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点眼薬(目薬)の服薬指導は奥が深い?薬剤師196名の回答を発表!

点眼薬(目薬)の服薬指導は奥が深い?薬剤師196名の回答を発表!

2014年09月26日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/09/26 07:00 icon_view 5864view

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点眼薬は目に使用するもので、無菌製剤となっていますが、使用法を間違えると期待する効果が得られないことがあります。点眼薬については、適正に使用してもらうために、日本眼科医会から「点眼剤の適正使用ハンドブック Q&A」も出されていて、点眼薬の保管方法から、さし方、複数種類の点眼薬を使うときの注意などいろいろと留意する点もあります。そこでみなさんが点眼薬を調剤するにあたって、その使用感についてどの程度知っているか、また服薬指導をするときにどのような点に重点をおいているかについて、お聞きしました。


*この記事は2017年6月21日に更新しました。
 
【関連Q&A】
Q.どうしても点眼忘れが目立ってしまう患者さんがいます。どうにか習慣づけられないか…
Q.高齢者の患者様に対してどのように点眼方法を説明すれば、適切に使用して頂けるでしょうか?
Q.患者さんから「目薬をさしてすぐ寝てはいけないって聞いたことあるけど」と言われることが…
Q.コンタクトの種類ではなく、点眼の種類によって、Drがコンタクト使用時の点眼可を決めている…
 

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■Q1._あなたの薬局にある点眼薬が、どのような使用感(しみる、とろみがある、点眼しやすい容器、においなど)か知っていますか?

薬局にある点眼薬の使用感については、数種類に関しては知っているという回答が6割強と最も多くなっています。一方、使用感については全く知らないという人も5人に1人の割合となっていて、前回の調査とほとんど変わっていませんでした。また、応需している処方箋のうち主に受けている診療科が眼科であっても、大きな違いは見られませんでした。

 

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■Q2._あなたの薬局で受けている処方箋のうち、眼科の処方箋の割合は、ここ1カ月間で何%ぐらいですか?

眼科の処方箋の割合は、全体では5~19%が37%、1ヵ月に数枚が32%、ほぼゼロ枚が12%となっていて、8割の薬局が20%未満となっています。一方で80%以上という薬局もありした。今回の調査は2月から3月にかけての花粉症シーズンと重なっていましたが、夏に実施された前回と比べてあまり変わりありませんでした。

 

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■Q3._あなたは、点眼薬を服薬指導するとき、患者さんに何を伝えていますか?

服薬指導するときに伝えていることは、7割以上の回答があったものが、効能・効果、使用回数、保存方法、点眼の順番の4つになっています。男女別、勤続年数別、職場別では特筆すべき点はありませんが、応需している処方箋のうち主に受けている診療科が眼科・耳鼻咽喉科・産婦人科では4つの項目について患者さんに伝えている率が全体よりも高くなっているようですね。その他として2種以上の点眼間隔という回答が複数ありました。

 

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■Q4._点眼薬の服薬指導で、あなたが特に重視している点はどのような事ですか?※1~3つ選択ください。

点眼薬の服薬指導で重視されているものとしては、40%の人が保存方法、38%の人が使用回数、36%が点眼の順番、34%が効能・効果を回答していました。点眼前後の注意や使い回しの注意といった適正使用につながる項目については、特に重視されているというわけではないようですね。

 

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■Q5._点眼薬の服薬指導で、患者さんから良く質問を受けることを教えてください。
例)1年前の目薬はまだ使えるか。

患者さんからの質問に関しては、点眼薬の開封後の使用期限、複数の点眼薬の使用順、子供への使用方法、コンタクトをしたままでの点眼の可否、何日分あるのか、保存方法はどうしたらよいか、といったものが多くみられました。実際に使用するときに出てくる問題や疑問がほとんどのようですね。

 

*2種類の点眼薬をどの程度あけて点眼したらよいか
*コンタクトしたまま使えますか?
*コンタクトをしているが点眼はどうすればいいのですか
*一回で上手く点眼できないので、どうしたらよいか。
*一本でどれくらいの回数がさせるか。
*一本でどれだけ持つの?
*何滴出るのか?
*開封後の期限。
*子どもへの点眼方法
*子供が嫌がって目を開けない。
*子供だと怖がってしまい上手く使えない。
*二種以上の時どちらを先に使うか
*乳児に点眼をする方法
*保管温度
*保管方法
*緑内障で、前の薬とどう違うか。
*冷蔵庫に入れておけば、1か月超えても保存可能か。

