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『薬剤師の気になる数字』9.【ジェネリック】なぜ変わる?普及率の謎

『薬剤師の気になる数字』9.【ジェネリック】なぜ変わる?普及率の謎

2013年06月17日 (月) 09時00分配信 投稿日:13/06/17 09:00 icon_view 283view

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54.1%→29.1%→40%

「後発医薬品調剤率」とは何なのか

後発医薬品(ジェネリック医薬品、以下「ジェネリック」)については、皆さんご承知のとおりここ数年の処方箋上の記載方式の変更が続き、現場の薬剤師の皆さんを悩ませたことと思います。その甲斐あってか、年々少しずつ使用が伸びてきているようです。

さて、現在どの程度普及しているのか、厚生労働省のデータ「最近の調剤医療費の動向」 を見てみました。すると、
「後発医薬品調剤率54.5%」
との数字が。
ええっ?処方薬全体の半数以上がジェネリック?
あまりにも実感とかけ離れているような気がしませんか?

そもそも「調剤率」とは何なのか、ジェネリック医薬品市場の動向に詳しい(株)ジェネベル代表取締役の太田進さんに話を聞きました。

太田さんによれば、「調剤率」とは、「1剤でもジェネリックを調剤した処方箋の割合」とのこと。現在、処方箋1枚につき平均3剤が処方されていますが、そのうち1剤だけがジェネリックだとしても、調剤したものとしてカウントされる。しかも、5剤中5剤がジェネリックでも1剤のみでも、同等に扱われるわけで、実態としてはかなり幅がある、何だかつかみどころのない数字に。どうりで、あまりにも実感と離れるわけです。
 

実勢値として使われる「後発医薬品割合」

「だから、この数字はGE普及評価尺度としては使われていないんですよ。厚生労働省が目標値としているのは処方数量をベースとした『後発医薬品割合(数量ベース)』なのです」(太田さん)

そこで「後発医薬品割合(数量ベース)」を見ると、こちらは29.1%。

つまり、1年間に処方されたすべての医療用医薬品の3割弱がGE医薬品ということに。これなら実感とも合うのではないでしょうか。
しかしながら、「調剤率」の存在理由がますますよくわからない、という思いにかられます。「数量ベースのデータがあるのだから、もうこれでいいじゃん…。

「意図的かどうかはわかりませんが、大きく見える数字を出しておくのは、ジェネリックの普及をアピールする効果はありますね」(太田さん)

ちなみに、厚生労働省の目標値は「数量ベースで2012年度末に30%」でした。かなり近いセンまで到達したことになります。


(次ページ)分母の変更で、さらに数字は変わる・・・

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