新着記事・レポート

カテゴリーを選択

薬剤師の気になる数字

<<前の記事へ

次の記事へ>>

20.【疑義照会】余裕の有無が影響?

20.【疑義照会】余裕の有無が影響?

2013年12月05日 (木) 08時00分配信 投稿日:13/12/05 08:00 icon_view 269view

お気に入りに登録

お気に入りに登録

icon_view 269view

4.1

■受付枚数よりも薬剤師数の差?

前回に引き続き、疑義照会についての話です。
冒頭の数値4.1は、

「1人の薬剤師が、1週間に何件の疑義照会を行ったか」。

前回と同じく、日本薬剤師会の2011年のデータですが、あなたの実感には合いますか?「へぇ、これは結構多いな。自分はこんなに当たらないよ」と思う薬剤師さんもいるのでは?

実はこの数値、ちょっと「条件」があるのです。4.1件というのは、「薬剤師が5名以上の薬局」の薬剤師さんの場合。では、それより小規模の薬局ではどうなのでしょうか。

・薬剤師が5人以上の薬局→1人当たり4.1件/週
・薬剤師が3-4人の薬局→1人当たり3.3件/週
・薬剤師が2人の薬局→1人当たり3.1件/週
・薬剤師が1人の薬局→1人当たり3.7件/週

「薬剤師が1人」の薬局がなぜか多めですが、2人以上の薬局に関して言えば、薬剤師数が増えるにつれ1人当たりの疑義照会数が増えています。薬剤師がたくさんいる薬局ほど、1人あたりの疑義照会が増えるというわけです。薬局の処方せん枚数の多寡ではこうした傾向はありませんので、面白いところです。


■平均5分、最大90分

この調査では、疑義照会の所要時間についても報告されています。疑義内容にもよるのですが、多くは5分で終了。「慎重投与」に関するものは少し長めで平均7.5分。「妊婦・授乳婦への投与」に関するものは、さらに長くなり平均10分、となっています。最も長い回答は「副作用の疑い」で、90分とのことです。いやあ、本当にお疲れ様です。そしてその間、患者さんがどうしていたのか、気になるところです。

これだけの時間を要する疑義照会は、ある程度、薬剤師のマンパワーに余裕が必要なのかもしれません。続々押し寄せる患者さんをお待たせして、疑義照会に没頭するわけにもいきませんしね。薬剤師本来の職能として、今後もっと疑義紹介を積極的に行うためには、組織的な取り組みが必要なのかもしれません。ローテーションで「疑義紹介当番」とか?

日本薬剤師会では今年も7月に「平成25年度全国薬局疑義照会調査」を実施、全国 5,410 施設の保険薬局を対象に調査が行われています。まだ結果は公表されていませんが、今度はどのような分析がなされるのか、待ちたいと思います。

【参考】
「平成22年度薬剤服用歴の活用、疑義照会実態調査」報告書(平成23年10月)



この記事について/著者:中保裕子

Good3

コメントする

コメントする

コメント

回答:0件

記事・レポート(1338件)

show

2017.07.20 new 高齢者で注意が必要な代表的薬剤一覧 【加齢で高まる! 薬の…】

2017.07.19 new 251.シラケムードからの脱却には 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.07.12 new 高齢者に実践したい!服薬管理と支援6つのポイント 【加齢で高まる! 薬の…】

2017.07.12 new 250.リフィル処方箋を巡る動き(後編) 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.07.06 高齢者への薬物療法はこう考える 【加齢で高まる! 薬の…】

もっと見る

業界ニュース(19803件)

show

アンケート

show
ただいま、募集中のアンケートはありません。

もっと見る

セミナー情報(0件)

show

ブログ(5586件)

show

求人情報

show

よく見られている
新着記事・レポートランキング 集計期間:07月16日~07月23日

もっと見る

よく見られている
薬剤師のQ&Aランキング 集計期間:07月16日~07月23日

もっと見る