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【薬剤師の英語】問診|生活習慣・飲みにくい剤形・後発医薬品変更の確認

【薬剤師の英語】問診|生活習慣・飲みにくい剤形・後発医薬品変更の確認

2009年09月15日 (火) 17時48分配信 投稿日:09/09/15 17:48 icon_view 638view

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今回の記事で3回に渡る問診時の英会話表現は終了です。
前回は薬・既往歴に関する確認の仕方及び、小児やその保護者が来局された場合の対応方法・女性への質問などをご紹介しました。今回はその他に、生活習慣全般や調剤上確認が必要な後発医薬品への変更等に関する確認の仕方などを紹介していきます。

・生活習慣(喫煙飲酒,運転,食事,仕事)
・後発医薬品への変更確認
・飲みにくい剤形の確認
・その他の確認事項の有無
・問診の回答に対するお礼


以上の内容の例文集を別のパンフレットにまとめてありますので、問診の際印刷してお使い頂いても構いません。



■生活習慣



生活習慣は人により様々なのはもちろんのことですが、外国人患者の場合、国によって文化が異なるので私たちが把握しきれない生活習慣などもあるかもしれません。
お薬を安全に服用して頂くために、できる限りの情報を収集できるようにしましょう。

◇たばこ◇



□Do you smoke?
<たばこは吸いますか?>

もし、患者さんが"YES"と答えたら、1日当たりの本数の確認も一緒に行いましょう。
□How many cigarettes (or cigars) a day?
<一日に何本吸いますか?>
※cigaretteは一般的な「たばこ」を指し、cigarは「葉巻」を意味します。


◇お酒◇



□Do you regularly drink alcohol?
<普段お酒を飲みますか?>

もし、患者さんが"YES"と答えたら、種類・頻度と量の確認も一緒に行いましょう。
□What kind of alcohol do you drink?
<どんな種類のお酒を飲みますか?>
□How often do you drink?
<どのくらいの頻度でお酒を飲みますか?>
□How many glasses do you drink each time?

<一回にどのくらい(何杯)飲みますか?>

※"How much do you drink"(どのくらい飲みますか?)のように漠然と聞くよりは、"How many glasses~?"と聞く方が相手は答えやすくなります。


◇運転◇

 


□Do you regularly drive?
<普段運転しますか?>

もし、患者さんが"YES"と答えたら、用途や頻度の確認も一緒に行いましょう。
□Do you drive for work or pleasure?
<運転は仕事のためですか、それとも私用ですか?>

仕事で運転する場合と私用で運転する場合とでは、眠気のでる薬が処方された場合の指導内容が変わってきますよね。
□How often do you drive?

<どのくらいの頻度で運転しますか?>



■生活習慣-2



◇食事◇


一日3回服用する薬や定期的な服用が重要となる抗生剤の服用の場合は、食事時間が不規則であったり3回規則的に摂っていない患者さんに「1日3回毎食後にお飲み下さい。」と服薬説明しても親切とは言えませんね。
そういった点を服薬指導の際に注意できるよう、食事の状況を確認しておくことは大切です。

ただし海外の場合は、日本ほど食事に合わせて薬を服用するという習慣がないので、食事が不規則で3回召し上がらない患者さんに対しては、「食後服用」という飲み方の指導ではなく「1日3回服用(Take 3 times a day)」や「6時間毎に服用(Take every 6 hours)」という説明で理解していただけます。
(※詳しくは、「服薬指導(※次回以降)」の記事で紹介します。)

国の違いによる服薬指導の違いなども理解した上で対応すると、患者さんも大変満足されることでしょう。


□Do you eat three reglar meals a day?

<食事は毎日3食規則的に召し上がっていますか?>

もし、患者さんが"NO"と答えたら、食事の回数の確認も一緒に行いましょう。
□How many times a day do you eat meals?
<一日何回食事を摂られますか?>


◇仕事◇

 機械の操作や長時間の運転に従事されている患者さんに対し、眠気やめまいのでる薬等の服薬説明は重要な項目となります。

また、夜勤をしている患者さんに対しても、食事の項目でお話ししたように、服用時間などの関係で指導が必要となりますので、確認できる場合は確認しておきましょう。

□Do you currently work with machinery or drive for long hours?
<機械の操作や長時間の運転に従事されていますか?>

□Do you work nightshifts?

