医薬品/医薬部外品
避妊パッチなどで血栓のリスク警告


米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)は10月27日、女性用の避妊用品のうち経口避妊薬や避妊リング、避妊パッチなどの一部製品で、低用量ピルより血栓リスクが著しく増加すると警告した。
米国の食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)では、10月27日に、女性用避妊用品の一部で、低用量ピルに比較して血栓リスクが著しく増加するものがあるとして、警告を発した。
■リング、パッチ、ドロスピレノン含有剤
同局では、女性80万人以上を対象に、複数の調査を行ってきた。その結果、警告避妊薬のうちドロスピレノンを含むもの、避妊リングの「ニュバリング」(メルク、月一回膣内挿入)、避妊パッチ「オーソ・エブラ」(ヤンセンファーマ、週1回皮膚に貼付)では、低用量ピル服用に比較して、非致死的特発性静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが高まるとしている。
これまで、避妊リングや避妊パッチとVTEのリスクの関連性を示唆する調査報告はなかった。原因はエストロゲンの過剰摂取ではないかとされているが、今後の継続調査が必要とされている。
欧州でも、医薬品審査庁から、ドロスピレノン含有の経口避妊薬と血栓のリスクを関連付けて、警告ラベルへの記載を提案していたが、全体リスクは低いとして、服用停止勧告は出ていなかった。
(情報提供元:エスタイル)
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