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2.ハイリスク薬の薬学的管理と服薬指導のポイント。(前編)

2.ハイリスク薬の薬学的管理と服薬指導のポイント。(前編)

2013年12月11日 (水) 08時00分配信 投稿日:13/12/11 08:00 icon_view 585view

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投与中に特に注意が必要とされるハイリスク薬の薬学的管理と服薬指導のポイントについて、〈GooCo〉のハイリスク薬のコンテンツ作成を担当する医療経営研究所の富永敦子先生に指導していただいた。

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■患者にとっての服薬指導とは

現在、保険薬局の数は5万4000を超えており、医薬分業率は平成23年度の日薬(日本薬剤師会)の調べによると64.6%に上っています。医薬分業率が最も進んでいる秋田においては82.2%で、いまや院外処方が当たり前の時代になってきています。しかしながらここにきて、医薬分業に対するバッシングがかなり強くなっている側面があるのも事実です。その理由のひとつに、医薬分業のメリットといわれる相互作用や飲み合わせの情報を、お薬手帳の普及によって病院や医師が把握できるようになり、院内調剤と何も変わらないと指摘されている点があります。また薬局も一会社として、利益を追求しがちな点も問題になっています。

皆さんご存じかと思いますが、今年の1月に一般用医薬品のネット販売を認める判決が言い渡されており、医薬品のインターネット販売の時代が到来することが予測されてもいます。ネット販売と薬剤師による店舗販売では、患者情報の収集と服薬支援・指導という観点が大きく異なります。これはつまり、薬剤師が患者さんの間違った生活習慣に対して是正支援を行ったり、アドヒアランスの悪い患者さんをサポートしたり、自己検査値を活用した支援をするといった点が、今後さらに重要になってくることを意味しています。

医師は的確な診断により最適な薬剤の処方を行い、薬剤師はその処方箋に基づいて調剤をします。仮に医師の処方に疑義があれば、疑義照会をするのが薬剤師の役割でもあります。そして薬剤師は、適切な服薬指導によって薬剤の効果や副作用の評価を行い、必要に応じて医師に服薬情報を提供しなければいけません。

ここで患者さんにとっての服薬指導の意味を考えてみましょう。患者さんが現在の思わしくない状態から、望ましい状態に移行するとき、私たちの体が本来持っている病気を治そうとする力、つまり自己治癒力が働きます。その力を高めるため、あるいは悪化させないために薬を使うのですが、その流れのなかで薬剤師は、服薬指導によって患者さんとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いてサポートしていかなければいけません。一例をあげますと、マイコプラズマ肺炎の患者さんの場合、乾いた咳が出たり、咽頭・咽喉炎、微熱などの症状があります。こうした症状やだるさがなくなり、マイコプラズマ菌がマイナスになるのが、ここでいう望ましい状態です。薬としては、クラリスロマイシンやアジスロマイシンなどがありますが、薬剤師はまず薬剤の服用方法を指導しなければいけません。具体的には、クラリスロマイシンの場合は1日2回、1錠ずつ朝・夕食後、アジスロマイシンは1日1回、3日間続けて飲むというような指導になるでしょう。併用薬がある場合は、その相互作用にも注意しなければいけません。さらにお部屋の温度や湿度を高めたり、水分をきちんと取るといったような生活上の注意についても指導が必要です。ただ薬を渡すだけではなく、薬剤師のこうした関与によっていくらかでも早く望ましい状態になるのだと思っています。


(次ページ)■ハイリスク薬の服薬指導のプロセス・・・

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