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15.慢性疾患のアドヒアランス向上を目指した服薬指導と薬局・薬剤師のこれからの役割 (後編)

15.慢性疾患のアドヒアランス向上を目指した服薬指導と薬局・薬剤師のこれからの役割 (後編)

2015年01月28日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/01/28 07:00 icon_view 265view

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前編はこちら・・・
講師:堀美智子先生


■これからの薬局の在り方
 では、実際に薬局店頭で薬剤師が行うべきことを、高血圧症患者の例で考えてみましょう。
 今までは高血圧症の患者には、処方箋を見て薬学的知見で話をしていたわけですけども、これからの時代、果たしてどう関わっていくべきでしょうか。


「健康日本21(第二次)」では、2020年に向け、高血圧の改善目標値が設定されております(図表5)。「栄養・食生活」「身体活動・運動」「飲酒」「降圧薬の服用率」の要素を改善した場合の目標値は、収縮期血圧で4mmHgの低下と設定されています。これに加え、「脂質異常症」「喫煙」「糖尿病」の危険因子において、それぞれ図表に掲げてある改善目標を達成した場合、脳血管疾患が減少し、年齢調整死亡率が男性で15.7%、女性は8.3%減るという試算目標をはじき出しています。
 ここで大切なのは、アドヒアランス向上のためには、いま述べた生活習慣の改善などの要素を説明しながら、薬を飲む大切さを伝えていなければいけないということです。


また、「日本人間ドック学会の新たな診断の基本検査の基準範囲」と「『高血圧治療ガイドライン2014』における治療の基本方針と降圧目標」とでは、血圧の基準範囲が異なっているのですが、それが何故なのかを薬局で伝えることも重要です。
 前者はいま現在の健康基準ですが、後者のガイドラインは10年、20年後の健康基準です。ですから人間ドック学会の基準範囲が一人歩きしては困るわけです。
 そもそも血圧とは血管内の血液が水銀を押し上げるときの圧力ですから、例えば血圧が160mmHgあるというのは、2m27cmの圧がかかっている状態。だから「血圧が高いと腎機能も悪くなってくるし脳内出血のリスクもありますよ」という説明をしながら、患者さんに血圧を下げる意義を伝えることがとても大切です。
 患者さんに塩分摂取についての注意を促すときも、通り一遍の説明ではなく、食べるのを控えたほうがいい食品の写真を撮って掲示したり現物を置く。そうしたことが健康情報拠点としてのこれからの薬局の在り方といえます。コンビニエンスストアはモノを販売しているだけですが、その販売しているモノに対する薬学的な情報を付加するのが薬局の役割だと思います。
 市販薬の中には、血圧を上昇させる可能性を持つものもあります。実際に薬局でOTCを扱っているかどうかは別にしても、情報は必要です。情報を理解して対応できていれば、やっぱりOTCを扱いましょう、となったときにも対応できます。ずっとお薬手帳にOTCやサプリメントの併用についてコメントを書くことを習慣にすれば、いざというときにもすぐ対応できるわけです。


(次ページ) ■マイナンバー制と薬局・・・

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