新着記事・レポート

カテゴリーを選択

オモテに出ている裏話

<<前の記事へ

次の記事へ>>

23.東京に初出店 零売専門薬局は受け入れられるのか?

23.東京に初出店 零売専門薬局は受け入れられるのか?

2015年11月04日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/11/04 07:00 icon_view 806view

お気に入りに登録

お気に入りに登録

icon_view 806view

こんにちは。大学卒業時のいわゆる「追い出しコンパ」の時に、近くの薬局で買った「二日酔いしない薬&ドリンクセット」の中身がすっかり思い出せないムサコです。翌朝、本当にすっきりしたのでビックリした記憶があります。

さて、この夏、東京・三鷹市に首都圏で初となる零売専門薬局「オオギ薬局」がオープンしたことをご存じでしょうか。ここで取り扱う、医師の処方箋なしでも販売できる医療用医薬品、いわゆる「零売」にあたる医薬品は多く、消炎鎮痛薬ならロキソニンやカロナール、胃腸薬ならナウゼリンやミヤBMなど数多くの医薬品がホームページでも紹介されています。わたくしムサコが一般の方を装って、電話で問い合わせてみたところ、基本的には「これまでに処方された経験のあるお薬」を案内し、かつ、お薬手帳なども持ってきてもらう、とのこと。当たり前ですが、一応、安全面での対策は練られているようです。この零売の是非について、「医薬品医療機器法には明確な禁止の記載はない」だったり「いやいや、厚労省の通知ではその意図が触れられている」だったりさまざまな議論がされていますが、全体を通してみると、「特に禁止はされていない」=「法律的にはセーフ、道義的にはグレー」という、なんとも玉虫色の状況になっているようです。

ここからは私ムサコの個人的意見です。

法律で禁止されていない以上、零売専門薬局それ自体を否定するのは、なんとも無理筋な感じがします。ただし、零売の意義を考えると、以下の2点が気になります。

 

1.大都市で行う意味はあるのか

“商圏”という考え方では、人口が多いところで商売をしたほうが成り立つ、という考えは理解できます。ですが、三鷹市という、さらにいえば杏林大学病院から徒歩圏内のこの場所で開業することは、「ケンカを売ってる」という見方をされても仕方がありません。これが例えば、「無医村にも支店がある」だったり、「地域医療が崩壊する危機にある地域で開業した」だったら、風向きも変わってくるのかもしれません。

 

2.100錠も売る意味はあるのか

零売に指定されている医薬品は安全性が高いものばかりです。とはいえ、NSAIDs潰瘍などの副作用もあり、全く安全という訳ではありません。ところが、こうした零売専門薬局では「NSAIDsだけ」を購入することが可能です。しかも100錠単位で。ここをどうするのか。例えば「NSAIDsを購入される方は、胃薬の購入もマストです」とかできないのでしょうか。

この零売専門薬局の問題は、薬局経営の面や医師との関係の面からさまざまな意見が交わされていますが、最も大事なのはやはり、患者さんの健康を守ることだと思います。ココヤク読者のみなさんの率直な意見をぜひお聞きしたいので、コメントをどしどしお寄せください。ではまた。


著者:ムサコ

Good2

コメントする

コメントする

コメント

回答:2件

記事・レポート(1308件)

show

2017.05.25 new 市民公開講座「がんと生きる時代〜薬剤師が紡ぐがん医… 【日本臨床腫瘍薬学会レ…】

2017.05.24 new 243.調剤薬局の価値とは 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.05.23 new 『がんの治療と暮らしのサポート実践ガイド』-通院・… 【薬剤師の本棚】

2017.05.18 new 大会長・齊藤真一郎先生&実行委員長・野村久祥先生イ… 【日本臨床腫瘍薬学会レ…】

2017.05.17 new 242.薬局とタバコ販売の実際 【薬剤師業界のウラガワ】

もっと見る

業界ニュース(19666件)

show

アンケート

show
ただいま、募集中のアンケートはありません。

もっと見る

セミナー情報(6件)

show

ブログ(5569件)

show

求人情報

show

よく見られている
新着記事・レポートランキング 集計期間:05月18日~05月25日

もっと見る

よく見られている
薬剤師のQ&Aランキング 集計期間:05月18日~05月25日

もっと見る