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8.正しさを追求すると苦しくなる

8.正しさを追求すると苦しくなる

2015年09月09日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/09/09 07:00 icon_view 465view

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著者:藤井雅子(心理カウンセラー)


悩んで相談に来られる方から、ときどき「自分が正しいのかわからなくなる」「○○さんが言うことは絶対間違っていると思う」など、「正しい・正しくない」で価値判断をする発言を聞くことがあります。

正しい・正しくないでものごとを考えていると、たいていのことが勝ち負けのように思え、負けると人間性まで否定されるように感じてしまいます。常にこのような緊張感にさらされて生きるのは、さぞストレスフルなことでしょう。

そもそも、あなたは何を基準に正しいかどうかを決めていますか。
あなたは、自分の正しさに自信がありますか。
では、正しいかどうかは誰がどうやって決めるのでしょうか。

「おてんとうさまとか神さまとか、誰かに天から見られているような気がします」と答えてくれた人もいます。では、神さまは「それは正しくない」と罰を与えたり、「あなたは間違っている」と存在を否定したりするでしょうか。

絶対的な基準などこの世に存在するのかどうか、絶対に正しいことなどあるのかどうか、考えれば考えるほど疑わしいものです。

誰でも自分なりにいいだろうと思っていることをしているのであり、その基準は人によって違います。そして、違うということはただ違うというだけのことであり、それ以上の意味はありません。

しかし、正しさを基準にしている人は、違うということが正しくないことだと思い違いをしています。そのため、自分と違う意見を言われると自分を否定されたように感じ、相手の意見を否定して自分を正当化しようとしたり、反対に、突然シャッターを閉めてやりとりを打ち切ってしまったりします。

これでは他人にいい印象をもたれにくく、いろいろな場面で損をすることも多いでしょう。理解してもらえずに、悔しい思いをすることも多いと思います。

また、正しさを基準に考える人は、言い換えると、常にものごとを評価しようとしていると言えるのですが、この「評価する」ということが非常にくせものです。

私たちは、小さい頃はお行儀のよしあしで、子どもの頃は学校の成績で、大人になれば仕事の成果で、女性であれば女らしさ、男性であれば男らしさなどでずっと評価され続けてきました。いつのまにか評価されることがあたりまえになり、いい評価をされることが自分の価値を高めることだと思いこんでしまったとしても無理はありません。


(次ページ)学校や職場では・・・

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