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21.「知ってるつもり」の落とし穴 こんなにいる処方薬を誤使用する患者さん

21.「知ってるつもり」の落とし穴 こんなにいる処方薬を誤使用する患者さん

2015年10月21日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/10/21 07:00 icon_view 575view

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■処方薬「正しく飲んでいない」のは約70%!

こんにちは。お出かけ中、お腹がすいて、やっとのことで見つけた「サイゼリヤ」だと思ったその建物が「タイヤ館」だった時以上の絶望感は、まだ味わったことのないムサコです。

さて、薬剤師法第25条の2には以下の文章が掲げられています。

「薬剤師は、販売又は授与の目的で調剤した時は、患者又は現にその看護にあたっている者に対し、調剤した薬剤の適正な使用のために、必要な情報を提供しなければならない。」

そう、服薬指導のことです。この服薬指導、「どのレベルから話せばいいのか」「どのレベルまで話せばいいのか」お悩みのことかと思います。ただし、ほんとうに必要な情報を「患者さんは知ってるはず」とおろそかにしたら、大きな結果を招く危険性があります。

先日、JPMAが発表した「くすりと製薬産業に関する生活者意識調査報告書」から、処方薬の誤使用経験の調査結果について紹介します。まず、驚きなのが、「処方薬を正しく使用していない」割合の高さ。実に68.2%の患者が何らかの「処方薬の誤使用」経験がありました。

 

■20人に1人は「前回飲み忘れた分を、次回に一緒に飲んだことがある」

処方薬の誤使用経験で最も多かったのは、「指示された回数どおりに飲まなかったことがある」で38.7%。次いで、「症状がよくなったので、自分の判断で服用を中止したことがある」29.1%、「ジュースや牛乳等で飲んだことがある」22.6%、「前と同じ症状が出たので、前にもらった薬を飲んだ」21.9%でした。

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JPMA「くすりと製薬産業に関する生活者意識調査報告書」をもとに作成

これらの誤使用は、ある意味「あるある」で、「そうしないこと」のリスクをしっかりと説明できる方は多いと思います。しかし、世の中には、こちらの想像を超える処方薬の飲み方をする患者さんが存在します。

まずは、「前回飲み忘れた分を、次回に一緒に飲んだことがある」が5.0%、つまり20人に1人です。さらに、「自分の判断で、市販の薬をあわせて飲んだことがある」が25人に1人(4%)、極め付けは「カプセル剤の中身を出して飲んだことがある」が40人に1人います。

皆さんはこれらの事象にたいし、はっきりとそのリスクを説明できますか?

服薬指導は、毎回「知ってるつもり」で行うのではなく、「知らない前提」で行うことが大事ですね。ではまた。


著者:ムサコ

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