<夜勤で働かれていますか?>



■調剤上の確認事項



◇飲みにくい剤形の確認◇

高齢者や小児の場合、錠剤やカプセル剤が飲み込めなかったり、粉薬が入れ歯の間に挟まって飲みにくかったりと、調剤する剤形に注意する必要があります。


場合によっては疑義紹介する必要も出てきますので、飲みにくい剤形の確認も調剤上必要といえるでしょう。

□Do you have any trouble taking any medicines, such as tablet, powder, capsule?
<服用上、錠剤・粉薬・カプセル剤など飲みにくい剤形はございますか?>

 もし、患者さんが"YES"と答えたら、どの種類の剤形であるかも一緒に確認を行いましょう。
□What do you particularly have trouble with?
<飲みにくい剤形はどんなものですか?>


◇後発医薬品への変更確認◇


現在は、後発医薬品での調剤を希望する患者さんも多くなってきたことから、医師のサイン記載がない場合は後発医薬品変更の確認を行う必要があります。

薬局によって伺う方法は様々であると思いますがここでは基本的な確認方法をご紹介します。海外の場合は後発医薬品での調剤が主流であることもあり、BRAND Name(先発医薬品)とGENERIC Name(後発医薬品)の使い分けで理解していただけます。
ただし、海外では保険会社があらかじめ後発医薬品での調剤を指定していることも多いため、後発医薬品での調剤が基本です。

このようなシステムの違いから、患者が自分で選択できるという状況に混乱する可能性もあります。システムの違いも含めた上で説明できるのが最善ですが、

□In Japan, you can choose your medication between Brand name or Generic.  If there are any drugs that can be switched to a generic one in your prescription, would you like to choose a generic drug?
<日本では先発医薬品と後発医薬品を患者さんにお選びいただけます。処方されたお薬の中で後発医薬品変更できるものがあれば変更を希望されますか?>

上記の文章では長いので、そこまで英語は...という方は簡単に「先発品と後発品のどちらを希望されますか?」と聞いて頂いてもよいでしょう。

□Which would you prefer, Brand name or Generic?
<先発医薬品と後発医薬品どちらを希望されますか?>

あらかじめ外国人患者用説明文書をご用意いただき、それをお読みいただいた上でうかがってもよいでしょう。
このサイトでも、見本となる『患者用説明文書』を掲載しておりますので、印刷してご利用いただいて も構いません。


●その他の確認事項

以上挙げた項目以外で、特別確認が必要な項目がないかどうか、患者さんに伺う事も忘れないでください。
□Are there any other things that we should know of?

<これ以外に把握しておくべき内容はございますか?>


●問診の回答に対するお礼

薬局にとって非常に重要な内容で、さらに患者さんに安全にお薬をお渡しするための問診であったとしても、具合が悪い中お答えいただく場合等もあり、少なくとも患者さんの時間を頂くわけですから、問診後のお礼を伝えられればお互い気持ち良いですよね。

□Thank you for your cooperation.
□We appreciate your cooperation.

<ご協力に感謝いたします。>



■最後に



患者一人一人に対する生活習慣の確認は、日本人の患者さん同様に重要な項目です。特に、日本では当たり前と考えられている生活習慣も、ある国では非常識である事もあるからです。
そのような誤解ですれ違いを生まないためにも、定期的な確認を心掛けましょう。

また後発医薬品の調剤に関する日本と海外の違いは、患者さんの混乱を招かないためにも、質問をする上でとても重要です。
日本にすでに住んでいる外国人患者さんでも、経験がなければこれらの仕組みをご存じないこともありますので、日本の患者さん同様丁寧な説明が必要であることを忘れないでください。

口頭で伝える自信がない場合は、下の補助資料を有効に活用して頂ければうれしいです。



■問診時のキーワード集





著者:五味さやか

 

★本記事の続編を以下より、ご覧いただけます。ご活用ください。
グローバル薬剤師のシェアノート「英語 De カウンセリング」
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「薬剤師のためのワンポイント英会話」の連載記事
・【受付】挨拶・問診票の記入
・【問診】個人情報・保険証の確認
・【問診】薬・既往歴の確認、小児や保護者・女性への対応
・【服薬指導】服用方法(服用時間・回数・日数)
・【服薬指導】薬の数え方・頓服薬の服用方法


*連載記事の一覧はこちら
 

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