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『昔からの家庭薬2』1.家庭薬とは 後編

『昔からの家庭薬2』1.家庭薬とは 後編

2014年04月03日 (木) 08時00分配信 投稿日:14/04/03 08:00 icon_view 294view

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全国家庭薬協議会
専務理事 滋野

■1.家庭薬の由来

一般用医薬品に“家庭薬”と称する医薬品があるが、家庭薬って何だろう?
従前は、ほとんどの家庭では、ちょっとした体の不具合、例えば何となく熱っぽい、お腹が痛い、或いは怪我をした等の場合は、近くの薬局で相談し、或いは家庭に備えた薬箱を開け症状にあった常備薬を選び服用し、治すのは普通にみられる光景でした。各家庭には少々の体の不調に対してくすりの服用等を適切に説明できる人がいたものでした。

“家庭薬”という言葉が使用されたのは、昭和20年の太平洋戦争末期前後からで、昭和21年、厚生省は医薬品製造業許可に関連して「 医薬品でその成分、分量、剤形、用法、 用量、効能等より見て、医薬品に関する専門的知識のない者に使用させることを主な目的とするのが適当と認められるものは、これを家庭薬という」(昭和21年6月27日厚生省衛生局長通牒)を発出し、現在の一般用医薬品へと続く家庭薬を定義しました。これ以前は売薬法で規制され、昭和20年には4800余の処方が認められていました。

家庭薬を過去に辿ると我国の“くすり作り”の長い歴史が見えてきます。「伝統」、「身近」、「信頼」、「安心」、「薬草」等が家庭薬特有のキーワードであり、“時代を超えて信頼され、安心して親しめる身近な薬”、“様々なカテゴリーの中で競争力を持ったオンリーワン商品の集合体”或いは“長年にわたって培ってきたブランド力”が家庭薬の特徴であるといえます。


「伝統」というキーワードからは家伝を引き継ぎ、前近代的な製法に基づいて医薬品を製造していると思われますが、医薬品を継承するためにはその時代時代の法令・規則を順守して製造することが要求されており、家庭薬も同様です。

製造販売承認基準に該当する一般用医薬品は基準に基づいて承認され、基準に該当しない場合は個別に承認を得て、GMP・GCPに基づいて製造されています。薬局等店頭で販売される家庭薬はすべて高度化するGMP基準をクリアーした製品であり、高度化に耐えられなかった家庭薬は市場から姿を消し、一度訪れると、家庭薬メーカーの製造工場の近代化された設備に驚かれることと思います。


(次ページ)■2.家庭薬の現在・・・

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