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『昔からの家庭薬2』3.海外へ販路を~インバウンド企画~ 後編

『昔からの家庭薬2』3.海外へ販路を~インバウンド企画~ 後編

2014年05月01日 (木) 07時00分配信 投稿日:14/05/01 07:00 icon_view 49view

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龍角散 代表取締役
藤井隆太

■1.行政対応

我が国の家庭薬製品は基準外処方や独特の剤型、製造方法であることが多く、オンリーワンであることが高い競争力となっていますが、各国の行政対応においては基準外であること自体が承認申請のハードルとなっていることもあります。先ずはその国の承認制度を理解し、正しい交渉窓口を特定するまでは、団体レベルで充分な情報交換を行い、各社の個別交渉にスムーズに移行できるよう配慮して来ました。台湾では共同販促の効果としてセルフメディケーションの推進なども評価され、近年では次々と新規承認が取得されています。

香港では貿易発展局の支援により、8年前より香港衛生署員によるレクチャーを受け、その後毎年交流を続けた結果、最近では懇親会席上での実質的な情報交換や、各社個別事例に関する相談会を開催するなど、交流レベルは格段に高いレベルとなっています。

■2.共同販促

異なるメーカーの製品を店頭で集合展示して集客し、広告では伝えきれない家庭薬の魅力を店頭ツールで訴求する共同販促の手法は既に日本市場では定着して来ました。資本関係こそないものの、経営者どうしの信頼関係を基本とした企業間連携の成功例として、ビジネス誌などでもよく紹介されています。

この手法を海外で実施したのは2009年の台湾からです。元々現地の代理店どうしは顔見知りではありましたが、流通上で連携した経験がなく当初は戸惑っていたようで、日本での成功例を説明すると快く応じてくれました。しかも第一回目は、何としても成功させたいという意気込みからロイヤルタイペイホテルで大々的な記者会見を行い、台湾全土のすべてのテレビ局がニュースで放映するという盛況ぶりとなりました。キャンペーン結果も上々で、参加企業10製品を量販企業3社合計約100店で一カ月間展開した結果、店頭消化の平均が前年比200%近くとなりました。続いて2011年、2013年にも実施しており、参加品目も増え、実施店舗も200店を超えています。統計データーによると台湾での家庭薬製品のシェアは高く、共同販促に参加したメーカー十数社でも台湾業界ではトップのシェアを獲得できています。2013年には台湾から東日本大震災へのお見舞いに対する謝恩セールと位置付け、売上の中から主に重篤な患者さんをケアする団体である「創世基金会」へ寄付を行いました。台湾では日本と異なり介護施設や団体への政府の補助が極めて少なく、ほとんどが民間の寄付などで運営されていることから大変感謝されました。

2011年には香港でも主に中国本土からの渡航者をターゲットとした店舗を展開している「CRcare」全店で共同販促を行い、大きな成果を上げています。


(次ページ)■3.インバウンド戦略・・・

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