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2.改正薬事法にスマートに対処してますか?

2.改正薬事法にスマートに対処してますか?

2014年08月28日 (木) 07時00分配信 投稿日:14/08/28 07:00 icon_view 353view

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去る6月12日、薬事法及び薬剤師法改正にともない医薬品の販売方法が変わりました。 改正の詳しい内容は、赤羽根先生の記事『薬事法・薬剤師法改正が及ぼす薬剤師業務への影響』 をご覧いただくとして、この変化が私たちの実務にとってどのような影響を与えるのでしょうか?

厚生労働省の資料から要点を抜粋しますと、

image1
 

・・・あれ?これではネット販売の可否くらいにしか見えない、という方も居られるかもしれません。ただ今回、この要指導医薬品という括りが設けられた意味を、我々薬剤師は真剣に考えなければなりません。

なぜなら、この区分を設けることで我々は“ネット販売業者が本当に欲しい市場”が奪われることを阻止できているからです。
これはあくまで私見ですので、ここでは詳しく述べませんが、薬剤師は『医療用からスイッチされた直後の医薬品=要指導医薬品』に対して真剣に取り組むことが望まれていることに変わりはありません。

では実際に、どのような販売方法となったかというと…

 

image2
 

上表のようになっていますが、要指導医薬品についての大きなポイントは3つ。

・購入者が使用者本人であること
・原則お一人1個のみ販売すること
・情報提供を拒否された場合は販売できない

なぜこの3つを挙げたかと言いますと、 このポイントを起因としたクレームが起こり得るからです。

でも、怒られたからと言ってルールを逸脱した販売を行えるわけもありませんから、これらに対してクレームが発生した場合に『どのように対応するか?』を薬局内でしっかり話し合っておくべきですね。

また、表にもあるとおり、要指導医薬品と第一類医薬品の販売においては、販売記録を作成することが義務付けられました。

さぁ、ココヤクユーザーの皆さんは6月12日以降どうなさっているでしょうか?

・薬剤師会が作成した簡易版の記録用紙を販売のたびに手書き?
・POSレジが対応していて販売記録もすぐに出力できる?

薬局によって多少の差はあるかもしれませんが、システムはとんでもなく費用が掛かることですし、手書きは調剤の合い間に時間をとって確認・情報提供・販売をしなければならず、それに加えて今回定められた販売記録をいかに効率よく記入し、記録を残していくのか?


私は個人的に、『販売のたびに紙の記録簿が増えていくのだけは避けたい!』
と感じ、この販売記録をどのような形態であれば良いか考えてみました。

今回利用したのは、Googleのサービスの1つである『Googleドライブ』
※利用する際には規約を理解しておく必要があります。

このGoogleドライブにはフォーム機能というものがあり、アンケートや集計に広く活用できるフォーマットを自分で作れるというすぐれものなのです。

今回は薬剤師会が作成している販売記録(簡易版)をもとに作ってみます。

記録項目は、
・販売した薬剤師の氏名
・販売した日時
・販売した品目名
・販売した数量(要指導医薬品は原則1人1個)
・情報提供の内容を理解したこと及び質問がないことを確認
・販売した薬剤師又は登録販売者の氏名、薬局の名称・電話番号その他連絡先の伝達

以上6項目が、薬剤師会が作成した販売記録(簡易版)にあった項目ですから、これらを盛り込んだフォームを作っていきます。

まず、Googleのアカウントを取得し、Googleドライブへアクセス。

 

次は新規作成(左端のオレンジ色の『作成』ボタン)をクリックし、フォームを選択。


 

そうすると、テーマを選ぶ画面が出てきます。今回は『ヘッダー(ブルー)』で作りたいと思います。


 

そうしますと、フォームのタイトルから始まり各項目をどのように表現するのか、選択肢はどうするのか、それは必須項目とするかどうかなどを、『設問1つずつ』の単位で決めていくことができます。

image
 

回答に利用できる形式もさまざまです。
今回は販売記録ということで、チェックボックスやドロップダウンリストがほとんどですが、
この機能をアンケートなどに使用する際はフリーの記述式がメインになるかもしれませんね。

必要な項目を入れると下図のような感じになります。



 

さあ、入力を終えたらをクリックしてみます。

image

キレイにデザインされたフォームが表示されました!

また、をクリックするとG-mailで送信することもできます。


image2
 

薬局での運用を考えますと、このフォームのアドレスをタブレット端末で開いて、
対面での確認・情報提供を行いながら(または行った直後に)販売記録を作成しておけば、
Googleドライブ上に『同じファイル名(回答)』というファイルが自動で作成され、蓄積されていくようになります。(下図)



タイムスタンプも記録されますが、これはあくまでフォームに入力した日時ですので、リアルタイムで記録しなければ意味がありませんね・・・。

ということで、下記URLより実際に確認頂けますので是非ご覧ください。

http://goo.gl/P4VdzD

ちなみに、回答の集計はこちら( http://goo.gl/deXDwG )です。

いかがでしょうか?
少なくとも、「うちの薬局にはOTC置いてないし関係ないね~」なんて言っている薬局薬剤師が居ないことを願います。

日本再興戦略でも以下のように薬剤師が更に積極的にセルフメディケーションに関わることが求められています。

『薬局を地域に密着した健康情報の拠点として、一般用医薬品等の適正な使用に関する助言や健康に関する相談、情報提供を行う等、セルフメディケーションの推進のために薬局・薬剤師の活用を促進する。』

保険調剤でも、セルフメディケーションでも変わらないことは
『何ができるかではなく、何をやるべきか、それはどうやるのか』
を考え、実践することです。

今回はちょっとした記録ツールに過ぎませんが、ココヤクユーザーの皆さんが“薬事法改正に対してどうやるのか=How to do?”を解決していくヒントになれば幸いです。

 

この記事について/著者:赤川信一郎(サンキュードラッグ)

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