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15.慢性疾患のアドヒアランス向上を目指した服薬指導と薬局・薬剤師のこれからの役割 (前編)

15.慢性疾患のアドヒアランス向上を目指した服薬指導と薬局・薬剤師のこれからの役割 (前編)

2015年01月14日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/01/14 07:00 icon_view 437view

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「日本再興戦略 改訂2014」をはじめ、薬局・薬剤師に直接影響を与える国の動向が注目される昨今。地域社会の中で、薬局・薬剤師が今後に向けて取り組んでいくべきこととは何か。医薬情報研究所 株式会社エス・アイ・シーの堀美智子先生に、高血圧症患者を事例とする「慢性疾患のアドヒアランス向上を目指した服薬指導」の在り方を通し、ご教授いただいた。

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■健康寿命を延ばす取り組みを
いま騒がれていることのひとつに団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」があります。国民の4人に1人が75歳以上となり、医療費が大きく膨らむ可能性が考えられます。ですから医療費削減の意識を持つことが今後とても大事になります。

実際、医療費削減について考えてみると、国庫負担分の医療費を下げることと、国民一人ひとりが健康になり、個人が支払う医療費が少なくなること、この2つの視点があることに気付きます。

薬剤師の立場からの理想は後者ですが、ジェネリック医薬品をはじめ、目先の問題に振り回されている現状があります。「2025年問題」に向け、医療に関する法的な状況が大きく変わるのは2018年だといわれています。介護保険や医療保険だけではなく、介護計画、地域の医療計画も改定になり、医療法も変わるとされています。

このような状況で国が強調しているのが、平均寿命と健康寿命の差です(図表1)。この差が寝たきりや介護が必要な不健康寿命であり、医療費が一番かかるわけです。ですから、ここの期間を少しでも短くしようという施策が取られていきます。 
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「日本再興戦略 改訂2014」では、「国民の『健康寿命』の延伸」という到達目標に関して、2020年までに国民の健康寿命を1年以上延ばすことやメタボ人口を減らすこと、あるいは特定健診を含む健康診断の受診率向上を目標値に設定しています。

それでは、不健康寿命はどのような病気によるところが大きいのでしょうか。図表2の「死因順位別死亡率の年次推移」をご覧ください。ここで注目したいのが脳血管疾患です。2011年から4位になったので死亡率が減少したように見えますが、“介護が必要となる疾患の第1位”であることには変わりません。
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ですので、脳卒中予防や脳卒中の早期発見のための情報を薬局から発信することが、とても大切です。高血圧症で一番怖いのが脳内出血。脳内出血が起こったときの症状に気付いたらすぐに救急車を呼ぶことが大事です。その徴候としてFASTを伝えるのもまた薬局、薬剤師の役割であろうと思います(図表3)。薬局は薬をもらうだけの“物流ターミナル”ではなく、これからはさまざまな健康情報を得る場所になっていかなければなりません。
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(次ページ)■3つの大きな動き・・・

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