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6.プライベートに成果は不要

6.プライベートに成果は不要

2015年07月08日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/07/08 07:00 icon_view 428view

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著者:藤井雅子(心理カウンセラー)


この頃、「休みの日に何もできなかった」と自分を責める言葉をよく聞きます。相談にくる方は、心身ともに疲れて弱った状態なので、休みの日くらい何もせずにゆったり休めばいいと思うのですが、そういう方に限って「時間があるのだから何かしなければ」と思い、何もできないと自己嫌悪に陥り、さらに弱ってしまうのです。

こうした考え方の根底には、「何も成果を出さない自分には価値がない」という思いこみがあります。おそらく、人生のなかで、何もしなくても存在だけで価値があると認めてもらうという無条件の愛情を受けとれなかったために、自己肯定感が育っていないのだと思われます。

よく誤解されますが、これは、経済的に不自由なく育ったということとは関係ありません。好きなことをさせてもらったのだから自分の甘えだと言い張る方も多いのですが、「何でもあなたの好きなようにしなさい」というのは、一見全面的に尊重してもらっているように見えて、「勝手にどうぞ」という無関心や無責任にも通じるものです。

存在しているだけで価値があるという自己肯定感がないと、何か人の役に立つか人より優れた成果を出して自分の存在意義を誰かに認めてもらうことでしか自分の価値を見いだせなくなりがちです。

本来、プライベートの時間は基本的に何をするのも自由であり、誰に認めてもらう必要もありません。しかし、前述のように「成果を出さなければならない」という思いこみがあると、何もしないでゆったり過ごすというのは、何も産み出さずに時間を無駄にして怠けていることだと思ってしまうのです。

もし、あなたにそんな傾向があるとしたら、今後はそんな思いこみを手放し、自由な時間を好きに過ごす練習をしてみてはいかがでしょう。

もし何もできなかったとしたら、それは「できなかった」ではなく、「何もしたくなかった」だけのことです。おそらく、それくらい心と身体が疲れていたのでしょう。

疲れていれば休みたくなるのが自然です。何もしたくないということは、それくらい疲れていて、充電が必要だということ。充電は怠けではありません。エネルギーがなければ動きたくても動けません。


(次ページ)少しくらい家事を・・・

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