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ビスフォスフォネートは閉経後乳がん患者の再発リスクを下げる

2015年08月19日(水)10時00分配信 配信日:15/08/19 10:00 icon_view968view icon_view968view

閉経後のエストロゲン受容体陽性乳がんの患者がアロマターゼ阻害剤によるホルモン療法を受ける場合、骨密度低下予防にビスフォスフォネート剤がしばしば処方される。今回、26のランダム化試験のメタアナリシスで、ビスフォスフォネート剤が閉経後女性の再発リスクを低下させることが示された。この結果は、「Lancet」電子版に7月24日掲載された。

 

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写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。(写真:e-Magine Art/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般)

 

■ビスフォスフォネートで骨転移が減少

英国Sheffield大学による早期乳がん患者計1万8,766人を対象としたこのメタ解析では、中央値5.6人年の追跡期間に3,453人が初回再発し、2,106人が再発後に死亡していた。解析の結果、ビスフォスフォネートの投与を受けた患者は、投与を受けなかった対照群と比べ、骨転移が有意に少ないことが明らかになった(RR: 0.83; P = 0.004)。

また、ビスフォスフォネートは骨折リスクを低減することも示された(RR: 0.85; P = 0.02)。しかし全体として、再発率、骨以外への遠隔転移、乳がんによる死亡に関しては、有意な差は認められなかった。

 

■閉経後の乳がん患者では再発、死亡リスクも減少

閉経後患者のサブグループ解析を行ったところ、ビスフォスフォネートは乳がんの再発、遠隔転移、骨転移、さらには乳がんによる死亡についても、有意にリスクを低下させたことが明らかになった。

本解析で明らかになった利益は、ビスフォスフォネート製剤の種類や治療スケジュール、腫瘍の悪性度、ホルモン感受性、リンパ節転移の有無、化学療法との併用などの違いによる影響は見られなかった。

 

■半年に一度の注射投与で再発抑制効果の可能性も

本研究の解析対象となった患者は、2年から5年にわたりビスフォスフォネート製剤による治療を受けていた。同製剤は経口薬もあるが長期的な服用は手間がかかると感じる女性も少なくないが、現在では半年に1回の注射で受けることもできる。

本研究でビスフォスフォネート投与は骨折予防だけでなく、再発抑制などがん関連の利益が示されたことから、「閉経後の乳がん患者は幅広くビスフォスフォネート治療を考慮すべきだ」と、研究者は話している。

 

(Navigene編集部)

 

(情報提供元: ナビジーン)

 

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