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子宮頸がんワクチン、肛門のHPV感染も減少

2011年09月08日(木)17時38分配信 配信日:11/09/08 17:38 icon_view701view icon_view701view
■HPVワクチン、子宮頸部以外でも感染リスク低下?

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種により、女性の肛門がんのリスクも減少するとの研究結果が、8月23日付の英国の医学専門誌「ランセット・オンコロジー(Lancet Oncology)」に掲載された。

この調査は、米ミズーリ大(University of Missouri)の専門家、ダイアン・ハーパー(Diane Harper)氏とスティーブン・フィールターレル(Stephen Vierthaler)氏によるもの。コスタリカの18歳から25歳の健康な女性4210人を対象に行われた。

研究は、HPVワクチン「サーバリックス(Cervarix)」とA型肝炎ワクチンのいずれかを接種する単盲検試験で行われた。投与から4年後に対象者の子宮頸部と肛門へのHPV16型と18型の2種のウィルスについて、感染の有無を調査した。

この結果、サーバリックスの投与を受けていた女性の子宮頸部の感染リスクは、対照群より、76%低く、肛門では62%低かった。

■肛門がんの原因もHPV

肛門がんは発症件数自体は10万人に2例程度と低いが、性差で見ると、女性のほうが男性の2倍かかりやすいといわれる。
肛門がんの要因は、明らかになっていないが、人口全体では、男性同士での性交をする人が肛門がんにかかりやすいとの報告があり、女性に関しても肛門を使った性交がリスクを高める疑いもあるといわれている。

これまでの調査によると、8割方がHPV16型または18型により引き起こされているとの報告があるため、今回の調査でHPVワクチンが、肛門がんの予防にも有効となる可能性も示唆している。

研究チームはランセットに掲載した論文で、肛門がんの対策としてのHPVワクチン接種について、費用対効果などについての判断材料となるべきデータは今後の研究での蓄積が必要であるとしている。
(情報提供元:エスタイル)

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