 
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■Q6._点眼薬の服薬指導や取り扱いなどで困っていることがあれば、教えてください。

点眼薬の服薬指導等について困っていることに関しては、患者の間違った思い込みに対する説明、指導しても上手く使用できない、といった問題があるようです。コンタクトをしたままの点眼についての情報をわかりやすく、また、2種類以上処方されたときの使用順に迷う、という意見もありました。

 

*ソフトコンタクトに使える目薬
*1種類Do処方は聞くことに困る。
*開封後の期限切れでも使用し続けてしまう患者さんがいる
*子供の点眼回数
*薬の袋に使用回数を1本1本記入するのが大変
*2本以上出たときに5分以上あけて欲しいが、やはりなかなか守れないことが多いと感じる。
*コンタクトレンズ使用者が、多いのにベンザルコニウム塩化物が含まれているものが多い。
*そもそも点眼薬をあまりよくわかっていない
*目薬だと軽く考えていること。
*容器が使いにくい(硬い、出にくい、垂れる)
*冷所保存のものを旅行とかで持ち歩く時等の取扱いについて。
*後発品にした時の使いごこちの違いとかについて。
*1日4回もやってくれない
*蓋が固く高齢者が開けずらいものがあること
*残薬の取り扱いについて
*1回1滴を守れず、もっと量が欲しいという患者さんが多いこと。
*2種以上の目薬が出たとき、どちらが先か。
*コンタクトをつけたままでの点眼について。
*メーカーに問い合わせたら添加物が影響するのでコンタクトは外すようにと聞きました。
*しかし他の文献ではコンタクトをはずすことで煩雑になりCPの低下が懸念されたり、コンタクトを取り外す際に手で触る汚染されることもあるからつけたままでOK(色つきやソフトレンズはNG)ともあります。
*どうすればいいのか悩みます。
*開栓してあげないと、使い方がわからない患者がいる。
*高齢者はなかなか上手く入らない。
*使用感はよくわからない。先発とジェネリックの違いも
*能書に「コンタクトレンズ使用者への指導」を書いてほしい。
*防腐剤等の有無、コンタクトしたままの点眼の可否。
*門前が眼科ではないので、点眼薬についての知識が皆無なのでどう指導していいのか分からない


<まとめ>
点眼薬はデリケートな眼に使用する無菌製剤になっていて、その取扱いや適正な使用法を患者が理解することはとても大切なことです。使い方が悪いと点眼薬にまつ毛やまぶたが接触したりして汚染の原因になり、それを使用するとかえって症状を悪化させてしまうことにもなりかねません。点眼薬はOTC医薬品にもある剤形ですが、意外とうまくさせていない人も多いようです。点眼薬は、使用前後の注意やさし方も適正使用の面から非常に大切ですが、OTC医薬品でも目の疲れや一時的な結膜充血に用いられていて、テレビのCMでも使用シーンが放送されていたりします。また処方箋の点眼薬は、一時的に目の軽い症状を抑えるのではなく、白内障・緑内障等で継続的に使用するものも多くなっています。このことから、OTC医薬品の添付文書でも説明されている清潔な手でまぶたにつけないようにというような使用前後の注意やさし方の注意よりも、保存方法や使用回数、効能効果といった説明や、複数の点眼薬を使用する場合の使用順といったものの説明が特に重視して説明されているのかもしれません。今回の調査でも、コンタクトをしたまま点眼できるのか、複数種類の点眼薬の場合の使用順はどうするのかといった問題が多くあがっています。
前回の調査が夏に行われたのに対し、今回の調査は2月から3月上旬にかけて行われましたが、眼科の処方箋の割合はあまり変わりありませんでした。特に3月からは、スギ花粉によるアレルギー性結膜炎の患者が急増し眼科の受診者数も季節的に増加し、抗アレルギー薬やステロイドの点眼薬処方が増えてくることも予想されます。他の薬局での点眼薬を使う患者さんへの対応や点眼薬に関連してよく受ける質問などについてあらかじめ見直しておくのもよいかもしれませんね。

■期間:2016/2/5(金)~2016/3/4(金)
■対象:薬剤師
■回答数:n=196

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