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アナストロゾールは早期乳がんの再発予防においてタモキシフェンより有効

2015年07月10日(金)10時00分配信 配信日:15/07/10 10:00 icon_view376view icon_view376view

アナストロゾール(アリミデックス)は、ホルモン陽性の非浸潤性乳管がん(DCIS)の患者に対し、タモキシフェンよりも再発予防効果が高いことが、今年開催された米国臨床腫瘍学会年次総会で発表され、Journal of Clinical Oncology誌に掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:Be.Futureproof/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■非浸潤性乳管がんに対する第2の再発予防薬の可能性

DCISは、乳管内に異常細胞が認められるものの、乳管外の他の組織へは拡がっていない早期乳がんである。通常、マンモグラフィ検査で検知され、治療をしなければ浸潤性乳がんに進行することがある。

タモキシフェンは、閉経後のエストロゲン受容体(ER)陽性DCIS女性に対し、再発予防の標準治療薬として10年以上にわたり使用されてきたが、アナストロゾールのほうがタモキシフェンより高い効果が期待できる可能性が示された。これらの薬剤はどちらもがんの再発を誘発するエストロゲンの働きを阻害するが、その作用機序は異なり、タモキシフェンがエストロゲンとがん細胞の結合を阻害するのに対し、アナストロゾールはエストロゲンの生成を抑制する。

 

■タモキシフェンよりも高い再発予防効果を発揮

今回、このアナストロゾールの再発予防効果をタモキシフェンとの比較において検証する試験が、米国の複数施設において実施された。試験では、閉経後のER陽性DCIS女性で乳房温存術および放射線療法による治療を受け、残存腫瘍が確認されていない3,104人を対象に、アナストロゾール1 mg/日またはタモキシフェン20 mg/日を5年間投与した。

10年後、両薬剤に乳がん再発の抑制効果がみられたが、再発率はアナストロゾール投与群がタモキシフェン投与群に比べて低かった。再発がみられなかった患者の割合は、アナストロゾール投与群が93.5%、タモキシフェン投与群が89.2%であった。乳がんによる死亡は、アナストロゾール投与群が5人に対し、タモキシフェン投与群は8人、また、浸潤性乳がんに進行した患者は、アナストロゾール投与群で39人、一方、タモキシフェン投与群では63人と、アナストロゾール投与群の方が少なかった。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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