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医薬品のネット販売、薬剤師4人に1人が検討

医薬品のネット販売、薬剤師4人に1人が検討

2014年09月19日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/09/19 07:00 icon_view 205view

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今年6月12日に薬事法が改定され、一般用医薬品のネット販売が全面解禁となってから2ヵ月が経過し、制度が変わってからの状況や問題点がそろそろ見えてくる時期になってきました。そこで、実際に運用されてからの2ヵ月を踏まえて薬剤師の皆様に医薬品のネット販売に対するご意見をうかがうとともに、販売する立場及び利用する立場から質問をしてみました。


*この記事は2017年9月12日に更新しました。
 
★関連テーマのQ&A
Q.医療用医薬品のネット販売は何故見逃されているのですか?
Q.ネット販売は徐々に規制緩和されていくのではないでしょうか?
 


■Q1._医薬品の販売規制制度が改正され、6月中旬から施行されましたが、今回の一般用医薬品のネット販売のルールに関して、あなたは賛成ですか?

まあ賛成であるまで含めた賛成派は4割、反対派は5割、残りの1割がよくわからないという結果になっています。職場においては薬局と病院では大きな差がみられなかったものの、薬学生になると賛成は約1/3にとどまり反対が6割と高くなっていました。また女性が賛成派3割に対し男性が賛成派5割弱と男女間で差が見られるようですね。




 

■Q2._Q1の回答を選択した理由を教えてください。

賛成派には、お客様の利便性、ネット売買がなくならない以上きちんとルールを決めた方が良い、医療費削減にという意見の他に、時代の流れだからという意見もありました。反対派では、安全性や乱用を心配する意見が多くみられました。よくわからないという意見の中には、使う人によりけりという意見もありました。


●とても賛成である
*スイッチOTCにした時点で購入者の自己責任。
*薬剤師の権利より患者さんの権利に重きを置くべし。
*薬剤師の地位向上につながる
*医療費抑制が急務だというのに、その解決策のひとつとなる規制緩和はどんどん進めるべき
●賛成である・まあ賛成である
*お客様にとって利便性のあるチャネルであり、安全性の担保もできるから
*ある程度は仕方がない。
*反対を主張し、覆すだけのことを今まで薬剤師はやってこなかったから。
*セルフメディケーション。全て自己責任。
*ネット販売には、いろいろな犯罪の可能性も考えながら日々法律をかえていかねばならないとおもうので、その第一弾として規制をつくるのはいいことだとおもう。これを機軸にいろいろな可能性を考え、法をその都度かえればいいと思う。
*ネット販売を禁止していたとしても、ネット上で売買がなくならない以上、きちんとルールを決めて販売可とする方がよいと考えています。
*医療費の削減につながる
*時代の流れ
*規制緩和によって売上が伸びると予想できるから
*常備薬(総合感冒薬など)であればネット販売されていてもいいかと思います。急を要する場合は救急病院に行くでしょうから。
*店舗に行けない事情のかたもいます。
*要指導医薬品と区分を分けたことで、リスク評価がされているので、賛成できる。

●あまり賛成ではない・反対である
*「一般用医薬品」の分類が全く科学的ではなくなり、言葉遊びのような小手先の法令が増えたことがすっきりしない。
*不適正使用による有害事象等、人間は痛い思いをしないとは学べない生き物だと思う。
*OTCであっても、副作用がないわけではないから。
*OTC販売も経験があるが、症状の把握がネットでしかもメール・チャットできちんと確認できるとは思えない。
*ネットでの購入は便利で良いと思うが、安全性の面で少し心配。
*ネットで販売する事自体には賛成。
*違反サイトは必ず発生する。ルールにそぐわない販売方法では患者の安全は担保出来ない。そこが心配。
*ネット販売は安全性が確保できない
*遠方で、足がない人や事情により薬局で直接かえない人には良いかもしれないが、乱用の危険等の可能性がある
*何か事故が起きた時の責任は誰が取るのでしょうか?自己責任?私ならかいたくありません。
*患者背景や問診が不十分になりそう。副作用報告や経過観察が難しい。
*購入者がめんどくさがる
*国民の薬使用の知識がまだ低いから。
*今回の改訂にかかわらず、薬事法の規制緩和と捉えている人が沢山いる。 人命にかかわることについて規制緩和はない、ということをもっと教えなければならにのでは? ネット業者が裁判に勝訴し、大きく勘違いをしている風に見受けられた。
*情報を正しく伝えられるか疑問がある
*薬剤師の職権を侵害

●非常に反対である
*副作用がでたときの対応はどのようになるのかが一番心配です。薬の飲み合わせも。
*死亡例もあるような薬が一旦はネット販売中止されたものの、一定期間後恐らくまたネット販売が再開され、しっかりとしたルールもないまま、購入がお客さんの判断に委ねられるのはとても危険だと思うから。
*品質の問題。
*どんな人が買うのかわからないので、また、誰でも買えるので、何の目的で買うのかや、その人に合っているのかとかわからないので。
*安全性に欠ける

