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薬事法・薬剤師法改正が及ぼす薬剤師業務への影響

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4.調剤業務にかかる変更点

4.調剤業務にかかる変更点

2014年09月16日 (火) 07時00分配信 投稿日:14/09/16 07:00 icon_view 694view

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著者:赤羽根秀宜

今回の改正では、一般用医薬品のインターネット販売や要指導医薬品が注目されがちですが、実は調剤業務においても大きな意味のある改正になっています。最終回では、調剤業務にかかる変更点について解説します。

1 必要な薬学的知見に基づく指導
改正前から、薬局開設者には、調剤された薬剤について薬剤師から患者に情報提供をさせる義務がありましたが、今回の改正では、「対面」で薬剤師が行うことが明記され(改正前は省令で規定されていました)、情報提供に加えて「必要な薬学的知見に基づく指導」を行わせることが義務づけられました。

改正薬事法9条の3第1項
(調剤された薬剤に関する情報提供及び指導等)
薬局開設者は、医師又は歯科医師から交付された処方箋により調剤された薬剤の適正な使用のため、当該薬剤を販売し、又は授与する場合には、厚生労働省令で定めるところにより、その薬局において薬剤の販売又は授与に従事する薬剤師に、対面により、厚生労働省令で定める事項を記載した書面(当該事項が電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下第三十六条の十までにおいて同じ。)に記録されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を厚生労働省令で定める方法により表示したものを含む。)を用いて必要な情報を提供させ、及び必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。


これにあわせて、薬剤師法においても、薬剤師は、調剤した際に「必要な薬学的知見に基づく指導」を行うことが義務づけられました。

改正薬剤師法25条の2
(情報の提供及び指導)
薬剤師は、調剤した薬剤の適正な使用のため、販売又は授与の目的で調剤したときは、患者又は現にその看護に当たつている者に対し、必要な情報を提供し、及び必要な薬学的知見に基づく指導を行わなければならない


この「必要な薬学的知見に基づく指導」の意味ですが、「指導」という文言から解釈すれば、今まで以上に、患者個人の生活を考えた個別具体的な服薬指導が法的に求められます。また、「必要な薬学的知見に基づく」とあります。この必要な薬学的知見の程度や内容は、個々の患者や状況等で決まり一義的には決まらないと考えられますが、薬剤師が専門的な薬学的知識をもっていることが前提と解されます。したがって、薬剤師が正しい情報をきちんと収集しておくことが求められるでしょう。

この改正は、今までも服薬指導をしていたから変わらないと思われるかもしれませんが、明確に法的義務になったことには大きな意味があるでしょう

また、患者に対し副作用等が発生した場合の対応について説明させること、情報提供及び指導の内容を理解したことや質問の有無について確認させること(薬事法施行規則15条の12第1項3号、4号)なども薬局開設者の義務となっています。


(次ページ)2 確認義務・・・

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