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16.薬局・薬剤師の未来を考えよう!薬局・薬剤師の生き残り戦略2014~キャリアデザイン&薬局経営~(後編)

16.薬局・薬剤師の未来を考えよう!薬局・薬剤師の生き残り戦略2014~キャリアデザイン&薬局経営~(後編)

2015年02月25日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/02/25 07:00 icon_view 378view

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前編はこちら・・・
講師:山村真一先生


■見えていなかった行動領域で新たな活路を見いだす
風邪などの軽い症状は公的負担のない大衆薬の利用を促すアイデアを、薬剤師側からではなく、OTCメーカー側から発案されたという報道がありました。本来なら医薬品をマネジメントする立場にある薬剤師の方から出てくるべきなのですが、どうも魚の目線が欠落していて、的を射た行動を取るのが苦手のようです。
 その意味で、今着目していただきたいのは、“保険者の視点”です。これまでレセプトデータは電子化されていたとしても、ほとんど活用されてきませんでしたが、これからは「データヘルスで国民皆保険を守れ!」という号令が出て動き始めましたので、レセプトデータに加えて健診データも新たに用いることで、無駄な投薬や治療を見直す事ができるようになってきました。たとえば40代で10キロ以上体重が増えた人にターゲットを絞って保健指導をする、というようなことが可能になっているのです。
 これについては、以前から早々と取り組んでいる健保組合もありましたが、現在は全健保が尻を叩かれるような形で、取り組みが始まっています。しかし、そのことすら多くの薬局は把握していないのが現状です。各健保組合が持っている組合員の健診データと、病院や薬局のレセプトデータを合わせたら、すごいことができそうですよね。そこが今、非常に期待されている市場であり、インヴィジブル・フロンティア(Invisible Frontier)、つまり私たちには見えていなかった、活路となり得る新たな行動領域といえます。
 今まで医療機関や薬局は、保険者に対してレセプトの請求者と支払者という関係に過ぎませんでしたが、その関係性の中にニューフロンティアがあるのかもしれません(図表2)。


また糖尿病が重症化すると、人工透析で年間ひとり約550万円の費用がかかるといわれています。しかも今は透析患者も長生きすることが可能なので、毎年この金額が発生するわけです。もし私たちが何らかのアクションを起こすことで、人工透析に至らない、もしくは遅らせるようにする、あるいはその前段階でインスリン使用への移行を遅らせることができたらどうでしょう。もちろん生活や食事の指導を実施している薬局はたくさんありますが、コストも含めてそういった視点を持つことは少なかったのではないでしょうか。「これだけコストが変わってくるので、それを改善するための努力を私たちがします」と、何かしらのコンテンツとともに提案できたら、新たな可能性が見えてきますよね。

(次ページ)■調剤重視から服薬管理・指導重視への転換・・・

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