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51.健康への消費額|薬剤師の気になる数字

51.健康への消費額|薬剤師の気になる数字

2016年04月28日 (木) 07時00分配信 投稿日:16/04/28 07:00 icon_view 116view

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著者:中保裕子

1ヵ月の1世帯あたり「肉類」代:7,216円
(平成27年「家計調査結果」(総務省統計局))

 

つい先日、私は買い物途中にかわいいブックカバーを見つけてふと衝動買いしました。考えてみると、ずいぶん久しぶりに衝動買いをしたような気がしました。

衝動買いといっても、バブル期の独身OLだった私の当時のそれとは比較になりません。お恥ずかしいことに、やれスーツだ、指輪といったものまでが「衝動買い」の範疇でした。今ではあり得ませんが…(遠い目)。消費が美徳のように考えられていたバブル期と比べると、いまは堅実です。世の中すべてが。

というわけで、総務庁の「家計調査」で1ヵ月あたり1世帯が使うお金の総額=消費支出総額を見てみます。2000年は317,328円だったのに、2015年は287,373円。デフレの影響もあるでしょうが、光熱費や水道代は上がるなか、毎月の消費を切り詰めている人も多いのではないかと思えます。

1か月あたりの食費は、71,844円。15年前は73,954円でしたから、1ヵ月あたり2000円、年間にすれば24,000円も下がっています。とはいえ、ここ15年で最も消費額が少なかった2011年の66,904円からは徐々に回復しつつあるので、ピークは脱したと言えそうです。

でも、なかには消費額が減る一方の食品もあります。たとえば「米」。2000年の月3,243円から、2015年には1,822円と、44%も減ってしまいました。同じく、「生鮮魚介」も5,474円から3,725円へと減っています。「野菜」や「牛乳」や「果物」など、軒並みダウン。逆に、増えているのは「パン」(2,267円→2,499円)、「肉類」(6,525円→7,216円)、「菓子」(4,885円→5,376円)、「調理食品」(8,000円→9,018円)など。食習慣や好みの変化によるところが大きそうですが、それにしても日本人は主食の米の4倍ものお金を「肉」に使っているのです。「野菜や魚介類を充分に摂る健康的な食生活」がいかに現実にほど遠いか、数字が雄弁に語っています。


(次ページ)■消費総額は減っている。なのに、医療費は増えている・・・

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