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『昔からの家庭薬2』2.神農と神農祭 後編

『昔からの家庭薬2』2.神農と神農祭 後編

2014年04月24日 (木) 07時00分配信 投稿日:14/04/24 07:00 icon_view 152view

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大阪家庭薬協会 専務理事
田部昌弘

神農は、日本においても祀られています。

東京都文京区湯島にある湯島聖堂島聖堂内の神農廟で、毎年11月23日に「神農祭」が行われます。

また、薬の街、大阪市中央区道修町(どしょうまち)にある少彦名神社には日本の医薬の祖神である少彦名命(すくなひこなのみこと)とともに奉られ、毎年11月22日・23日に「神農祭」(例大祭)が行われます。

大阪の祭りは、1月の「十日戎」に始まり11月の「神農祭」で終わることから、神農祭は止めの祭りとも言われ、毎年、健康祈願に大勢のご参拝があります。  

ここ大阪道修町は、豊臣時代頃から薬種取引の場として、薬種業者が集まり、江戸時代には、幕府は道修町の薬種屋124軒を株仲間として、唐薬種や和薬種の適正検査をし、全国へ売りさばく特権を与えました。そして、人命に関わる薬は、厳しく吟味されました。そして、その職責を正しく遂行しようと、安永9(1780)年京都の五條天神より少彦名命を仲間の寄合所にお招きし、神農炎帝王とともにお祀りしたのが、少彦名神社の始まりです。



神農祭は、道修町通り(御堂筋と堺筋に挟まれた区域)に、くす玉飾りや献灯提灯が建ち、たくさんの露天がびっしりと軒を並べ、神虎(張子の虎)を求める参拝者で、終日にぎわいます。

近年、参拝者は年々増加し、“大阪の年中行事”として、「少彦名神社 薬祖講行事」は、大阪市無形文化財(民俗・平成19年)に指定されました。   


(次ページ)神農祭では、五葉笹に付けた張子の虎が神社で授与され・・・

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