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『薬剤師が思う漢方薬の疑問』3.漢方薬の構成はどうなってる?

『薬剤師が思う漢方薬の疑問』3.漢方薬の構成はどうなってる?

2013年04月17日 (水) 09時00分配信 投稿日:13/04/17 09:00 icon_view 261view

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Q3:漢方薬の構成はどうなってる?


A3:漢方薬は生薬の集合体で、チームとして機能します。構成する生薬の数は様々で、2種類から20数種類のもあります。ただし、日本にない処方では、構成生薬が朝鮮人参1種類だけの「独参湯」というのもあります。
漢方処方というのは、例えると病院でよくある「約束処方」みたいなものです。解熱鎮痛剤・抗ヒスタミン剤・咳止め・抗炎症剤を配合した風邪薬1号(仮名)や、制酸剤・粘膜保護剤・消化剤・メントール配合の胃腸薬B(これも仮名)という感じです。
「この薬の組み合わせは患者さんの評判がいいし、副作用も聞かないし、よく効く。似たような症状の患者さんが来たら、こればかり出してしまおう。薬局に準備して置くようにしよう」というように、古代の中国でも使われていたのでしょう。
漢方薬の処方では、薬個々の構成単位は生薬になっています。
生薬の働きによる分類は、辛温解表薬とか清熱解毒薬とか燥湿化痰薬(漢字&漢字&漢字で読むのがイチイチしんどい)というような分類に分けられています。
ここで詳しく生薬の分類を書いておきましょう。中国の大学で使われている中薬学の教科書における分類は、以下のようにいろいろあります。
解表薬、清熱薬、瀉下薬、去風湿薬、化湿薬、利水滲湿薬、温裏薬、理気薬、消食薬、駆虫薬、止血薬、活血薬、化痰止咳平喘薬、安神薬、平肝熄風薬、開竅薬、補虚薬、収斂薬、涌吐薬、解毒殺虫燥湿止痒薬、抜毒化腐生肌薬といった分類があります。
大きな分類でこれだけありますが、さらに分類されます。
例えば清熱薬などは、清熱瀉火薬、清熱燥湿薬、清熱解毒薬、清熱涼血薬、清虚熱薬といった具合に、より細かく分類されます。
そしてさらに清熱瀉火薬を例にとると、石膏、寒水石、知母、芦根、天花粉、竹葉、淡竹葉、鴨跖草、梔子、夏枯草、決明子、谷精草、密蒙花、青?子という生薬で構成されていることが分かります。
日本の薬科大学における薬理学の授業でも、かなり多くの薬の分類と、それぞれの薬の名前、薬効を憶えたと思います。それと同じように、漢方にも多くの生薬の分類と、多くの生薬が存在するのです。

◆加味逍遥散を例に挙げると
加味逍遥散は柴胡、芍薬、当帰、白朮、茯苓、甘草、生姜、薄荷、牡丹皮、山梔子という10種類の生薬で構成されています。それぞれを分類すると、柴胡(辛涼解表薬)、芍薬(補血薬)、当帰(補虚薬)、白朮(補気薬)、茯苓(利水滲湿薬)、甘草(補気薬)、生姜(辛温解表薬)、薄荷(辛涼解表薬)、牡丹皮(清熱涼血薬)、山梔子(清熱瀉火薬)となります。


(次ページ)◆処方内でもとりわけ大事な生薬・・・

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