考え、複数の方法を組み合わせるなどの工夫をしても良いかもしれませんね。

■期間:2015/6/5(金)~2015/7/3(金)
■対象:薬剤師
■回答数:n=225


ココヤク運営事務局

 

 

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