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19.【疑義照会】年間2300万枚|薬剤師の気になる数字

19.【疑義照会】年間2300万枚|薬剤師の気になる数字

2013年11月28日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/11/28 09:00 icon_view 260view

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3.15%

■処方せん30枚に対し、1枚の割合

あなたが普段の調剤業務のなかで疑義照会を行う割合は、どの程度ですか?

疑義照会率については、日本薬剤師会が調査しており、最新動向は「平成22年度薬剤服用歴の活用、疑義照会実態調査」に見ることができます。この調査は平成22年の2月のある1週間に、全国の保険調剤サポート薬局1,012施設を対象に行われたもの。それによると、1週間に調剤薬局1施設あたり平均402.6枚の処方せんを受け付け、うち12.7枚について疑義照会が行なわれています。

つまり、疑義照会率は3.15%。薬剤師1人が1日に30人の患者さんに対応するとして、そのうち1人あるかないかといったところですが、あなたの実感には合うでしょうか。ちなみに、年間の総処方せん枚数では2300万枚に相当します。

この3%前後という数字に対して、昨今、日薬や都薬の上層部からは「少なすぎる」と発破をかける発言も聞かれました。ここのところ減ってきたというわけではなく、10年前と比べてもわずかながら伸びつつはあるのです。ちなみに平成10年は2.18%、12年は2.38%、14年は 2.91%。17年になって3.3%とようやく3%台に入ってきたところです。


■記入漏れなどのチェックから「薬学的な照会」へ

疑義照会の内容はというと、安全性に関する疑義、用法や用量に関する疑義など、「薬学的疑義」と呼ばれるものが82.3%と圧倒的多数を占めています。残りの16.2%は「処方せんの記載漏れや判読不能」とまあ、事務手続き上のエラーですね。

疑義照会率は過去10年を振り返っても大きな変化はありませんでしたが、内容は大きく異なっています。10年前(平成12年)の疑義照会はと言えば、「薬学的疑義」は47.1%と半分以下にとどまり、事務手続き関係が29.7%を占めていました。さらに遡って昭和62年時点では、事務手続き関係が7割を占め、薬学的疑義照会はたった3割に過ぎませんでした。この間に処方せんの電子化が進み、「記載漏れ」とか「判読不能」はだいぶ軽減されたのでしょう。何しろ、ドクターの悪筆はすさまじく、自筆の処方せんと来たら古文書解読のようなものでしたから…(笑)。

薬学的疑義の割合が増えたことは、電子化により解読ストレスから解放された薬剤師さんが、本来の能力を発揮できるようになったということではないでしょうか。薬剤師の本来の存在意義を発揮できる環境が整ってきたわけで、「今、疑義紹介をしなくていつやるの?今でしょ!」と発破がかけられているのも理解できます。

【参考】
「平成22年度薬剤服用歴の活用、疑義照会実態調査」報告書(平成23年10月)

平成23年11月30日 厚生労働省審議会資料「調剤報酬について」


この記事について/著者:中保裕子

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