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在宅医療の地域連携、課題はマンパワーと関係作り

在宅医療の地域連携、課題はマンパワーと関係作り

2014年05月16日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/05/16 07:00 icon_view 183view

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高齢化社会をむかえ、在宅でのチーム医療の必要性がいわれています。薬剤師の在宅での業務拡大も行われ、処方医同意のもと、処方箋に記載された医薬品の数量を減らしての調剤もできるようになっています。そんな中、ますます地域や関連スタッフとの連携が大切になってきていますが、皆様の取り組みについてお聞きしてみました。
 
*この記事は2017年9月13日に更新しました。

 

【関連Q&A】
Q.在宅の患者さんの薬についての連携に関する質問です…
Q.地域医療の病院薬剤師の役割ってどう考えたらいいでしょうか?
Q.施設から電話がかかってきた時にすぐに答えられるよう店舗内で上手く情報共有したい…
Q.在宅専門薬局は認められるのか?
Q.みなさんの薬局ではパートはどのように在宅療養に関わっているでしょうか?
Q.在宅に行くのに車の運転は必要でしょうか?

 

■Q1.あなたの薬局での在宅業務について、今後の取り組み予定を教えてください。

1/3が既に在宅業務を実施していて、その半分が増やしていく予定と回答しています。届け出しかしていないが将来増やしたいところも2割近くあるようですね。一方、在宅業務の予定がないところは3割弱で病院・クリニックにかぎると68%になります。
 


 


■Q2-1.あなた及びあなたの薬局では、在宅に関連するどのような職種と連携をしていますか?

4割以上が在宅で他との連携をしていないようですね。連携している職種としては、ケアマネージャーが一番多く、診療所の医師・看護師が続いています。医療機器メーカー担当者、行政の高齢者福祉担当者といった回答もありました。
 



■Q2-2.Q2-1で回答した職種の方々と、どのような連携をしていますか?

他の職種の方の連携方法は、電話が圧倒的に多くなっていました。連携している方の中では、ケアカンファランスや研修・セミナーといった形でのコミュニケーションをされている方もけっこういるんですね。逆にメール派は少ないようです。
 


 


■Q3-1.あなたやあなたの薬局は、地域の保険薬局や病院の薬剤師と交流や連携をしていますか?

地域の薬局との連携においても、半数近くは連携していないようですね。三師連携協議会を立ち上げているところもあるようです。約10%と少ないですが、病院薬剤師・保険薬局薬剤師の両方と地域で連携されているところもあるようです。
 



■Q3-2.あなたやあなたの薬局は、地域の薬剤師とどのような連携をしていますか?

地域の薬薬連携では、保険薬局と不足した薬の調達が半数近くにのぼり、勉強会などを通じて交流がある方も1/3になっていて、日常業務での連携や交流などで顔見知りという場合も多いようですね。カンファランスを交えての交流はまだ少ないようです。
 



■Q4.あなたやあなたの薬局が考える地域の医療連携にまつわる課題を具体的に教えてください。

患者に渡すときに薬情と合わせて確認するという方が多くなっています。調剤と鑑査の間に時間をおいて新たに客観的な気持ちでというような内容の意見が多くありました。会社のピッキングシステムの利用という回答もありました。チェック方法も○をつけたり声をだしたり、調剤録にチャックをいれたり、いろいろ工夫されているようです。
在宅への壁として、マンパワー不足、必要性がない医療環境、経営方針と合わない等があります。カンファレンスに積極的に参加したい方が多くいるようですが、中には勉強会の参加率が低いところもあるようですね。薬剤師の役割訴求をやっていく努力も大切ではという意見もありました。
 

《マンパワー》
・これから在宅医療が本格化していくと思うが、現在の地方の薬剤師不足もあり、やりたくてもやれないという薬剤師もいると思います。 まだ実現不可能とは思いますが、例えば、チェーン店展開している薬局なら、在宅医療の専門の薬局を作ってもいいのでは、と思います。
・人員の確保

《医療スタッフとの関係づくり》
・退院時カンファレンスへ参加したい。
・面識がないので、連絡がとりにくい。
・連携が、医師としかできないときが多い。
・医者ともっと有意義に話したい

《営利目的が強い環境・経営方針》
・地域医療に対して、経営者の理解がなく、残念に思っている。門前の病院が薬局向けの勉強会を開いているのに、参加者が少ない。研修会に参加しても、業務とは認めてもらえず、残業代も払ってくれない。

《在宅の必要性が少ない環境》
・在宅に取りかかる医師が少ない
・大病院は地域連携に消極的。
・ニーズと薬局立地が、在宅に携わりにくい環境。 駅前クリニカルモール門前&医師が往診をしないため、ひいきの患者もほとんど自力で来局できる方ばかり。その方々が自力でいらっしゃることができなくなったときが当薬局の出番だと考えている。

《在宅への意識が希薄》
・門前病院主催の勉強会の参加率が低いこと。勤務している薬局には薬剤師が10人(うち正社員5人)いますが、参加しているのはパートの私だけ。こんな状況に愕然としています。

《スキルアップしたい・情報共有したい》
・情報交換・共有の手段がない

《地域との関係づくり》
・地域との連携が必要である
・地域医療に参加するのは難しいと思う。
・当該地域は、大学病院、地域支援病院をはじめ、7病院あり、地域薬事連携協議会を、1年に3-4回定期的に行っている。また、医師、歯科医師、薬剤師の、三師が連携している三師会がある。三師会で、つい先日、在宅医療協議会を立ち上げ、今後協議の場を広げていく方向性である。

《薬剤師間の連携》
・在宅医療では、ケアマネを中心とし患者単位での周囲のコメディカルの連携が見られますが、病院薬剤部、薬局間と言った、薬剤師間の連携は活発ではない印象です。
・病院薬剤師は院外処方の薬薬連携や退院時服薬指導で医療連携を推進していかねばならない。

《薬剤師の役割訴求》
・薬剤師の活動をもっと世間に広く知ってもらう活動により、他の職種の方にも薬剤師が受け入れられるのではないか。正直現状はあまり薬剤師を必要性が薄いと思う。
・まずは顔見知りになり、自分達にできる業務について理解を深めること。 患者さんに対してのアプローチ方法を検討すること。

《薬局をしぼって責任感を》
・温度差がある事は事実であり、どこでも薬局は同じだと理解する事は悲しいが不可能であると思っています。地域の医療連携ですが、地域の薬局が活動するべきだと考えるため、地域包括支援センターの様に、住所地で見守っていく薬局を限定しては?と思う。そうなれば、この地域を支える必要があるともっと責任感が出るのでは?


【まとめ】
在宅に関しては、地域医療ということで病院・クリニックより調剤薬局で力が入れられているようですが、地域の立地条件や医療状況等によっても温度差があるようです。他の職種の方との連携ではカンファレンスへの参加を切望している方も少なくないものの、在宅での他の職種の方との連携に関しては、半数近くができていない状況です。連携の方法はリアルタイムに双方向のコミュニケーションがとれる電話の利点が最大に活かされているようです。すぐ目にとまるFAX等に比べてメールはあまり使われていません。在宅において他の薬局の薬剤師との連携・交流もそれほど行われていないようですが、薬の調達や勉強会でのつながりを足がかりに関係を深めていける素地はできてきているようです。今後の高齢化社会に向けた在宅医療推進の中、薬剤師の関与の仕方を考え、その役割をアピールしていく力というのも今後必要になってくるのかもしれませんね。


■期間:2014/4/4(金)~2014/4/18(金)     
■対象:薬剤師
■回答数:n=136   


ココヤク運営事務局

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