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18.糖尿病を例にした患者ケア力を高めるためのアセスメントとプランニング(前編)

18.糖尿病を例にした患者ケア力を高めるためのアセスメントとプランニング(前編)

2015年04月08日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/04/08 07:00 icon_view 428view

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情報提供から患者ケアの提供へと、薬剤師業務にパラダイムシフトが起きている昨今。こうした状況下で薬剤師に求められているのは、ガイドラインなどのエビデンスを症例に適応する力だと言える。糖尿病患者を例に、薬学的知見からの実践的服薬指導を北海道薬科大学薬物治療学分野教授の早川達先生にレクチャーいただいた。

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■薬剤師に求められる「患者起点の行動」

近年、薬剤師業務は大きな変化の中にあります。これまでは薬の提供からサービスや情報の提供へと業務の主軸が動いてきましたが、現在求められているものは患者ケアの提供です。2014年6月に施行された改正薬事法と薬剤師法においても、情報提供義務から指導義務への転換が図られたと解釈できます。

このバックボーンとして考えられるのは、治療を主体とした急性期医療モデルが成り立たなくなり、病気が完治しないことを前提とした慢性期医療福祉モデルが主流となったことです。キュア(Cure)とケア(Care)が融合した行動モデルが求められているわけです。もう一つ重要なトピックは地域包括ケアシステム。そこでは医療の観点だけではなく、生活支援や住まいのことも含めて、薬剤師がどれだけ貢献できるかが問われています。

このような現状を踏まえ、薬剤師は薬起点から患者起点へと行動を変化させなければなりません。ここで身につけておきたいスキルが3点あります。1点目は症候学やバイタルサインに基づくフィジカルアセスメント。ガイドラインのエビデンスを患者に適応して、臨床推論や臨床判断を行うことです。2点目は患者ケアです。包括的、継続的なケアプランの作成と実践が求められています。3点目はリーダーシップ。自分の考えを他の専門家や業務に関わる人たちに対して伝達、提案できる力が必須です。

薬剤師は基本的な症候検査異常を示す疾患を系統的に理解する知識が必要ですし、そのような知識をもとに来局者から必要な情報を収集して、疾患を推測することも求められています。薬剤師領域での臨床推論、臨床判断は、症状や検査値結果から病態を推測して、医薬品適正使用の可否を判断するという意味です。そして推測するだけではなく、来局者ごとに適切な対応を判断して実施をする、そのようなコンピテンシーを身につけていただきたい。今日のセミナーでは包括的な患者アセスメントのプロセスを通して、患者ケアに必要な視点を学んでいただきたいと思います。
 

■糖尿病患者のアセスメントとプランニング(1)

それでは糖尿病患者の症例を読み、アセスメントをもとに対応策をプランニングしていきましょう。

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(次ページ)まず糖尿病の初来局患者を診る際には・・・

 

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