●よくわからない・その他
*ネットで購入出来ることで、とても助かる方も、おられるでしょうし、そういったところは、大変有意義かとは思いますが、かと言って、個人的には、微妙なニュアンスが伝わり難いのでは、といった不安もあり、やろうとは思いません。 そう言うことで、賛成でも反対でもありません。
*決まった薬(風邪薬やビタミン剤など)を常備薬にしているような場合は、ネットで購入も良いが、一類医薬品や、症状に合う薬を求める時は店頭購入するべきと思う
*現状リスクも利益も不明瞭なため。
*個々の薬品についてあまりよく吟味せずルールの設定を急いだ感があります。
*どうしてそうなったのがよくわかりません。
*使う人によりけりだと思うから




■Q3._あなたは、一般用医薬品をネットで購入したことがありますか?

良く購入しているという人は全体の2%弱ですが、1割強の人が購入しているという回答でした。ネット環境がないためという人は1%に満たず、ネット環境の普及を反映した結果になっていますね。一方半数近くの人が購入したい医薬品があってもネットでは購入しないと回答していました。




 

■Q4._あなたは、一般用医薬品をネットで販売したいと思いますか?

ネット販売に関しては、3.8%の人が既に大なっていて、販売したいと思う人の割合は全体で1/4強になっていました。既に医薬品をネット販売している人の割合も、販売したいと思う人の割合も女性より男性で高くなっていました。ネット販売の意向に関しては、はっきりと男女差が出ているようですね。



 

■Q5._あなたは、普段インターネットやパソコンを活用していますか?
9割以上の人がインターネットやパソコンを活用していて、SNSの時代を反映してFacebookやFacebookページでは半数近く、twitterも約1/3の人がやっているようですね。また電子薬歴を導入されている人が3割である一方、電子お薬手帳の導入は約5%という結果になっていました。





■Q6._あなたは、Q5で回答したツールを何のために使っていますか?実際に使ってみて、よかった事例などありましたら教えてください。

インターネットやパソコンは、調べ物ツール、仕事での情報収集、コミュニケーションツールを活用した意見交換などで活用している人が多いようですね。仕事以外、副業、趣味、暇つぶしといった回答もありました。ココヤクで様々な人の意見を参考にするという嬉しい回答もありました。


*他施設の状況が把握できる
*一般的なセミナーなどの紹介があり教育機会を逃さない
*Facebookは個人的に使用している。電子薬歴は入力・検索がしやすく、便利。
*SNS、ネットに利用は、コミュニケーションツールとして、現代のネット社会では、不可欠と思います。薬局では、ホームページ上で、ブログ更新、お知らせ提示をして、利用しています
*twitterなどは速報性が高いため一次情報の収集として重宝している。
*ココヤクをよく見ています。様々な考え方の方がいて面白いです。
*コミュニケーション、自己発信ツール、自己責任。
*医薬品情報の交換
*電子薬歴は効率化に。
*ツールがどうこうより、もうネットなしでは薬剤師が出来ない。
*医師薬剤師看護師のブログで情報収集
*電子薬歴は職場で使っている。
*mixiをしているが、薬剤師の交流コミュニティに参加していて他の薬剤師の方々と情報交換している。
*調べ物は基本パソコンを使う。
*仕事や趣味に使用しています。あと情報収集。
*店舗の広告
*副業の為に。
*医療や医薬品関係ではないが、ビジネスとして活用している。
*個人的なコミュニケーションツールとして。
*仕事では使用していない。
*暇つぶし。
*趣味 調べもの
*全国仲間との意識の共有。モチベーション維持。


<まとめ>
一般用医薬品のネット販売が全面解禁になってから、2ヵ月が経過しました。従来の薬局のみならず、コンビニやビッグカメラ・ヨドバシカメラといったカメラ屋さんまで医薬品ネット販売に進出してきています。そんな中で賛成・反対に対しては、男性・薬局・病院ではほぼ半々、女性・薬学生では反対派が多くなっています。賛成派では、お客様の利便性といったメリットをあげる意見が多い一方、反対派では、安全性や乱用を心配する声が多くみられました。また使う側の人によりけりという意見もあり、使う側の意識や教育という点も重要なのかなと思います。
ネット販売の意向に関しては、既に販売している人はまだ少ないものの、いつか販売してみたいという販売意向がある人が1/4となっていて、ネット販売賛成派の人の多くが、自分のところでもネット販売を検討してみたいと思っているようです。
医薬品のネット販売では、その賛否やネット販売の意向などで男女差がみられましたが、使う側の視点から安全性や乱用面での心配をされる方が多いのではないかと推測されます。
電子薬歴や電子お薬手帳の普及が期待されるところですが、販路が広がり複雑になっていく中、安全性のために、一般用医薬品との相互作用を含め、どう活用されていくかというところも大きなカギを握ってきそうです。



■期間:2014/8/1(金)~2014/8/22(金)
■対象:薬剤師、薬学生
■回答数:n=211


ココヤク運営事務局
 

 

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