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『薬剤師力向上セミナー』9.生き残りのために薬剤師がいま取り組むべきこと-前編-

『薬剤師力向上セミナー』9.生き残りのために薬剤師がいま取り組むべきこと-前編-

2014年07月09日 (水) 07時00分配信 投稿日:14/07/09 07:00 icon_view 665view

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~2014診療報酬・調剤報酬改定を踏まえて~9.生き残りのために薬剤師がいま取り組むべきこと-前編-

『平成26年版高齢社会白書』は、日本の高齢化率が25%を超えたことを発表した。こうした中、さまざまな変化にみまわれている薬局、薬剤師。今年度の診療報酬・調剤報酬の改定内容を踏まえ、薬局、薬剤師がいますべきことについて、日本薬剤師会相談役の漆畑稔先生にレクチャーいただいた。


■政治に無関心ではいられない時代

今回は調剤報酬改定に限らず、それに関係することも含めて、お話ししたいと思います。

調剤報酬そのものは、医科に比べれば、項目も20程度と少なく、とてもシンプル。ですが、その解説書はかなりぶ厚い。少ない点数によくこれだけ解説がつけられたな、というくらいに。つまり、それだけ中身があるということで、機会があったら詳説したいと常々思っていました。今回も、点数やお金の話が優先するかもしれませんが、いろいろな経緯や解説なども交えることにします。

まず、調剤報酬の財源の話から。皆さんにぜひ知っておいていただきたいのは、財源獲得の方法とそれに基づいて点数配分する仕事は、実はまったく別の次元でやっているということなんです。それは医科も歯科も調剤も同様で、財源はかつて中央社会保険医療協議会が決定していたものが、現在では政権与党の専権事項として国会議員の手に委ねられているんです。そうなると、私たちも政治に無関心であったり、「政治は嫌いだ」では済まされません。

その点でいえば、すでに決定している今年4月以降の調剤報酬は7兆円。この市場規模は、OTCの1兆円に比べれば実に7倍という規模ですが、この財源を左右する政治に関わりを持たずして、自分の商売を広げることなどあり得ないでしょう。

もっとも、その政治に直接関わっている国会議員、衆参両院で約720人の中で、薬剤師議員はたった5人しかいないんです!ご存じでしたか?医師や歯科医師はもっと多いし、弁護士はさらにたくさんいらっしゃいます。その圧倒的に少ない薬剤師国会議員のうちの1人、自民党の衆議院議員・松本純先生が、昨年末、診療報酬改定を閣議決定する際、その立役者となって準備段階から活躍されました。党内及び関係者の要望を取り仕切り、まとめたわけです。

閣議決定までの経緯をごく簡単にご説明すると、昨年12月12日、最初の通称"松本委員会"として医療業界に対してのヒヤリングを皮切りに、13日には財務省、厚生労働省へのヒヤリング。この時点で、財務省は「自然増は認めるけれど、実質のプラスは認めない」「薬価の引き下げ分は財務省に返還を」と主張。続いて、関係閣僚の会議。その後、松本先生がまとめた党内要望を、17日に再度、関係閣僚会議を開いて高市早苗政務調査会長に引き継ぎ、翌日には官房長官へ。19日、財務大臣と厚生労働大臣の直接会談を経て、20日の最後の閣僚会議の結果を受け、24日、閣議決定。

と、こんな流れでしたが、この間、水面下でもいろいろな調整が行われていたのは言うまでもありません。

そして、閣議決定された調剤報酬ですが、蓋を開けてみて驚いたのは、なんと若干ですが、プラスになっていたことです。実はこれ、横倉義武日本医師会長が医療業界全体の活性化に向けて「薬局や製薬会社含めてマイナスはあり得ない」という方向で診療報酬全体のプラスに向けてご尽力してくださった根回しが効いたのかもしれません。

結果だけ見れば数字の動きといえますが、松本先生といい、横倉会長といい、数字のその後ろ側には膨大な努力があります。医療も最後にはやはり政治がものをいう世界。政治を大事にする必要があることを認識していただきたいですね。


(次ページ)■問われる薬局・薬剤師の質と姿勢・・・

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