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21.許さなくても怒りは減らせる

21.許さなくても怒りは減らせる

2014年10月16日 (木) 07時00分配信 投稿日:14/10/16 07:00 icon_view 248view

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著者:藤井雅子(心理カウンセラー)

アンガー・マネジメントをお伝えしていると、ときどき、怒りを減らすことは相手を許すことになるから怒りを減らしたくないと言って怒りを減らしたがらない人がいます。

人を許せないのは、身体的、精神的暴力、いじめ、ハラスメント、裏切り、嘲り、無視や無関心などによって相手に相当傷つけられたからだと思われます。このようにひどいダメージを受けた場合、そう簡単に相手を許す気になどなれるものではないでしょう。ですから、傷が癒えるまでは無理に相手を許す必要はありません。そんな荒療治をしなくても、傷が癒えれば自然と相手を恨む気持ちは消えていきます。許せないと思うときは無理に許そうとせず、自然に任せておけばいいのです。

傷ついたときは、まず自分の傷を癒すことに集中しましょう。たとえば、身体に大けがを負ったとき、その原因を探って取り除いたとしても回復には何の意味もありません。もし骨が折れていたらとにかく安静です。許せないと強く思うときは骨折するほどの衝撃を受けているのだと自覚してください。

なかには、人として「人を許さなければならない」と思いこんで、人を許せない自分を許せないと二重の苦しみを背負っているケースもあるのですが、これでは傷を負った自分をさらに痛めつけているようなものです。

また、相手を憎むことが相手への復讐になると思っている人もいますが、残念ながらいくら相手を憎んでも相手に伝わることはなく、復讐にはなりません。自分の苦しみが増えるだけです。

傷を負わせた相手を無理に許す必要はありませんが、どうか許せないという気持ちをもつ自分のことは許してあげてください。人を憎んだり恨んだりするのはそれだけ傷ついた証拠です。そんな自分を責めたり嫌ったりしないで、思いっきりやさしくケアしてあげてください。そうしないと傷ついた自分が救われず、とてもかわいそうです。

自分をやさしくケアするとは、辛ければ我慢せず「悔しい」「悲しい」「許せない」と言って安全な場所で泣きたいだけ泣く、安全な相手に愚痴を聞いてもらう、しばらく自分に何も課さず過ごしたいように過ごす、しばらくは自堕落になってもいいと自分を甘やかすなどです。

(次ページ)では、相手を許さずどうやって・・・


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