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『薬剤師の気になる数字』16.【戦略】「がんに強い薬局」へ

『薬剤師の気になる数字』16.【戦略】「がんに強い薬局」へ

2013年09月26日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/09/26 09:00 icon_view 315view

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5.5%

「外来がん治療認定薬剤師」が目指すもの

今年度から創設された「外来がん治療認定薬剤師」制度の主眼は、がん化学療法の外来化に伴い、地域でがん化学療法を担う薬局薬剤師の育成にあります。

■日本臨床腫瘍薬学会の掲げる認定制度の趣意
1.外来がん治療を安全に施行するために薬剤師が担うべき役割を理解し、その知識を習得した薬剤師の養成
2.地域がん医療における保険薬局の役割を理解し、患者とその家族をトータルサポートできる薬剤師の養成
 (日本臨床腫瘍薬学会HPより)


1は病院薬剤師・薬局薬剤師のどちらにも共通していますが、2はまさに、薬局薬剤師向けへの目線ですね。

同学会の目指す認定者数は、10年後(2024年)に、病院薬剤師1000名程度に対し、薬局薬剤師については3000名程度。薬局薬剤師が病院薬剤師の3倍ですから、それだけ期待の大きさがうかがえます。(主眼は薬局薬剤師にある、と前述したのはこのためです。病院薬剤師も認定はとれますので、念のため。)


「がんに強い薬局」の選択

さて、現在の薬局数は全国で54780施設(平成23年度末現在)。仮に1つの薬局に1人とすると、3000名であれば、5.5%の薬局に外来がん治療認定薬剤師がいることになります。この5.5%が将来「がんに強い薬局」として、薬薬連携をリードしていく存在に。調剤薬局の差別化、機能分化の時代の到来を予期させますね。

また、がんに取り組むことは、薬局薬剤師や調剤薬局の存在感を高める意義もあります。

昨今のフジテレビ「とくダネ!」問題や、厚生労働省のネット販売検討委員会上でのネット販売業者代表の発言=「(薬局薬剤師による体調把握は)中途半端な素人のお医者さんごっこ」=など、医薬分業の意義や薬局薬剤師のプレゼンスが問われている昨今ですが、「がんに強い薬局」とのポジションを確立し、地域のがんチーム医療の一員として患者さんのケアに当たるという選択は、こうした批判を一蹴するものではないでしょうか。

ただ、2人に1人が何らかのがんにかかる時代(もちろんその全てが化学療法を受けるわけではありませんが)、5.5%ではいくらなんでも少なすぎると思いますが…。

次回は、地域の薬局薬剤師がどのようにがんチーム医療の一端を担うのか、考えてみたいと思います。

【参考】日本臨床腫瘍薬学会HP 


この記事について/著者:中保裕子

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