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薬剤師の服薬指導|薬の味、覚えていますか?

薬剤師の服薬指導|薬の味、覚えていますか?

2014年06月20日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/06/20 07:00 icon_view 371view

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服薬のコンプライアンスには、お薬の味というものも深く関係しています。特に子供の場合は、大人でもまずいと思うような薬を飲ませるのには、いろいろと工夫が大切ですが、まずその前段階として、薬の味を知っていることは大切です。そこで皆さんが普段、薬の味をどのぐらい理解しているかをエピソードとともに調査いたしました。
 

*この記事は2017年9月13日に更新しました。
 

【関連Q&A】
Q.タミフルDSの味をどのように表現しますか?
Q.味の比較一覧を探しています…
Q.流動食にどんな味があったら甘いものが苦手な方(特に高齢者)が飲みやすいと思いますか?
Q.飲みづらい薬の代表でもあるイソバイド。うまく味をごまかす方法はありますか?
Q.アロプリノールは水にも溶けにくく、つぶして舐めると少し苦味のようなものを感じます…
Q.カリウム低下薬の美味しい戴き方、大募集いたします…
Q.エンシュアを経口で飲みやすくするためには?
Q.トリクロリールシロップの服薬介助で、何かいい方法があれば教えていただけないでしょうか?…

 

■Q1._あなたの薬局にある『味のする製剤(粉薬、シロップ、チュアブルなど)』がどのような味か覚えていますか?

2/3の方が薬局にある数種類の『味のする製剤』の味しか覚えていないようです。しかし一方、ほとんど又は全て覚えているという方も約2割ほどいて、意外にも積極的に意識してインプットされている方もいるようですね。
 


 


 

■Q2._あなたは、『味のする製剤(粉薬、シロップ、チュアブルなど)』の味をどのように知りましたか?

味については、薬局にある製剤を舐めて確認している方が過半数となっています。製薬会社からのサンプルを舐めたという方と合わせると、同僚・患者・MRから聞いたという回答と比べ圧倒的に多くなっています。実際に体感してみる方が多いようですね。
 




■Q3._あなたは、服薬指導の際に薬剤の味について伝えていますか?

半数の方が、薬剤の味については質問があれば伝えるとしています。初めて服用する場合に伝える方は約3割になっています。子供には伝える、薬剤によって決めているという回答もあり、いろいろな線引きがあるようですね。
 


 


 

■Q4._あなたやあなたの薬局では、薬の味を忘れないように何か工夫していますか?  
例)味のメモをボトルや棚などに貼っている。味を忘れたらすぐに舐めて確かめるなど

何らかの形で一覧表を作成するなり、印刷するなどして利用している方が多いようですね。一覧表の置き場所はいろいろあり、製品に味を付箋付けしている方やお薬手帳の利用などの工夫もありました。すぐに舐めてみて確認するという方やほとんどの物は実際に口にして覚えているという方までいろいろ工夫されているようですね。
 

【一覧表を利用】
・卸から一覧表を作成してもらった
・抗生物質は一覧表を収集している
・味の一覧表を作成して、投薬カウンター近くに置いている。
・味や配合変化など表にしたものをいつでも見れるようにパソコンのデスクトップに貼り付けている。
・薬品名と味の書かれた一覧表を置いている

【製品ごとにシール等】
・味のメモを名札の裏に入れている
・味の特徴を書いたシールをボトルに貼っている
・味の付箋付け

【資料・お薬手帳を利用】
・資料を投薬カウンターに置いている。
・味を忘れたら、添付文書で確認し、わからなければなめてみる。
・薬のしおり
・小児用に味が書いたシールを作成し、お薬手帳にはっています。

【自分の記憶】
・ほとんどの物は実際に口にして覚えています

【舐めて確認】
・すぐなめて確かめる。
・工夫はしていない。話題にのぼった時に味見する程度。
・味を忘れたらすぐになめて確かめる

【メモをしておく】
・強烈な味のものだけメモして覚えるようにしている
・自分のメモに記載している。時折、再度味を確認して、情報更新もしている。また、新規採用したDS、OD錠(小児用)は必ず味を確認している。
・体重換算表一覧に併せて記入されています。

【味に重要視せず】
・特にそこまで意識はしていません。味うんぬんよりも服用しやすいかを考えています。口に苦味が残るとか・・・



■Q5._これまで投薬した中で、薬の味に関する面白いエピソードや、困ったエピソードがありましたら教えてください。
例)小児の粉薬は、何種類も混ざって味が良く分からずに結局ミックスフルーツ味と伝えたなど

