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漢方薬の「名前」には意味があるんです

漢方薬の「名前」には意味があるんです

2015年03月09日 (月) 07時00分配信 投稿日:15/03/09 07:00 icon_view 431view

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こんにちは、ムサコこと「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」です。漢方薬の勉強が苦手な理由の1つに、この「漢字」がありますよね。「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」も「とうきしぎゃくか」まではなんとかクリアしても「茱萸」で思考停止してしまう人も多いはず。「ツムラの38番、でいいじゃん」そう、それも正解です。ですが今回は、「知るともっと患者さんに信頼されるかもしれない」漢方薬の漢字の意味をお教えします。

 

◆「湯」「散」「飲」と「丸」

多くの漢方薬で使われている「湯」の文字。これは、漢方薬がもともと煎じ薬だったことによるもの。生薬をお湯につけて、そのお湯(=スープ)を飲んでいたことが由来です。これは「散」や「飲」も同じ意味です。一方、生薬の粉末を練って丸めたものは「丸」です。「正露丸」などがその一例です。

 

◆メインの生薬の名前がついている

「麻黄湯」は麻黄のほかに、甘草、杏仁、桂皮などが入っていますが、メインの生薬である麻黄が打ち出されています。他には「葛根湯」などがあります。

 

◆作用がそのまま名前についている

神経が高ぶっている子どもなどに処方されることもある「抑肝散」。これは文字通り、「肝(ここでは肝臓ではなく精神的なもの。“肝を冷やす”と同じ使い方)」を「抑」える薬、ということになります。他には「平胃散」などがあります。

そのほかにも、6種類の生薬が入っている「六君子湯」や女性特有の症状によく効く「女神散」など、漢方薬につけられた漢字をよく見ると「どこに作用する薬なのか」「何種類の生薬が入っている薬なのか」を知ることができるのです。こうした豆知識を患者さんにお話することは、患者さんの服薬モチベーションが上がるだけでなく、薬剤師の皆さんの信頼度アップにもつながるのでは?と思っています。ところで、最初に書いた漢方薬の名前、読めましたか?正解は「とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう」。では。


著者:ムサコ


*この記事は2018年2月14日に更新しました。
*本記事の掲載内容、データ、リンク先、著者の所属先や肩書などは掲載当時のものです。

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