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『薬剤師の気になる数字』26.【花粉】「今年は少ない」の嘘

『薬剤師の気になる数字』26.【花粉】「今年は少ない」の嘘

2014年03月19日 (水) 08時00分配信 投稿日:14/03/19 08:00 icon_view 303view

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4000個/㎠

■大量飛散の翌年は少なくなる?

・「スギ・ヒノキの花粉、飛散量は少な目 環境省予測」
(朝日新聞デジタル 2014年1月31日)
・「やったね! 2014年の花粉飛散は今年より少なめの予想」
(ねとらぼ 2013年10月10日)
・「2014年の飛散量は、例年より少なめとの情報にひと安心。」
(ライブドアニュース 2014年02月16日) 
・「今年は昨年に比べると花粉の飛散数は少ない所が多い見込みで、花粉症の方には朗報と言えそう」
(tenki.jp)


去年は近年まれに見る大量飛散でしたが、「今年は少なめ」という報道が多いようですね。

ですが、花粉症の方は決して油断をしてはいけません。

2月2日に行われた「第8回花粉症の予防・治療シンポジウム」(東京都主催)は、開始直後、真っ先に「少なめ」報道を否定するコメントから始まりました。

たしかに、花粉の当たり年の翌年の飛散量は少なくなります。わたしは気候の影響だと思っていたのですが、実はそればかりではないのですね。スギ花粉の場合、花を咲かせるのが1年おきだからだそうです。つまり、大量飛散の翌年に花粉が少なくなるのは、昨年花がついたスギの枝には、今年は花がつかないからなのだそうです。ひと花咲かせた先輩が後輩にチャンスを与えるような、素敵な自然のシステムですね…などと言っている場合ではないほど急増しているのですが。

ちなみに、花粉の飛散量の計測には屋外に置かれたサンプラーが用いられます。サンプラーには新旧2種類あり、白色ワセリンの塗られたプレパラートを24時間野外に置き、1平方センチメートル当たりの花粉の数を数える、古典的な「ダーラム法」がスタンダードなもの。一方、最近増えつつある自動花粉センサはファンやポンプで大気を積極的に取り込み1立方メートル当たりの花粉の個数を計測するという方式です。

(次ページ)■4000個/㎠は「少ない」のか?・・・

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