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『薬剤師の気になる数字』5.【戦略】医薬品ネット販売時代への処方箋(第3回)

『薬剤師の気になる数字』5.【戦略】医薬品ネット販売時代への処方箋(第3回)

2013年04月18日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/04/18 09:00 icon_view 210view

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「医薬品ネット販売に対し、31%の薬剤師が"全面的に"賛成」
(ココヤク読者アンケートより)

 

利用者の安全性確保が論点か

1月の最高裁判決を受け、医薬品ネット販売の新しいルールの在り方を議論している厚生労働省の検討会は、2月27日に第2回目の会合が開かれています。委員の主張は2分していますが、従来の店頭販売とネット販売のいずれにしても、安全性を確保するための論点を洗い出していこうという方向では一致をみています。

今後の議論の行方が注目されるところですが、個人的には「販売者責任」の問題が論点になるのではないかと思っています。渡嘉敷政務官の「(利用者が販売者を選別するための)ものさしを提示する必要がある」という発言のとおり、ネット販売と言えどもどのように「薬局」「薬店」としての社会的責任と義務を負っていくのか。自由化されるにしてもそこが大前提でしょう。
会合の中では、「無承認無許可医薬品が主にネットで販売されている」という事実が厚生労働省から報告されたようですが、そんな業者と一般の薬局、薬店をいっしょくたに語られても困ります。万一そんな商品を扱うネット薬局があったとしたら、どう取り締まるのか。そもそも摘発するための体制をどう組むのか。大事なのはそのあたりの議論であり、「だからネット販売は安全でない」ということの論拠にはならないように思います。


薬剤師の3人に1人が「全面的に賛成」

当サイトの実施した読者アンケートでは、最高裁判決を支持する声が54%と、反対する46%を上回りました。また、「全面的に反対」する方はわずか6%で、「何らかの条件付きでの賛成」が大半を占めていました。特に「全面的に賛成」は31%。回答した薬剤師の皆さんがWebサイト読者であり、ネットに親和性が高いというバイアスはあるにせよ、薬剤師の3人に1人がネット販売に賛成しています。時代の要請から見ても、従来同様の規制に戻ることは難しいのでは…と思います。

となると、これからの薬局には、「ネット販売と並んで、どう生き残っていくのか」という発想が求められるのではないでしょうか。いや、もっとポジティブに、ネット販売とは異なる、調剤薬局のプラスアルファの付加価値づくりを考えたいところです。


著者:中保裕子

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