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『薬剤師が思う漢方薬の疑問』1.漢方薬は長く飲まないと効かない?

『薬剤師が思う漢方薬の疑問』1.漢方薬は長く飲まないと効かない?

2013年01月28日 (月) 09時00分配信 投稿日:13/01/28 09:00 icon_view 838view

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Q1:漢方薬って効くの?長く飲まないと効かないんでしょ?


A1:世間のほとんどの人がそんなふうに感じているのではないでしょうか?この質問は店頭でも最も頻繁に患者さんから質問されます。しかし、例えば風邪薬が早く効果を出さなければどう対処するのでしょう?風邪はそのままほっておいても一週間で治ると言われており、欧州の方などはほうっておくという人もいると聞きます。では、なぜ漢方薬の風邪薬があるのかと云えば、答えは「すぐに治すため」です。初期の段階なら、早い程、効果的に働きます。だから漢方薬は長く飲まないと効かないというのはまず間違いです。漢方の風邪薬をのめばすぐに効いているのだから間違いありません。

ではアトピー性皮膚炎に使う漢方薬ではどうか。短期間に飲む漢方薬と、長期に渡って服用して初めて効果を出す漢方薬がありあります。まず皮膚炎の状態を把握して識別していかないと処方も何も決まりません。皮膚表面が乾燥しているのと、分泌物でぐちゃぐちゃなのと、真赤々なのでは、同じアトピーでもタイプが違ってきますし、漢方薬の種類に変化があって当然です。「この漢方薬を飲めば何でもOK」なんて薬があったら大抵、嘘っぱちです。そんな簡単ではありません。ただし、アトピーに何も出来ず手もこまねいている訳ではなく、実際、漢方薬で出来る事は山ほどあります。生活を見直す事と併せて漢方薬で改善させていくのです。

咳嗽(がいそう)の治療にお勧めする漢方薬もいろいろあります。風邪などでみられる短期の咳嗽と、長い間続く困った咳嗽では分けて考えます。

風邪の延長ならばウィルスや菌によって始まった感染症ととらえ(当然免疫が低下しているから、元来感染する土壌は整っているのですが)、抗菌、抗ウィルス作用を持つ生薬が必要になり、症状の変化も激しくみられます。一方で、慢性的な咳嗽の場合は必ずしも症状の変化が激しいとは限りません。乾燥して咳嗽があったり、痰がどんどん出ていると治療方法が大きく変わっていきますし、じっくり治す必要があります。気管支を潤したり、胃腸の調子を整えたり、体内における水分の偏在を改善したりといろいろやる事があります。

特に慢性病の場合は、ただ単に気管支を広げて呼吸を楽にしただけでは、その場は楽になっても、その後全体的に大きな変化は期待できません。

というように、今まで触れてきたように、慢性病には長い期間の治療が必要になってきます。これは現代医学の治療と同じことです。おできが腫れた程度で、半年や1年もの間にわたり漢方薬を飲む人は少ないはずです。せいぜい1~2か月位でしょう。だいたいそれ以上、患者さんもおでき程度にお金を払いません。


(次ページ)けれど同じコブでも癌という名と・・・


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