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蛍光試薬で微小乳がんの検出が可能に

2015年07月21日(火)10時00分配信 配信日:15/07/21 10:00 icon_view422view icon_view422view

東京大学、科学技術振興機構(JST)、九州大学は、乳腺手術において蛍光イメージング試薬をスプレーすることで、数分で乳腺腫瘍を選択的に光らせ、周囲の乳腺と、脂肪組織中の乳腺腫瘍を識別できることを共同発表で明らかにした。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:MilitaryHealth/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■術中のがんの取り残しの問題

乳がんの約半数を占める乳房部分切除術では、がん細胞が全て取りきれたかどうか確認するために切断部分の断端にがん細胞が含まれているか、術中に検査して診断する。

しかし病理医不足の中、断端すべてを顕微鏡検査で調べることは困難で実行できない施設があるのも現状である。そのため、術中にがん細胞を簡単、かつ迅速に検出できる新しい方法が望まれていた。

 

■蛍光イメージング試薬の成果

蛍光イメージング試薬は、非浸潤性乳がんをはじめとする様々な乳腺腫瘍を光らせ、今まで肉眼で分からなかった腫瘍を明瞭に描出することが出来る。

実際の乳房切除術においては数センチ大の検体の中から1㎜以下の小さな病変を検出する必要がある。本手法では、乳管の中にある1㎜以下のがん組織も検出可能であることが分かった。試薬の散布から約5分程度で1㎜以下の微小がん部位であっても選択的、かつ強い蛍光強度で光る。

このたび開発したスプレー試薬は病理診断の見落としを無くし、手術での取り残しを防ぐ役割が期待できる。その手法も簡便でかつ安価であることから、この技術が一般的ながん検出手法として普及する上で有用性があると期待している。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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