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5.仕事をやめたくなるとき~仕事の三大ストレス~

5.仕事をやめたくなるとき~仕事の三大ストレス~

2013年06月05日 (水) 09時00分配信 投稿日:13/06/05 09:00 icon_view 1229view

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あなたは仕事をやめたくなったことがありますか。
あるとしたら、そのとき何が嫌になったのでしょうか。

メンタルヘルスに関してさまざまな統計がありますが、どんなデータにも共通しているのは、仕事の三大ストレスが「仕事の量、仕事の質、人間関係」であるということです。

実際に、相談をお聞きしていても、やめたくなっている原因はだいたいこの3つ集約されます。

とはいっても、仕事にストレスはつきものなので、三大ストレスが一つもないということは滅多にないでしょう。誰でも何かしらのストレスを抱えながらなんとか仕事をしているのが現実ではないでしょうか。

三大ストレスのうち一つだけならなんとかなることが多いですが、ストレスが二つになるとかなり苦しくなります。仕事を辞めたくなっているときは、たいてい二つ以上のストレスを感じているはずです。おそらくそのうちの一つは人間関係のストレスでしょう。

仕事の量や質が合わないときでも、人間関係が良好であれば周囲に相談し配慮してもらえる可能性が高いのですが、そうでないと一人で悩みを抱えることになり悪循環に陥りやすくなります。実際に仕事量が多すぎる、仕事の内容が合わないなどといった悩みも、よくよくお聞きすると、変に遠慮してしまって上司にきちんと相談できていないなど人間関係がうまく機能していないことがほとんどです。

そういう場合は、なるべく今の辛い状況を上司や先輩、もしくは上司の上司にわかってもらえるように相談することをサポートします。困ったときに周囲に相談せず職場を変えることで解決しようとすると、困ったことが起こるたびに職場を変えることになりかねません。自分自身で環境を改善する力を身につけないと、同じことをくり返すことになります。

これは仕事に限らずプライベートな人間関係にもいえることで、うまくいかなったときにいくら相手を変えても、自分の問題を解決していないとなぜか同じようなことでトラブルになるということがとてもよく起こります。

人間関係は、100対0で一方だけが悪いということは滅多にありません。相手がいくら横暴だからといって、それで説明や確認など最低限の情報交換を避けてしまうと、相手はさらに偏った思いこみで偏った判断をすることになり、結果的に状況がさらに悪化してしまいます。


実際に、「どうせ言ってもわかってもらえない」「何か言えば怒られるから黙っていたほうがまし」「悪い印象をもたれるくらいなら何も言わず我慢する」「いずれ気づいてくれるのでは」などと言って自ら発信することをあきらめている人はとても多いのですが、我慢しているだけで事態が好転していくケースはほとんど見たことがありません。

残念ながら、察しの悪い人にどんなに我慢して期待を持ち続けても、察してもらえるようになる見込みはほとんどありません。なぜなら、その相手は元々察する能力がないか察することを拒絶している人だからです。従って、察しの悪い人には、はっきり意思表示をするか別の人に頼るかなどの行動を起こさない限り状況は変わらないと覚悟したほうが現実的です。

三大ストレスのなかの人間関係にストレスを感じている方は、問題が生じたときに最低限のことを効果的に伝えることのできる「アサーション」というスキルを学ばれることをお勧めします。コミュニケーションの上級者を目指す必要はありません。自分を守るために、少なくともなるべく誤解をされないような表現方法を身につけましょう。

仕事の量と質については、とにかく他人と比べないこと。「他の人はもっと忙しい」、「もっと多くこなしている」など気にはなるでしょうが、仕事に対する適性やストレス耐性は人によって違うものです。人と接する仕事、一人でする仕事、自由度の高い仕事、事務系の仕事など、誰にでも得手不得手があります。睡眠時間が短くていい人もいれば長くないとダメな人もいるし、短期集中力型の人もいればコツコツ型の人もいます。どちらがいいとか悪いではありません。自分のタイプを知って、自分の力を発揮するための環境をつくることが大事なのです。


職場にとっても、ひとりひとりの能力を活かし生産性を上げることが望ましいはずです。そのための環境調整を相談することは決してわがままではありません。それをわがままだと切り捨てるような職場、つまり三大ストレスがすべて揃ってしまうような環境なら、そのときは別の職場に移ることを真剣に考えていいかもしれません。

仕事をやめたくなったら、今自分が抱えているストレスは何なのかを冷静に考え、もし人間関係に特に問題がないのなら、仕事の量や質についてストレスに感じていることを上司に率直に相談してみましょう。誰にでも適性はあり、合わない仕事を続けることは自分にとっても職場にとっても利益にならないのですから、こうした相談はとても前向きで建設的なものだと認識を改めて勇気を出してください。

具体的には、まず今の職場のなかで異動も含め自分に合った環境がつくれないかどうかを検討し、それが難しいようなら他の職場も選択肢に入れるという順で考えましょう。今の職場のなかでできることをしてみて、それでもダメだと納得できてから次に行くようにしないと、「自分は適応できなかった」と自分を責めて自信を失いやすくなってしまいます。

もし人間関係にストレスがあるなら、どこにいっても人間関係はつきまとうことを踏まえ、まず今の職場でアサーションを学ぶなど自らのコミュニケーションを改善する努力をしてみましょう。それでもうまくいかなければ、納得して次にいけるはずです。

もし、人前で怒鳴られる、人格攻撃をされる、無視されるなどのハラスメント被害に遭っている方は、ぜひ専門家や信頼できる人に相談し助けを求めてください。こうしたケースを一人で解決するのは至難の業です。また、何も言わず一人で我慢してなんとかしようとするような方は、他の場所でもハラスメントのターゲットになりやすいので、早く自分を守るアクションを起こせるように心がけましょう。

仕事上のストレスは、最終的に何かしらのコミュニケーションをとらないと根本的な解決には至りません。ストレスで困っている方は、どうぞ一人で抱え込まず、誰か信頼できる人に相談してみてください。きっと道が開けます。


著者:藤井雅子

 
 

【関連Q&A】
Q.今の仕事にやりがい、ジレンマ感じることありますか?女の先生の中には早く結婚して辞めたい…
Q.転職を考えています。辞める理由の一番は人間関係です…

 

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