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【薬剤師の英語】問診|個人情報・保険証の確認

【薬剤師の英語】問診|個人情報・保険証の確認

2009年07月01日 (水) 15時01分配信 投稿日:09/07/01 15:01 icon_view 918view

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今回の記事では、初めて来局された場合の口頭での質問の仕方や、定期的に患者情報を確認する方法を、項目別に数回に分けて紹介していきます。

問診票を記載していただいた際に、記載漏れなどがあった場合でも、記載漏れの部分だけピックアップして質問し直してもよいでしょう。第一回目では、大まかに以下の項目をご紹介していきます。



・患者の呼び出し方
・名前の確認と自己紹介
・問診依頼
・個人情報の確認


前回の「問診票の記入」 の回で、問診票を渡す前までの流れをご紹介しましたが、今回は直接患者さんとお話ししながら確認する場面で使う英会話を見ていきたいと思います。

※問診票の記入までは、薬剤師以外の医療事務(オペレーター)やフロアレディーが行う薬局もあると思いますので、薬局全体での対応方法などをあらかじめ話し合われておくとよいでしょう。これからは薬剤師の出番です。

●患者の呼び出し
患者さんをカウンターへお呼びする時、お名前を呼ぶところや番号で呼び出すところなど、薬局によって様々だと思います。
名前をお呼びする場合は、

□Mr. (/Ms. / Mrs. / Miss) Smith(family name).
<スミス(姓名)さん>
と、シンプルに名前をお呼びして下さい。女性の場合、結婚されているか把握できない場合は、Ms.(ミズ)を用いましょう。

長くお待たせした場合は、一言お詫びの言葉を述べるのも礼儀ですね。
□I’m sorry to keep you waiting.
<お待たせして申し訳ございません。>

●患者名確認と自己紹介
日本でも、始めて受け持つ患者さんに対して「わたくし、薬剤師の○○です。」と自己紹介をしている薬局も多いと思いますが、特に外国人患者さんの場合は自己紹介がとても重要です。
日本では姓名(family name)より名前(first name)で呼び合うことに慣れていないと思いますが、外国人患者さんに対しては、名前(first name)を伝えるほうが自然です。まず患者さんの名前を確認し、名前で自己紹介をしてみてください。

□Are you Mr. John Smith?
<John Smithさんですか?>
□I am Sayaka, (I am) your pharmacist.
<Sayakaと申します。薬剤師です。>

相手の名前を確認する前に、日本語でも「こんにちは」などと挨拶をすると思いますが、外国の患者さんに対しても「こんにちは」もしくは、「Hello, How are you?」などと笑顔で一声おかけする事も、初めての患者さんと良好な関係を築くきっかけ作りになります。


■個人情報





日本ではPTPシートやSPシートによる計数調剤が一般的であるのに対し、オーストラリアでは処方せんに記載されている錠数が医薬品一箱分の内容量(主に20、30、60、100錠単位)に合わせられているので、箱やボトル単位での調剤が一般的です。

一方カナダでは、50錠~1000錠単位で販売されているボトルから裸錠を取り出し、カウンティングボードという器械を使って計数調剤します。患者には薬の種類ごとにバイアルに入れてお渡しします。
処方せんに生年月日や保険番号などの記載はあるので、それ以外で必要と思われる項目を聞いていきます。

日本の処方せんの場合、氏名がカタカナで印刷されていることが多いと思います。英文説明書や英文薬袋などを作る際にアルファベット記載が必要になりますので、英字での氏名記載を伺っておきましょう。

□How do you spell your name?
<お名前のスペル(つづり)を教えてください。>

スペルを聞き取りにくい場合は、紙とペンをお渡しして患者さんに直接書いて頂いてもよいでしょう。
□Could you write down your name here, please?
<お名前を書いていただけますか?> 

外国人患者の場合、観光など短期間滞在の可能性が高くなります。連絡先の記載がない場合や分かりにくい場合、また自国の住所を記載されている場合はこのように聞いてみてください。

□Whom may I contact in case of an emergency?

<緊急の際、どちらに連絡を取ればよろしいですか?>

日本の親せき等を訪ねている場合もあるので、以下のような質問もできます。

□Do you have any family members or relatives that we can contact in Japan?
<日本に連絡の取れる家族または親戚はいらっしゃいますか?>

もし、住所や電話番号等すでに記載されたものを提示して頂いた場合は、記録の控えに関し確認をとりましょう。

□Would you mind if I write down (your address and phone number)?
<(住所や電話番号を)控えてもよろしいですか?>

※Would you mind~?(気にしますか?)という聞き方をしているので、
相手が"I don't mind. / Not at all. / Sure."と答えた場合が「記載しても良いですよ。」という意味になります。
逆に、"Yes, I do. No, you can't."と答えた場合は「記載しないでください。」という意味になるので注意してください。


■保険証の有無



最後に重要なのが保険の有無。処方箋に保険番号の記載がない場合、無保険者であったり海外保険利用者である可能性が高いので、必ず本人に確認しておきましょう。


□Do you have a health insurance card with you? If you have one, may I see it please.

<保険証はもちですか?お持ちでしたら確認させて頂けますか。>

お返しする時は"Thank you."など一声かけてお返ししましょう。もし無保険の場合は、後に全額請求する旨をあらかじめ伝えておきましょう。

□You will have to pay the full fee.
<全額お支払いいただくことになります。>

海外保険などを提示される場合もあるかと思います。
自国で申請をして返金を受けるタイプの場合も、薬局では全額支払う必要がありますので、以下のように説明してください。

□You will have to pay the full fee now, but you will be paid back when you get back home.
<今は全額お支払いいただくことになりますが、自国で返金されるでしょう。>


今回は、患者さんのお名前をお呼びするところから患者個人情報を確認するまでの流れを紹介しました。
問診票を活用していただければ、以上の内容は全て記載されているので口頭で行う必要はございませんが、記載漏れや患者さんがお急ぎの場合、全てを記載していただくことはできませんよね。そんな時に、これだけは聞いておきたい内容をピックアップして2~3質問するのもよいでしょう。次回来局時、患者さんのお時間のある時に他の項目をピックアップして聞いていくことも可能です。

また、永く薬局に通われている場合、最初に問診した内容が古く、情報を更新したい場合にも必要な文章を再度ピックアップして質問してみてください。

外国人の患者さんが来局されると、どうしても身構えてしまいがちですよね。どうやって話したらいいのか考えすぎてしまうために、笑顔がなくなってしまったり、ということがあると思います。
自分が相手の立場だったらどうでしょうか?外国人の患者さんを対応する時に一番大切なのは、うまく言おうとするのではなく、ゆっくりでも一生懸命伝えようとすることだと思います。必ずその思いは伝わりますし、その信頼関係こそが薬を服用する上で大切な安心感を与えることにもつながります。

日本人の患者さんを対応する時も同じことが言えますが、いつも相手の立場にたって「どうされたら自分はうれしいだろうか。」と考えてあげることが大切です。
患者の想いを忘れずに、寄り添える薬剤師になるために、これらのポイントを有効に活用していただければ幸いです。


著者:五味さやか


★本記事の続編を以下より、ご覧いただけます。ご活用ください。
グローバル薬剤師のシェアノート「英語 De カウンセリング」
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*連載記事の一覧はこちら
 

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