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『医薬品安全性情報管理学のすすめ』12.薬学からみた副作用情報

『医薬品安全性情報管理学のすすめ』12.薬学からみた副作用情報

2014年01月01日 (水) 08時00分配信 投稿日:14/01/01 08:00 icon_view 283view

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-薬の変化なのか、体の変化なのか-

さて、医薬品安全性情報を様々観点から確認してきましたが、本概論も最終回となりますが、医薬品の副作用をどの様に考えるかについて検討してみましょう。

異物が生体内に入り様々な反応を起こします。その反応を生体の恒常性保持を目的に利用するのが「くすり」であり、目的に合致した反応を「効果」といい、目的にそぐわない反応を「副作用」といいます。このため、副作用の因果関係の評価をするということは、体の中でどの様な反応が起きているのかを明らかにするということです。

副作用発症理由の主な要因は、
・目的の反応が強く出すぎる(目的の反応が十分でなく、原疾患の徴候に変化を与えることも含む)
・目的外の反応が顕著になる
・アレルギー反応が発現する
などがあげられます。
これを見極めるためには、異物の正体だけでなく、体と疾患の知識が必須となります。

製薬企業においては、安全性評価委員会などの名称で、医薬品の副作用について常に検討・評価していますが、その議論において、医師にとっての副作用評価は、体のなかで何が起こっているのか、薬剤師にとっての副作用評価は、薬が体のなかでどの様になっているのかといった立脚点の違いが何とはなしに存在しているような印象があります。

医師は、薬物投与を契機として、体のなかで何がおこっているのかを見極めようとしています。これは、第5回目の概論の中で、医学の第一歩として「ゴホンと咳をしたら、まず肺がんを疑え。そして、そこから絞り込め」と、医師は学生の頃からたたき込まれると紹介しましたが、副作用として提起された徴候・症状を体の反応としてあらゆる可能性を考え、そこから消しこんでいきます。そして、途中で消しこんだがゆえに矛盾は生じていないかを常に考えて、起承転結を把握したうえで評価するのでは、との印象があります。



(次ページ)一方、薬剤師は・・・

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