小児の場合、本人がOKでも親の意見も強くでてしまうようですね。実際に薬を飲んだ子供の感想から教えられたというケースもあるようです。薬効がない味サンプルの要望もあり、甘いですよといったらダイエット中だから、バナナ嫌いの子にバナナ味の薬の処方といったようなエピソードもありました。
 

・「甘く、フルーツの匂いもついているが、自然な香りではなく科学的な匂いなので、最近の子供は美味しいと思わない事がある」と説明していたり、「配合変化などはなく混ぜて服用する事は問題ないが、「混ざった味」になるので本人の好みになってくる」と説明している。

・ある会社のクラリスロマイシンは、ムコダインと混ぜても味わっても苦くならないとMRに言われたのを信じてムコダインと混ぜて水に溶かしたのをよく味わってなめたら1時間くらい(本当は午後中ずっとくらい・・)口の中の苦みが消えなくてトラウマになった。

・気軽に健常人が試せるお薬でないものは、実体験をもって話すことが出来ないので曖昧な答えになってしまいます。患者さんから不味いなど言われて、共感を示せないのは申し訳ない....薬効はなく味だけサンプルがあればいいのにな....と思ったりします。

・あまりに美味しくて、症状もないのに薬を飲みたがる子供さんがいたこと。

・アミノレバン、エレンタールのフレーバーを渡したのに普通にヨーグルトとかに入れて使っていた

・クラリシッドDSが何に混ぜても苦くて飲めないというので、かえって何かに混ぜようとせず少量の水で練りこんで飲み込ませた後ジュースで流し込むようにしたらどうかと提案したらどうやらそれでうまくいったこと

・クラリスロマイシンとカルボシステインは、「薬剤師の知識」というより「患者が身を持ってひどい目に遭った話(口の中に片方の薬剤がまだ残っているところに誤って服用して、えずいた)」を赤裸々に伝えた方がインパクトがあって覚えていてもらえる。

・ジスロマック細粒小児用の2回目の投薬の際、お子さん本人(10歳)は「飲めるよ」と言っているが母親が「うちの子にこんな苦い薬は飲ませられない」と強硬な姿勢で変更を求められた。

・すべての薬の味が苦いと言って服用しない小児

・甘いですよと伝えたところ、ダイエット中なので他のにしてくださいと言われた。

・バナナが嫌いな子どもへバナナ味の粉薬が出されて、困りました。

・フレーバーで苦味をマスキングしてあっても、時間が経つと苦味が出てきてしまう事を知らず、服用したことのある子供からおそわった事がある。

・小児の粉薬をよくアイスクリームに混ぜる説明をするが、あまり味見をしないので自信がない。

・小児科のお薬は子供の好きなものに混ぜて騙してのませます!とお母さん方はよくおっしゃいます。しかし混ぜるものによっては苦味の増すお薬(オレンジジュース+クラリス)もあるので、冊子をお渡ししてよく説明するようにしています。

・先発より後発のほうが苦味がマスクされてないものが多いと思う。特にアリセプトはひどい。ドネペジルは苦味があるのに後発ではマスクされていないため、後発は普及しにくいのではないかと思う。

・認知症の方で、薬を口に入れても飲み込まずずっと舐めていて、味がきにいらないとぺっと吐き出してしまうため、剤形を変えたり、後発のメーカーを変えたりと苦労した覚えがあります

・麻黄湯を飲むときリンゴジュースで飲ませるとアップルシナモン味になるので比較的飲ませやすい。

 

<まとめ>

医薬品の特異な臭いや味は、医薬品の飲みにくさにつながり、患者のコンプライアンスの低下を引き起こす大きな原因になります。特に子供の頃は味を感じる味蕾の数が多く成人の1.3倍あると言われ、味に敏感で苦味などを嫌う傾向にあります。大人よりも敏感に苦味を感じているのかもしれません。味がある粉末・シロップ・チュアブル等の製剤の味を知っておくことは、服薬指導をする上で重要な情報にもなりえます。薬効がない味サンプルがあればという意見もありましたが、まさにこうしたものが増えていくと便利かもしれません。後発品だからといって必ずしも味が改良されていなかったり、バナナ味が嫌いな子供がいたり一般的に考えられているイメージとは異なるようなエピソードもあり、実際に味を体感したり確認しておく他に、特に子供などでは嗜好も把握しておくことも大切なのかも知れませんね。


■期間:2014/5/16(金)~2014/6/6(金)     
■対象:薬剤師、薬学生
■回答数:n=206   


ココヤク運営事務局

 

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