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メタボ治療にオキシトシンが有効

2011年12月30日(金)13時45分配信 配信日:11/12/30 13:45 icon_view1649view icon_view1649view
■食欲を抑え、脂肪を燃焼

自治医大の生理学講座の矢田俊彦教授と前島裕子助教らのグループが行った研究で、脳内で分泌されるホルモン、オキシトシンを体内に投与すると、食欲が抑制され、脂肪燃焼を促すため、体重を減少させる効果があることが明らかになったことが、今月になって米国学術誌「エイジング」電子版に掲載された。

この方法が臨床で活用されるようになると、メタボリックシンドロームの治療効果が期待できるという。

オキシトシンは、年齢や性別に関係なく脳内で分泌されるが、女性では特に分娩や授乳の際に多く分泌される。矢田教授らは2年前にこのホルモンが、摂食中枢に働きかけることを解明して以来、オキシトシンの脂肪燃焼効果などを研究してきた。。

■マウスは13%の体重減少

今回の研究では、高カロリーの餌を雄のマウスに8週間与え、体重と内臓脂肪を増加させると共に血糖値を上昇させた上で、体内にオキシトシンを投与した。すると、投与後約1時間から食事量が減少し、3日後から体重も減少した。運動量に変化がないにもかかわらず、内臓脂肪も減少していた。実験により約13%の体重が減少したが、血圧などへの副作用は見られなかった。

■メタボの4つの要素のうち、少なくとも2つをカバー

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満プラス、高血糖・高血圧・高脂血症のいずれか2つ以上を併せ持つことが診断基準。今回の研究で、内臓脂肪型肥満と高血糖に関するオキシトシンの効果が検証されたので、今後は残る高血圧・高脂血症への影響も調査し、最終的にメタボリックシンドロームの治療として確立できるかどうかを評価する。

(情報提供元:エスタイル)

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