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薬剤師の人材育成(教育)は、叱るよりも褒める!

薬剤師の人材育成(教育)は、叱るよりも褒める!

2014年07月18日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/07/18 07:00 icon_view 606view

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春になると、薬局にも新人や中途の薬剤師が入ってきたりします。薬局でのそれぞれのやり方や設備もまちまちなうえ、薬局に入ってくる人の年代も価値観もバラバラで『育成』もひと苦労です。昨年のアンケートでは、後輩薬剤師は「褒めて育てる」という回答が多くありましたが、薬学6年制で初めて卒業された方も3年目となりました。大切な人材の育成について、皆さまがどんな工夫をしているかについて具体的に伺いました。
 
*この記事は2017年9月8日に更新しました。

 

【関連Q&A】
Q.今の時期に新卒の子はどれくらいのことをやっているのか教えて下さい!
Q.新卒の新人さんへの指導に戸惑っています。あまり注意して落ち込ませるのも…
Q.2年目の病院薬剤師です。お恥ずかしながら、かなりのポンコツ薬剤師だと…
Q.新人薬剤師は最初の1年でどのような事ができるようになれば良いか?
Q.薬剤師はじめて一月も経たない新人です。ピッキングや一包化を練習しています…
Q.新卒で、眼科や整形外科、精神科の門前薬局に行くのは危険でしょうか?
Q.皆様は新人時代どのような勉強をされていましたか?
Q.新卒薬剤師、社会人一年目になるにあたり、3月中に勉強すべきこと…

 


■Q1._あなたは、職場にいるほかの薬剤師に対して育成の必要性を感じていますか?

3/4の方が育成する薬剤師がいて、そのうちの約9割は育成の必要を感じているようですね。これは昨年のアンケートとほぼ同じ結果となっています。育成の必要性を感じている方は、薬剤師経験年数が3~5年の方に高いようです。一方、育成の必要性を感じている方のうち、半数の方が実際には育成していないようです。

 

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■Q2._あなたは、職場にいるほかの薬剤師をどのように教えていますか?

※過去に教えた経験を元にお答えいただいても構いません。

ある程度教えて、疑問があれば自分で調べるあるいは質問するようにしているという方が、それぞれ約4割と多くなっています。やって見せて同じようにやらせるという方も2割程度いました。褒めて育てるが16.1%だったのに対し、叱って育てるは1.2%ときわめて少数派になっています。

 

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■Q3._あなたは、“人材育成”に関する勉強をしていますか?

2/3の方が人材育成に関して勉強する必要性を感じていますが、実際に勉強している方はそのうちの約1/3程度となっていました。アルバイトの方は9割が勉強していない一方、薬剤師経験年数20年以上の方では勉強の必要性を感じていないものの勉強している割合が多くなっているようですね。

 

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■Q4._あなたは、人の育成で何か工夫していることはありますか? ぜひ、参考にしたいので具体的に教えてください。

「やってみて、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」というスタンスで、コーチングを心がけている方が多いようです。「十人十色を認識する」というように、人によって性格や育ってきた環境が違うので、パターン化するのではなく、人をみて臨機応変にという回答もありました。
また、考えさせたり、自主性を尊重したりするという回答がある一方、手取り足取りで話をするという方もいました。

 

*やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。を行っています。
*出来ないことは叱るのではなく、知らないのだから、教えていない自分が悪いと思っている。
*ほめて伸ばすようにしています。他の管理薬剤師がよく怒るだの、その下の薬剤師がかわいそうといった挙句にうちはぬるま湯と言ってのける30代独身の女の子。とにかく定時で帰りたがって、最後に患者さんがいっぱい来ちゃってとメモを残して予製を使いきってしまってある・・・責任者はいやだと管理薬剤師にはなりたがらないいまどきのお嬢さん。それでもうまくやっていかないとだめですからね。
*ほめる時は他の人の前で、指導するときは一人のときに。
*一方的に教えるのではなく、相手の良いところを見つけて誉める。相手から学ぶこともある。
*コーチングを心掛けたいと思っています
*自分自身がこう指導してもらえていたらよかったと思ってきたことを取り入れるようにしている。
*具体性と、客観性。患者が分かる表現か、などは事務さんに協力してもらい判断。客観性は、感情背景に流されやすいので、薬学的な判断としての問題ありなしを振り返らせる
*極力、自分の意見をまずは言わせるようにする。
*答えやこうするものという形では教えない。理由と条件のみ教えて答えは自分で考えてもらう。そのうえで間違えたら答えを伝えていく。
*本人の自主性を尊重する
*医薬品については、多くのメディアから情報発信しているので少しでも参加あるいは情報収集に心がけるよう相互協力が大切である
*十人十色を認識する
*業務の注意点や手技、流れなど「なぜなのか?」という理由を示して伝えている。注意をする時も何故良くないのかを伝える。
*可能な限り複数の人が育成に関わるようにする。その際は連絡を密にして情報を共有する。
*手取り足取りでお話しするのが私流
*知識より人間性を鍛える事を重視。最近の若い人に足りない部分を教える。知識は後からついてくると思うので。
*まず、自己研鑽が優先なので、人の育成まで手が回っていないのが現状。人の育成で工夫をする域まで達していない。
*それよりも新人より古株の方が薬学的な知識が薄いのでどうにかしたい
*基本的な言葉づかい。また、相手への敬意を忘れない。そのなかで やってほしいことを 懇切丁寧にお話しする。
*笑顔で



<まとめ>

薬剤師は、単に専門的な職業というだけでなく、いろいろな患者さんを相手にする仕事で、かつ患者さんの生命・健康にも深く関係していて、優秀な後輩薬剤師を一人前に育てるのも、先輩薬剤師としての大切な仕事の一つになっています。また後輩薬剤師の性格や薬局の状況なども考慮にいれないといけません。

育成及びそのための勉強の必要性を感じている人は、それぞれ約2/3となっていて、その割合は昨年とほぼ同じになっています。必要性を感じている人の中で見ると、実際に育成をしている人は半数、実際に勉強をしている人は1/3となっています。つまり必要性を感じていても、半数は育成をしておらず、2/3は育成のための勉強を必要と感じながらもうまくできていないという実態がわかりました。時間的な問題がネックになっているのかもしれません。

育成の工夫については、前回と同じく、叱るよりも褒めるという回答が多く、自主性にまかせる、見せてやらせるといったように、モチベーションを大切にしているようです。また、ある程度教えて、そこから先はわからなければ調べたり、質問したりというやり方をしている人が多いようです。時間節約にもなりますし、解決しようとする力もついてくるので多くの方が実践されているようです。また、自分だったらこうして指導してもらいたいという視点を大切にしている人もいました。

前回(2014年6~7月)の調査に比べ、育成の必要を感じている人の中で、育成している人の割合が減っていますが、今回の調査が3月で花粉症、インフルエンザと処方枚数の多い忙しい時期だったことによる時間的余裕の問題や、年度初めに入ってきた方が1年近く経ち、仕事に慣れてきているといった要因も考えられるかもしれません。


■期間:2015/3/6(金)~ 2015/4/3(金)
■対象:薬剤師
■回答数:n=168

ココヤク運営事務局

 
【関連アンケート記事)
・6年制の成果か、今年の新卒は「優秀」
・6年制新卒採用後のいま
・新人時代のエピソード
 

【関連記事】
・先生
・指導薬剤師
・PNP
・「仕事ができる」とは
・6年制薬剤師に求められること

 


(次のページ)2014年のアンケート結果はこちら…

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