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『ストレス対策』17.心配症のしくみと対処法

『ストレス対策』17.心配症のしくみと対処法

2014年06月12日 (木) 07時00分配信 投稿日:14/06/12 07:00 icon_view 345view

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ご相談をお受けしていると、あれもこれも心配しては不安になっている方をよく見かけます。心配症の方は、さまざまなことについて「~しなければダメだ」「~してはいけない」などと思いこんで自分を追いつめて苦しんでいることが多いと思います。

「~してはいけない」の代表は「失敗してはいけない」、他にも「嫌われてはいけない」「怠けてはいけない」などがあります。これらはいずれも自分を苦しめる思いこみなので、気づいたら手放す練習をするようにしましょう。

具体的には、「~してはいけない」を「~してもいい」と言い換えます。たとえば、「失敗してもいい」「嫌われてもいい」「怠けてもいい」など、本心からそう思えなくても、あえて口に出して言うようにしましょう。言い続けることで、じわじわと少しずつ潜在意識に沁みこんでくるはずです。

では次に、こうした思いこみをどう身につけてしまったかについてお話ししたいと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんに思いこみはありません。つまり、思いこみというのは後天的に、主に養育者との関係のなかで獲得されていくものなのです。性格は変わらないとあきらめている方もいるかもしれませんが、後天的に身につけたものに不都合があった場合は、練習すればいくらでも後から修正可能です。

人は成長するにつれ、自分と他人の区別ができるようになり、「私は私」「あなたはあなた」と自分と他人に境界がもてるようになります。これが健全な発達です。しかし実際は、自他の境界があいまいな人が非常に多いと感じます。原因の多くは、生育歴において親自身の境界があいまいなため、人間関係の基本となる親子関係のなかで境界を育ててもらえなかったことにあると思います。

典型的な例は、親が過干渉や過保護、心配症などによって子どもが自分ですべき選択や決断を代わりにしてしまい、「あなたは私」「私はあなた」のような母子一体の状態があたりまえになってしまっているものです。


(次ページ)親は子どものためによかれと思って先回りして・・・

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