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『薬剤師の気になる数字』24.【応対】「患者さま」と呼ばれる患者さんのキモチ

『薬剤師の気になる数字』24.【応対】「患者さま」と呼ばれる患者さんのキモチ

2014年01月29日 (水) 08時00分配信 投稿日:14/01/29 08:00 icon_view 426view

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■「『患者様』の呼称は改めます」

ある国立病院が約1年前、患者さん向けに

「当院では、“患者様”という呼称は改め、“患者さん”“患者の〇〇さん”と呼ぶことにする」

という主旨の文書を出していました。

その背景として、以下のように書かれていました。

病院や診療所で「患者様」という呼び方を見直す動きが広がっています。「様」呼称は医療界における「患者中心の医療」の流れの中で普及しましたが、「違和感がある」「よそよそしさと冷たさを感じる」「患者に様をつけるのは日本語としておかしい」などの理由から、「さん」呼称に戻す医療機関が増えているのです。

やはり「日本語としておかしい」が来ましたねー。こうして、多くの人が耳障りと感じる言葉は淘汰されていくのだろうと思います。

前回紹介した内館牧子さんの著書「カネを積まれても使いたくない日本語」にも、「患者様」が取り上げられています。それも、朝日新聞社が行なったアンケートで「想像を超える不評」だったと(笑)。アンケートの自由回答には「“様呼ばわり”されて馬鹿にされた」「治せない弁解かなと思った」というものもあり、内館さんは「(様呼ばわり)はバカにされた気になるのだ」と評しています。

もともと、「患者様」が広まりだしたのは、2001年に厚生労働省「医療サービス向上委員会」が、国立病院に対して通達を出したことがきっかけです。通達の趣旨は「患者さんの姓(名)に『様』をつける」ということのみだったようですが、それが拡大解釈され、「患者」にまで「様」が付けられるようになってしまいました。当の患者さんにも大いに違和感があったようで、患者満足度調査を行う企業(スナッジ・ラボ株式会社)の2003年の調査によれば、患者に対して「様づけが好ましい」と回答した人はわずか8%。導入当初から人気は低迷していたようです。


(次ページ)■薬剤師が気をつけたいあの「さん付け」・・・

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